“ロボット”という語は、チェコの作家カレル・チャペックの戯曲『R.U.R.』(1920年発表)に初めて登場します。それから90年以上を経てなお、ロボット、アンドロイド、サイボーグなどの言葉は、なんだか未来感がありますよね。フィクションの題材としてもなじみが深く、スターウォーズのC3POとR2D2は有名ですし、ターミネーターはのちにカリフォルニア州知事にまで登りつめました。日本人にとっても、鉄腕アトムやドラえもんは限りなく人間に近いロボットとして親しまれる存在ですし、初音ミクは現実と仮想現実をつなぐアイドルとなりました。また、フィクションだけにとどまらず、現実でも本田技研のASIMOのような二足歩行ロボットが技術的に可能になっていますし、iRobot社のルンバは実生活において家事の一端を無人化することに成功しました。 軍事の世界では実はかなり以前から兵器の「無人化」が始まっています。ただし、