ノーマンズランド(英語: no man's land)は、「所有者のいない土地」「無人地帯」「荒地」あるいは「軍事対立の中間の、いずれの勢力によっても統治されていない領域」を意味する英熟語[1][2]。第一次世界大戦中に成立した語で[3]、転じて一般的にはっきりしない状態、球技ではコート内の戦術上不利な場所(例:テニスではサービスラインとベースラインの中間)[4]、医療では手術においてメスを入れてはならない部分を指す。 地理 アメリカ合衆国オクラホマ州の同名の地名についてはオクラホマ・パンハンドルを参照。 軍事 無人地帯(中間地帯)のこと。 政治哲学 ハンナ・アーレントが『人間の条件』(1958年)の中で述べた閾的な空間概念。全体主義を克服しようとする都市市民にとって、公的領域でも私的領域でもない、決定的に重要な中間的空間を指す。[5] 映画 1984年の映画についてはノーマンズランド (