Jewish mather（ジューイッシュマザー『ユダヤ人のお母さん』）：達人に訊け！：中日新聞Web前々回の記事「2月の勝者～」で東海生の狂気の母親について触れた。狂気の母親は東海生だけではない。ユダヤ人のお母さんも負けてはいない。東海生の母親以上かもしれない。『英語はコワーイ？』（文・國弘正雄、絵・サトウサンペイ、光文社文庫）から紹介しよう。 『日本の「教育ママ」のイメージをアメリカ人に伝えようと思ったら、Japaneze Jewish matherと言えばよい。ユダヤ人の母親、ことにニューヨークのブルックリンに住む母親の熱心さ、過保護ぶりには定評がある。例えば、蜂蜜を塗った本を赤ん坊になめさせたりする。その幼児体験から愛書家、読書家に育て上げようという七五三的儀式なのだ。末はお医者さんか弁護士かユダヤ教の教父にならせようと、彼女らは息子たちの尻を叩きまくり、世話をやきまくるのである。』 自分たちを守ってくれる国がなく、差別と偏見の中で、教育の力に頼らざるを得なかった面が、ユダヤの人々
