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ブックマーク / academist-cf.com (2)

  • 旭川市に生息するカタツムリから新種の吸虫を発見! – 身近な環境に隠された生物多様性

    カタツムリを中間宿主とする寄生虫 子どものころに一緒に遊んだカタツムリ、そういえば大人になってからは見かけないな……。そんなひっそり生きている動物の、さらに内部に暮らす「寄生虫」に焦点を当てた大人たちがいます。寄生虫のなかでも吸虫類(扁形動物)はその発育環を完成させるために1つあるいは2つの中間宿主を必要とすることが多いのですが、一部のものはその中間宿主としてカタツムリの仲間を利用します。写真はすべて北海道旭川市に生息するカタツムリです。こんなに種類があることをご存知でしたか? 旭川市に生息するカタツムリ。公園に行けばすぐに見つけることができるが、州では見られない、もしくは数が少ないものが多い。A:エゾマイマイ、B:サッポロマイマイ、C:ヒメマイマイ、D:オカモノアラガイ、E:パツラマイマイ 今回私たちは、旭川市内にいるカタツムリがある吸虫の中間宿主になっていることを突き止めました。さら

    旭川市に生息するカタツムリから新種の吸虫を発見! – 身近な環境に隠された生物多様性
  • 「ヘビににらまれたカエル」の生き残り戦略 – ヘビを引きつけてから逃げることで生残性が高まっている

    ヘビとカエルの攻防 捕者と被者は、共進化の過程でさまざまな戦術を発展させてきたと考えられています。両者の駆け引きに関する研究はこれまで数多くなされており、また、どのような行動が捕や捕回避に適しているのかを評価する理論的研究も進んでいます。しかしながら、戦術と呼ばれるものが実際どのように機能しているのかについて実証的な知見は十分に得られていませんでした。 捕回避における従来の一般的な認識のひとつに、捕者に近づかれないうちに逃げた方が逃げ切りやすいというものがありました。しかしながら、この認識のもとでは説明のつかない行動をとる動物もいます。「ヘビににらまれたカエル」という言葉があるように、カエルの多くは、天敵であるヘビに直面するとまず静止します。そして、ヘビに至近距離まで近づかれてから逃げ始めます。 この行動は、捕者の接近を許すという点で専ら生残性を低めるものとして考えられてきま

    「ヘビににらまれたカエル」の生き残り戦略 – ヘビを引きつけてから逃げることで生残性が高まっている
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