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ブックマーク / www.univcoop.or.jp (1)

  • あの頃の本たち 「四年間の幸福」伴名 練

    四年間の幸福 伴名 練 Profile 高校まで、周りにSFファンはいなかった。正確に言えば、かつて星新一のショートショートだけは読んでいたというクラスメートは何人かいたし、読書好きの友人には広義のSF作品を読んだことがある人も当然いた。けれども、SFというジャンル自体を愛好して、国内外の作品に次々手を伸ばしている人を、中学校や高校で探し出すことはできなかった。中学時代に国語教師の発案で、生徒全員に今読んでいるのタイトルを申告させてそのリストを廊下に貼り出す、という行事が定期的に行われていたが、そのリストが貼られる度に私がくまなく確認しても、同じ趣味の人間を見つけ出すことは叶わなかった。 だから、大学に入ったらSF研究会の門を叩くことは決めていた。そのモチベーションには、SF翻訳家・書評家である大森望が所属していた京大SF研への憧れ、というものも含まれていた——私が強い影響を受けた、大森

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