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ブックマーク / book.asahi.com (94)

  • 『「なんで英語やるの?」の戦後史』書評 「必修でない日本」あり得たか|好書好日

    「なんで英語やるの?」の戦後史 《国民教育》としての英語、その伝統の成立過程 著者:寺沢 拓敬 出版社:研究社 ジャンル:教育・学習参考書 事実上の必修教科として扱われてきた英語。なぜそうした現象が起きたのかを検証しながら、国民教育としての英語教育の成立過程を分析。日の戦後史を教育社会学的手法によって浮き彫… 「なんで英語やるの?」の戦後史 [著]寺沢拓敬 中学校の学習指導要領で外国語が必修になるのは2002年のこと。ついこの前までは制度上は選択科目に過ぎなかった。戦後初期は名実ともに選択科目だった英語が「事実上の必修」となったのは1950年代から60年代にかけて。「3年間のうち一度は学ぶ」から「すべての生徒が3年間学ぶ」ようになった。背景には英語教師の運動による、高校入試への英語導入や、ベビーブームの影響(生徒増で増えた英語教師に、生徒数が落ち着いた後に余裕ができた)があるとみる。農村

    『「なんで英語やるの?」の戦後史』書評 「必修でない日本」あり得たか|好書好日
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2014/04/16
    "「英語が必修でない日本」もあり得たのか"英米が世界を制覇してなかったらね。/図書館に入荷してたから、借りてきた。
  • 『「家族」難民』書評 行き着く先は年間20万余の孤立死|好書好日

    このままでは、年間20万人以上が孤立死する!? 「パラサイト・シングル」「婚活」などの言葉で社会動向を先取りしてきた社会学者が、未婚化・単身化が進む日の未来に警鐘をなら… 「家族」難民 生涯未婚率25%社会の衝撃 [著]山田昌弘 「パラサイト・シングル」「婚活」といった流行語を世に送り出し、家族問題を検証してきた筆者による新刊。今回のキーワードは、「難民」と穏やかではない。家族とは「自分を必要とし、大切にしてくれる存在」であり、それは経済的・心理的両面のケアをしてくれる人を意味すると筆者は述べる。それゆえ家族を持てない人や家族の支援が期待できない人の抱える困難は極めて大きい。もはや難民と呼んでいいレベル……というのは、決して誇張ではない。 これまで日社会は、家族を標準単位として、社会福祉等の制度を整備してきた。だが周知のように、現在「シングル(単身)」つまり配偶者のいない人が急増してい

    『「家族」難民』書評 行き着く先は年間20万余の孤立死|好書好日
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2014/04/16
    これは買ってもいいなぁ。だってまさにオイラのことだもん。あ、でも目次見たら、難民を生み出さない方策の話が多くて、すでに難民化した人々をどう救うか、の話はなさそうorzなら図書館で探すか。
  • 書評・最新書評 : 驚くべき日本語 [著]ロジャー・パルバース - 隈研吾(建築家・東京大学教授) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■世界言語にもなりうる可能性 一種の日礼賛かと読みはじめたら、見事に裏切られた。筆者は、日語を礼賛するが、現在の日、日人に対して批判的である。日語と日人は別物であり、日語は「驚くべき」であるが、日人はもっとタフになって、自分を開き、国を開けと、筆者は提案する。 日語の持つ大きな可能性に対しての分析は、4カ国語を自由にあやつる筆者ならではの説得力がある。極めて限られた語彙(ごい)をベースにしながら、そこに接頭語、接尾語などを自由に付加することで、他の言語では達成できないような効率性、柔軟性を持つ日語は、充分に英語にも匹敵する世界言語たりえるという分析である。日語を他言語に通訳する場合、同一内容が倍の長さになるともいわれるが、日語の質的な効率性、機能性ゆえだったのである。オノマトペの多用も、日語の表現力を倍化させているらしい。 しかも日語は曖昧(あいまい)な言語

    書評・最新書評 : 驚くべき日本語 [著]ロジャー・パルバース - 隈研吾(建築家・東京大学教授) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2014/04/16
    "日本語と日本人は別物であり…国を開け"結局言いたいのはそこかい、という気もするが、図書館で見かければ。
  • 北山修「意味としての心」書評 言葉による治療、別の物語に変換|好書好日

