タグ

読書中と産経に関するtakahiro_kiharaのブックマーク (5)

  • 話題の『ムショぼけ』が描く出所後の悲哀と希望(1/2ページ)

    待ち焦がれた塀の外に出てみれば、独居房で増えた独り言が抜けず、小さな物音にも目を覚まし、コンビニの女性店員とはまともに会話ができない-。刑務所に長期間服役した元暴力団組員の社会復帰をテーマにした9月発売の小説「ムショぼけ」(小学館文庫)が翌10月にテレビドラマ化され、話題を呼んでいる。元組員でかつて服役した沖田臥竜(がりょう)さん(45)が自身の体験をもとに、原作を手がけた。出所直後の戸惑いや逆境をリアルに表現する一方、人間関係の中で希望を見いだす主人公の姿を前向きに描いている。 子とは音信不通に…「ムショぼけ」とは、自由を制限された刑務所で長期間過ごした人が、社会の環境の変化やスピードに合わせることができない現象をいう。 「受刑者は長い刑務所暮らしで塀の外の暮らしに夢を膨らませるが、出所してすぐに現実を突きつけられる」(沖田さん)。暴力団組織の指示で殺人未遂事件を起こし、懲役14年の刑

    話題の『ムショぼけ』が描く出所後の悲哀と希望(1/2ページ)
  • 【書評】それでも必要な理由 『死刑のある国で生きる』宮下洋一著

    「自分の娘が殺されたのに、なぜ犯人は刑務所でのうのうと生きているのか」 「自分の子供が殺されても、裁判官は犯人に同じ判決を下せるのか」 いずれも日で起きた殺人事件の被害者遺族から私が聞いた言葉である。両者とも犯人に死刑を望んでいたが、裁判で無期懲役が確定した。 命を奪われたら命でもって償うべきだ-。多くの遺族は、犯人に対しそう感じているだろう。だが、中には慎重な見方を示す遺族がいるのも事実だ。それは犯行動機や犯人が内省しているか否か、遺族と被害者との関係性、犯人は未逮捕のままか、など事件を取り巻くさまざまな事情によっても微妙に変化する。 ゆえに遺族感情は複雑だ。犯人が死刑に処されても、被害者は生き返らない。では命と引き換えに「罪を償う」のは可能なのか。書は、白黒の判断が難しい死刑をテーマに真正面から切り込んだノンフィクションである。 現在、死刑を実質的に廃止している国は、欧州各国を含む

    【書評】それでも必要な理由 『死刑のある国で生きる』宮下洋一著
  • 【書評】『恐怖の美学』樋口ヒロユキ著

    恐怖という言葉が懐かしく思える時代になったのは、あらゆるものを可視化することで、人間が恐れることを知らなくなったからではないか。書を読みながら、そんなことを考えた。 副題は「なぜ人はゾクゾクしたいのか」。妖怪やUFO、心霊写真にノストラダムスの大予言など、どきどきしながら見た映像、出版物の考現学的考察に加え、ゴヤ、ルドン、ムンクら巨匠のぎょっとする絵画作品の美学的な論考など、ギャラリー経営者らしい視点で「恐怖」を説いていく。各章に参考文献が付けられており、読書案内も兼ねている。(アトリエサード・2750円)

    【書評】『恐怖の美学』樋口ヒロユキ著
  • 【聞きたい。】漢那朝子さん 『南米レストランの料理人 海を越えて沖縄へ 日系家族のかたいつながり』(ボーダーインク・2420円) どんな所でも生きていける

    「建築家の息子が数年前に沖縄へ事務所を移して以来、南米料理の店を見つけては行っていました。息子はベネズエラ生まれで、中南米のお料理が好き。(経営者は)日系人という情報があり取材を始めました」 豆料理や餃子に似たエンパナーダなど、ボリューム満点の家庭料理は米軍関係者も好む。店を営むのは、かつて沖縄から南米アルゼンチン・ペルー・ブラジルへ移住した日系人の2世や3世だ。書は彼らの家族の物語。8店9家族を取り上げた。料理より彼らの生き方に焦点を当てている。 かつての出稼ぎブームで日に来た日系人の中には南米へ帰国した人もいる。書に登場する家族は、なぜ沖縄社会に定着したのか。 「南米で成功し、家族で戻る資金があった。南米の政情が悪くなる一方、沖縄国際海洋博(昭和50年)の頃などに日の景気が良くなり、沖縄の親戚が呼び寄せて応援しました」。ただ、開店までには「かなりの苦労があった」とみる。 政情悪

    【聞きたい。】漢那朝子さん 『南米レストランの料理人 海を越えて沖縄へ 日系家族のかたいつながり』(ボーダーインク・2420円) どんな所でも生きていける
  • 【衝撃事件の核心】「日本にいても自殺するだけだから」オウム再来の如きイスラム国「戦闘員志願」事件…高学歴「厭世観」が背景に(1/7ページ)

    イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の戦闘員に加わろうと、北海道大学の男子学生(26)=休学中=がシリア渡航を企てた事件は、就職活動の失敗などで深めた厭世(えんせい)観が背景にあるとの見方が強まっている。北大生の周囲には複数の支援者が集まり、日人戦闘員が誕生する可能性は十分にあった。捜査関係者からは、同じような厭世観から多くの高学歴者が入信して前代未聞の無差別テロを引き起こしたオウム真理教事件の再来を危惧する声も出ている。 「どうせ1、2年後に自殺するから…」 「シリアに渡ってイスラム国に加わり、戦闘員として働こうと思った」 今月6日、刑法の私戦予備・陰謀の疑いで関係先を家宅捜索された北大生は、警視庁公安部の任意の事情聴取に意図を明かした。 北大生はその理由について、「就職活動がうまくいかなかったから」と説明。知人らには「どうせ1、2年後に自殺するから、シリアで死んでも変わらない」「

    【衝撃事件の核心】「日本にいても自殺するだけだから」オウム再来の如きイスラム国「戦闘員志願」事件…高学歴「厭世観」が背景に(1/7ページ)
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2017/02/15
    厭世自殺でググってヒット。
  • 1