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2018年04月17日 人間は古来、営々と労働してきました。「労働」というものをどうとらえるか。これは人により、国により、時代によりさまざまです。労働は当初、生命維持のためにやらねばならない苦役という否定的な見方が主流でした。時代が進むにつれ、骨折りとしての労働は次第に多様なとらえ方をされはじめます。 ◆古代ギリシャ~労働は奴隷が行う苦役 古代ギリシャのポリス(都市国家)では、食物を作る農耕作業はじめ労働は奴隷が行います。その労働は自然に支配され、身体を酷使し、人間の生理的な欲求を満たすだけの目的であることから軽蔑されました。 また、奴隷とともに、生活用具を作る職人やそれを売買する商人も否定的なまなざしで見られました。 ◆古代・中世のキリスト教世界~神は労働を罰として課した キリスト教において労働はまず、聖書の一節「お前は顔に汗を流してパンを得る。土に帰るときまで」(「創世記」第3章)がベ
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