    ISBN: 9784622077855 発売⽇: 2014/02/08 サイズ: 20cm/317,34p 欧米由来の精神分析の用語や概念を日文化のなかで捉え直し、活かす「日語臨床」の観点から研究と臨床活動をすすめてきた著者が、日々の臨床や日常生活のなかで着目し、理解を深め… 意味としての心―「私」の精神分析用語辞典 [著]北山修 過去に書いた論考や随筆や事典原稿を集めたら精神分析の用語辞典になった。それほど著者は言葉による治療にこだわってきた。 心のあがき、軋(きし)み、焦り、躓(つまず)き、へたれ……。ひとの心は千々に乱れ、もつれる。やりきれないこと、割り切れないこと、憤(うっぷん)や塞ぎがどんどん溜(た)まってくる。 そこには「心の台」というべきものがあり、それを「悲劇やまずい筋書き」として、つまりは失敗や転倒として反復しているうちに、ひどくこじれて問題行動や症状になって出る

    北山修「意味としての心」書評 言葉による治療、別の物語に変換|好書好日
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2014/03/25
    なんか「うあぁ」な本だけど。図書館で見かけたら。
  • 書評・最新書評 : 嘘発見器よ永遠なれ―「正義の機械」に取り憑かれた人々 [著]ケン・オールダー | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■人の心をのぞき、歴史まで変えた機械 朝晩の血圧を自分で測るようになってわかったことがある。会社のことが頭をよぎると、きまって高くなる。 体は正直だ。そこに目をつけたのが、俗にいう「嘘(うそ)発見器」(ポリグラフ)である。 米国では、被疑者でない人々まで血圧や脈拍などで心を探られてきた。この機械に振り回された大国の裏面史が、このから見えてくる。 ことの始まりは1920年代初め、カリフォルニアの大学町の女子学生寮であった盗難事件だ。宝飾品などが盗まれ、寮生に嫌疑がかかる。理系の博士号をもつ警察官ラーソンが血圧を連続測定する手製の機械で寮生の一人を追い詰め、自白を引き出した。 同様の機械は、全盛期には企業が社員の忠誠を試す道具ともなって全米に広まった。 連邦政府内で同性愛者さがしに使われたことを書いた後、著者は「エリートたちが躍起になって男らしさを示そうとするあまり、アメリカをベトナム戦争

    書評・最新書評 : 嘘発見器よ永遠なれ―「正義の機械」に取り憑かれた人々 [著]ケン・オールダー | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 「脳のなかの天使」書評 なぜ美を感じる? ヒトの特性に迫る|好書好日

    脳のなかの天使 [著]V・S・ラマチャンドラン ルリボシカミキリの青を、私は限りなく美しいと感じるが、ルリボシカミキリ自身は、仲間の背中の模様を、私が感じるように感じてはいない。おそらく彼らにはそれは青色ですらない(虫は色彩をもたない)。美とは一体何だろうか。この思考実験からわかるように、美は客観的な存在ではなく、私たちの心の作用としてある。美術家の森村泰昌は、芸術の質は「まねぶ」ことにあるといった。まねすることは学ぶこと。 意外なことに、脳科学の進展は、芸術家の直感と極めて近いところに焦点を結びつつある。書は、ベストセラー『脳のなかの幽霊』の著者が、美の起源とヒトの脳の特性を縦横無尽に論じた最新作。読まずにはいられない。 美を感じることは、生物学的に根拠がある。生存に必要なことを自然界から抽出する操作として。青に美を感じるのは、海や大気の色だから。ダイヤモンドの輝きが美しいのは、水の

    「脳のなかの天使」書評 なぜ美を感じる? ヒトの特性に迫る|好書好日
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2013/09/26
    図書館にあるから、読んでみるつもり。→まずは「脳のなかの幽霊」を読んだ方が良いかな?と思った。
  • 「海を渡った人類の遥かな歴史」書評 冒険性を否定する、人と海との親密さ|好書好日

