2018年10月26日 コーヒーといえばブラジルじゃないですか。なのにどうして“アラビアコーヒー”が有名なのか、コーヒールンバの歌い出しは、なぜ「むかし、アラブの偉いお坊さん」なのでしょうか。 関口一郎氏の『新装 煙草と珈琲―その伝搬史』を読んだら、その理由がわかったのです。コーヒールンバの歌詞のいいところと、メチャクチャなところを説明しましょう。 コーヒーの原産地はエチオピア 世界で最初にコーヒーを飲んだのはカルディさんと言われています(諸説あります)。カルディさんはヤギの放畜をしていました。エチオピア・アディスアベバ付近で、ヤギさんが真っ赤な果実をむさぼり食べていました。すると、ヤギさんは奇妙な鳴き声をあげ、はしゃぎだし、愉快そうに跳ね回りました。それを見ていたカルディさん。自分も食べてみました。すると、次第に気分が爽快に。なんともいえない良い気分になりました。 イエメンで栽培される