気候変動に関しては様々な仮説(命題)が科学的に検証されているが、今回の研究は「気候変動による温暖化は人間の脳に影響しているのか?」というものだ。 その研究結果によると、どうやら影響があるようだ。 ロサンゼルス自然史博物館の研究者が、過去5万年における気候変動とヒトの脳の大きさとを比べてみたところ、気温が上がると脳が小さくなることが明らかになったのだ。 その影響は私たちの認知機能が低下するほど大きなものである可能性すらあるという。 この研究は、私たちの体が環境から受けるストレスに対してどのように反応するのかを示したもので、温暖化が人間の行動に与える影響を理解するヒントになるという。