    海を渡った人類の遙かな歴史 古代海洋民の航海 (河出文庫) 著者:B.フェイガン 出版社:河出書房新社 ジャンル:一般 海を渡った人類の遥かな歴史―名もなき古代の海洋民はいかに航海したのか [著]ブライアン・フェイガン 人間の住む世界から遠く離れた北極の氷の中や太平洋に浮かぶ孤島を訪ねた時、いつも考えることがあった。はるか昔、何千、何万年という昔に、海図も六分儀もないのに、ここまで来た人たちがいたのだ。水平線のはるか向こうを目指した古代の人たちの胸の内に思いをはせた時、私はいつも心が震えるような思いがした。 陸地を離れて海へ出る。人類がアフリカを出て世界へ拡散していく歴史の中で、それは確かに最も想像力を刺激する一歩だった。書はそのことについて書かれただ。歴史の教科書に太字で記される華々しい海戦や探検家の航海について触れたものではない。天体を見て遠洋に漕(こ)ぎ出したポリネシア人や、大三

    「海を渡った人類の遥かな歴史」書評 冒険性を否定する、人と海との親密さ|好書好日
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2013/06/25
    図書館に入れば、見てみる。
  • 「ネアンデルタール人 奇跡の再発見」書評 あり得たもう一つの「人類」|好書好日

    長年、不明になっていた、考古学や人類学にとって非常に重要な、ネアンデルタール人骨の出土地点が、発見から143年を経て奇跡的に特定された。何が「再発見」を可能にしたのか? … ネアンデルタール人 奇跡の再発見 [著]小野昭/化石の分子生物学 [著]更科功 人権、人命、平等の尊重。我々人類にとってあまりにも普遍的な規範は、実は意外なことに2万数千年ほど前に起きたある偶然の上に成り立っている。ネアンデルタール人の消滅。化石が発見された当時、学者たちは、ヒトの祖先のものだとみなした。 しかしここ十数年のあいだに事態は大きく展開した。全く不可能だと思われていた化石中の残存DNAを解析する方法が編み出されたのだ。 ドイツではネアンデルタール人再検討の機運が高まった。博物館秘蔵の国家的至宝クラスの化石をくり貫(ぬ)いて、DNAを取り出したいと考えた。成功する確率は極めて低い。言ってみれば、日なら金印の

    「ネアンデルタール人 奇跡の再発見」書評 あり得たもう一つの「人類」|好書好日
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2012/11/03
    検索したら図書館にあったから、今日行ったとき見てみる。→借りてきた。
  • 「収奪の星 天然資源と貧困削減の経済学」書評 後代に責任とる 合意形成の道|好書好日

    「資源の呪い」のメカニズムとは? ガバナンスと資源の関係とは? 資源の探査、政府によるその価値の確保から、資源収入の消費、貯蓄、投資まで、アフリカなどの現状を分析し、その… 収奪の星 天然資源と貧困削減の経済学 [著]ポール・コリアー 資源は途上国にとって両刃の剣だ。収入は増えるが、利権と汚職の温床になったり、資源収入への過度の依存で国民の勤労意欲まで消えたり。この「天然資源の呪い」を指摘した一人が、書の著者コリアーだ。 でも、あらゆる国は何らかの天然資源を持つ。それをきちんと活用して、天然資源の呪いから脱するには? それが書のテーマだ。 その指摘は単純ながら重い。まず、天然資源の呪いは行政能力の問題だということだ。政治家の汚職を監視し、国富を国民に還元する仕組みが弱いので、資源の利益が外国や汚職政治家に吸い上げられ、無駄な投資が起きる。 さらに著者は、その背後にある思想の問題も指摘す

    「収奪の星 天然資源と貧困削減の経済学」書評 後代に責任とる 合意形成の道|好書好日
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2012/06/12
    見てはみるつもり。→結構おもしろそうだった。
  • コラム別に読む : ふしぎなキリスト教 [著]橋爪大三郎、大澤真幸  - 佐々木俊尚(ジャーナリスト) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■世界の「普遍」を知るために 今年の新書大賞を受賞した書は、社会学者2人がキリスト教の基概念を快刀乱麻を断つがごとくばっさり構造化して説明している。たとえば奇蹟(きせき)とは何か。世界はすみずみまで合理的で誰も自然法則を動かせず、ただ神だけが法則を一時停止して奇蹟を起こせる。つまり世界の合理性が前提にあるからこそ、奇蹟の概念が成り立つのだという。世界に合理性を求めない日の伝統とは前提が違う。 書が売れている背景には、二つの要因があると考える。 近代以降の日と国際社会の戦いは、言ってみれば普遍をめぐる戦いだった。孤立した島国に住む日民族には、世界と勝負できる普遍性がない。だが戦後の高度成長では日のものづくりが世界市場を席巻し、日の生んだVHSやCDといった規格が世界標準へと達した。しかし昨今はすっかり失速し、ガラパゴスという流行語が陰(いんうつ)に日を覆っている。普遍の獲

