順番に考えてみましょう。 皆既月食で月が赤くなる理由と光の屈折の関係月が赤く見えるのは夕焼けと同じ原理。 光が大気を通過するうちに波長の(相対的に短い)青や緑成分が拡散するため、赤い色が長く生き残って月に到達すると説明されています。 さて、赤が残るのは分かった、屈折するのも分かった。けれど、なぜ赤色の範囲が広がるのではなく狭まるのでしょう。 また、本影と半影ってどういうことでしょうか。 ひかりの性質を把握する夕焼けが赤く見えるのは、青や緑が拡散しやすく、赤がもっとも遠くまで届くからと説明されます。 逆に昼間の空が青いのは、波長の短い青ほど多く拡散するためと言われます。 その原理を考えてみます。 光の三原色すべてを合わせると白になる3種の色を「光の三原色」といいます。 太陽の光は3つの原色をすべて含んでいるために白に見えます。 ■ 赤(波長: 625 – 740 nm) ■ 緑(波長: 50