リレーコラム:「サッカーとは何か」を考える。#1 らいかーると 6月1日、林舞輝著の『「サッカー」とは何か』、山口遼著の『最先端トレーニングの教科書』が同時発売した。2冊ともに、欧州で進んでいるアカデミックな理論体系(戦術的ピリオダイゼーションや構造化トレーニング)を読み解き、実践することをコンセプトにしている。こうした理論のバックボーンになっているのは「サッカーとは何か」という根源的な問いかけだ。そこでこの2冊を読んだ様々な論客にあらためてこのテーマについて聞いてみた。 『「サッカー」とは何か』と『最先端トレーニングの教科書』は欧州の人がサッカーについて本気出して考えてみたことが日本人の視点で載っている本です。戦術的ピリオダイゼーションや構造化トレーニングについてこれらの本から学んでいくと、欧州の人たちのサッカーに対する考えの深さに驚かされること間違いないでしょう。欧州の人たちはどれだけ