    コラム別に読む : ふしぎなキリスト教 [著]橋爪大三郎、大澤真幸  - 佐々木俊尚(ジャーナリスト) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • アサヒ・コムBOOK

    NHK『きょうの料理』テキスト創刊60周年記念イベント 鈴木登紀子×後藤繁榮トークショー 名コンビが贈る! わたしと『きょうの料理

    アサヒ・コムBOOK
  • 「数学者の哲学+哲学者の数学」書評 リスク社会で果たすべき役割とは|好書好日

    数学者の哲学+哲学者の数学歴史を通じ現代を生きる思索 [著]砂田利一、長岡亮介、野家啓一 数学者(砂田)、哲学者(野家)、そして元カリスマ予備校教師でもある数学史家(長岡)の3人が、数学と哲学との「あいだ」にある様々な問題を論じ合った。数学と哲学は、古来表裏一体の関係にありながら、現代では数学理論の高度化につれて溝が深まっている。二つの分野の専門家が時にはかみ合わないやりとりを重ね、時には新たな発見にひざを打つさまが楽しい。数学者と数学史家が、例えば「無限」をどう考えるかといった根的な点で対立する場面にも引き込まれる。震災後に語られた終章「学問の責任について」では、リスク社会において哲学と数学の果たすべき役割について議論。「実りある不一致」の重要さを確認している。 ◇ 東京図書・2310円

    「数学者の哲学+哲学者の数学」書評 リスク社会で果たすべき役割とは|好書好日
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2012/02/14
    これまた、図書館に入ると良いなぁ。
  • 【レビュー・書評】グラハム・ベル空白の12日間の謎―今明かされる電話誕生の秘話 [著]セス・シュルマン - 書評 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    グラハム・ベル空白の12日間の謎―今明かされる電話誕生の秘話 [著]セス・シュルマン[掲載]2010年10月31日[評者]辻篤子(社論説委員)■「歴史」は書き換えられるのか グラハム・ベルの電話の発明物語は人類史上に名高く、ベルは人類に大きな恩恵をもたらした偉人として知られる。 ところが、実は、他人の発明を盗んだのかもしれない。まさか? だれもがそう思う。 書の著者も初めはそうだった。米マサチューセッツ工科大の研究所で1年間、科学技術史に関する書物の世界有数のコレクションを使って自由に研究する機会を与えられ、取材にも歩きながら調べるうちに疑いが確信に変わる。その過程をつづった書は格ミステリーさながらに、読者を引き込んでいく。 きっかけは、ベルの実験ノートに記された一枚の図だった。電話の基的なアイデアを示したものだが、不思議なことに、12日間の空白の後に突然登場する。それこそ天才の

    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2012/02/06
    別なページ(今は削除されてるorz)からこの本の書名を知ったんだけど。
  • 【レビュー・書評】ヒューマンエラーは裁けるか─安全で公正な文化を築くには [著]シドニー・デッカー - 書評 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    ヒューマンエラーは裁けるか─安全で公正な文化を築くには [著]シドニー・デッカー[掲載]2009年12月20日[評者]高村薫(作家)■日常業務が「過失」に変わる瞬間 大きな列車事故が起きる。多数の死傷者が出る。さあ、誰のせいだ? 事故はなぜ起きたのだ? 責任者は出てこい。説明責任を果たせ――。こうして社会も被害者遺族も「真相」を求め、事故を起こした当事者の刑事罰を求め、二度と同じ事故を起こさない安全対策を求めるのだが、司法の場でこれらが果たされるとするのは幻想かもしれない。書は、そう考えるに足る証拠と論理を積み上げ、私たちの常識をくつがえしてゆく。 事故は、日常的に繰り返す業務をある日突然「過失」に変える。たとえば、調剤の際の勘違いで薬の濃度を誤り、患者を死亡させた看護師がいる。彼女はたしかに間違えたのだが、看護師による投薬は病院という複雑なシステムの一部にすぎない。実際、この事件では読

    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2010/11/20
    図書館にあった。