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ブックマーク / www.gqjapan.jp (5)

  • 宗教とセックスに救われる毎日 高学歴・低年収な33歳女性の貧困

    神奈川県のある工場の多い地域、中小の工場と民家が入り交じる街のアパートに、現在、非正規で品工場に勤める山口恭子さん(33歳、仮名)は住んでいる。家賃6万円。9年前、24歳のときに関西屈指の学府である大阪大学大学院修士課程を卒業し、有名企業に就職のため上京。一部上場メーカーの商品開発部に勤めたときから住んでいるアパートだ。 インターホンを押すと、恭子さんは玄関を開けて顔をのぞかせた。童顔でかわいらしく、年齢より若い。部屋の中に入ると、カーテンは閉めっぱなしで薄暗かった。部屋の掃除はしていないようで、フローリングの床にはゴミやホコリが何重にも積もっている。備え付けのベッドの周りや部屋の四角には洋服や新聞、書籍が散らばり、足の踏み場がないほどだった。

    宗教とセックスに救われる毎日 高学歴・低年収な33歳女性の貧困
  • レイシズムを織り込んだ制度自体を問う──アボリション·デモクラシーとBLM【ブラック・ライヴズ・マターを考える vol.3】

    レイシズムを織り込んだ制度自体を問う──アボリション·デモクラシーとBLM【ブラック・ライヴズ・マターを考える vol.3】 世界中に波及する「ブラック・ライヴズ・マター」運動を、アメリカの黒人の歴史を専門にする藤永康政さんと考える。第3回は、急速に支持を拡大する「廃止論者のデモクラシー(abolition democracy)」について。

    レイシズムを織り込んだ制度自体を問う──アボリション·デモクラシーとBLM【ブラック・ライヴズ・マターを考える vol.3】
  • 男子がピンクを着たっていいじゃない!:色にまつわるジェンダーコードを考える── 4人の男性学ファッション論②

    突然ですが、あなたの家族や友人の出産祝いに服を贈るシチュエーションを想像してみてください。生まれた子どもが男の子だったとしたら何色の服にするでしょうか。あるいは、女の子だったら何色を選ぶでしょうか。おそらくほとんどの人が、男の子にはブルー、女の子にはピンクの服を贈ると答えると思います。しかしながら、ベビー服の色について改めて考えてみると、こんな疑問がわき上がってきます。男の子=ブルー、女の子=ピンクというジェンダーコードはいつ頃できあがったのだろうか、と。 実は、その色分けが明確になったのはそれほど昔のことではありません。服飾史におけるピンクの意味を再考するファッション展『ピンク─パンクで、かわいく、力強い色』のキュレーターであるヴァレリー・スティールによると、1920年代にアメリカの『タイム』誌がベビー服を扱う店を対象として行った調査では、女の子にはブルー、男の子にはピンクがふさわしいと

    男子がピンクを着たっていいじゃない!:色にまつわるジェンダーコードを考える── 4人の男性学ファッション論②
  • 日本共産党・山添拓さんに訊く。政治はLGBTQ+をめぐる状況をどう変えていけるのか?

    同性婚と憲法改正を絡めるのは、古い家族観に囚われた人の“為にする議論”──山添さんのことは、LGBTQ+関連のイベントや、デモなどで以前からよくお見かけしています。こうした問題に関心をもたれたきっかけは何ですか? 山添拓:2016年、東京レインボープライドに初めて行ったんですよ。ちょうど参院選への出馬を決めた頃のことで、周囲からも性的マイノリティの問題について知っておくべきだから、と勧められたのがきっかけです。それで、行ってみたらすごく楽しかった。心の壁を感じない、フラットな空間だなと思いました。パレードをしていても、渋谷の街の空気がとてもあたたかくて。 ──沿道から声援が聞こえたり、手を振ってくれる人もいますしね。 山添:私たち日共産党もデモやパレードをしますけど、それと比べると周囲の反応があたたかいな、と(笑)。盛り上がりというか、その熱量に感動しましたね。 ──山添さんは弁護士でも

    日本共産党・山添拓さんに訊く。政治はLGBTQ+をめぐる状況をどう変えていけるのか?
  • 止まらない精子減少の行方──人類の終わりのはじまり?

    今後40年で精子はゼロに? 男は呪われている。男の命運は尽きた。もはやそれは公然の秘密だ。いずれ死に絶える。女も道連れだ。そもそも男は女よりも早死にする。肥満や喫煙、酒の飲み過ぎや薬のやり過ぎで死ぬのは男が多い。働き過ぎで死ぬのも多い。男はさっさと死んで未亡人を残す。 死に急ぐだけではない。どうやら男は人類を滅亡へと導びこうとしているらしい。昨年の夏、ヘブライ大学(イスラエル)とマウント・サイナイ医科大学(アメリカ)の研究者らが発表した調査結果によると、米欧およびオーストラリアとニュージーランドに暮らす男たちの精子数はこの40年で半分以下に減った。つまり、今の男は祖父の代に比べて半分しか精子を作っていない。私たちの生殖能力は半減したのだ(研究チームは世界の他地域に暮らす男性のデータも参照したが、条件が違うので比較できないと判断して除外した)。 この論文は、ヘブライ大とマウント・サイナイの疫

    止まらない精子減少の行方──人類の終わりのはじまり?
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