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読書中と化学に関するtakahiro_kiharaのブックマーク (9)

  • 生理活性物質? 生物活性物質? | Chem-Station (ケムステ)

    最近めっきり時間の取れなくなったcosineです。今回は薬学系ならではの短めエントリを。 医薬と関わる世界にいると、「生物に効果を与える化合物」にものすごく沢山出会います。これをひっくるめて一般には何と呼んでいるでしょうか。「医薬」ではありません。なぜなら「毒」も含まれるからです。 「生理活性物質」と呼ぶ人が多いと思います。しかし一方では、「生物活性物質」と呼ぶ人もいます。 いやいやどっちも変わんねーじゃん?と思うかも知れません。 しかし実情は少し違います。 実はこの用語は、専門家視点から厳密な使い分けが提案されています。この文章に依れば 生物活性物質: 「毒でも薬でもとにかく生体に作用があれば良いという物質」 生理活性物質: 「ある生体のなかに来存在するもので、その生体のために役立っている物質」 ざっくりいえば外因性か内在性か、という違いがあるのです。 つまり我々が日常使っている医薬品

  • Taro-ウェーラーは何をしたのか

  • フランス留学!! « Place de la Francophonie

    フランス語と窒素 以前にも述べたように1)、フランス語と英語の化学用語は似て非なるものがある。しかしそれらの多くは文法的な違いに起因し、また発音も若干違うだけだから、まるっきり「歯が立たない」というわけでもない。例えば、以前の例1)のデオキシリボ核酸(英:DNA, Deoxyribo Nucleic Acid)は、フランス語ではADN (Acide Désoxyribonucléique)というが、これは単語そのものの綴りが若干違い、また修飾語の順序が変わっただけである。ところがどっこい、フランス語の化学用語において、綴りから発音まで英語とはまったく違い、かつ化学に従事する上では欠かせない単語がある。それは「窒素」である。 僕は有機化学の専攻であったので、当然のことながら有機化合物が研究の対象となる。 典型的な有機化合物ではまず、炭素(C)、次に水素(H)、その次に酸素(O)、そして窒素(

  • 1.1.1タングステンについて

  • ニオブ(Nb)~アメリカでは「コロンビウム」と呼ばれた元素

    19世紀初頭、化学者たちは鉱物学に興味を抱きました。ニオブは、この時代に発見された元素の一つで、その経緯はバナジウムにとても似通っています。すなわち、両者はほぼ同時期に最初の発見者によって見出され、化学的な論争の過程で再発見されたのです(バナジウムについてはココをクリック)。ニオブの歴史をたどってみましょう。 ニオブの最初の発見 大英博物館を創設したH.スローン卿は王立協会会長で、名だたる収集家でもありました。スローン卿は同館に書籍、美術品、鉱物など自身の収集品を寄贈した一人で、アメリカに居る彼の知人のJ.ウィンスロップ二世もまた、600点を超す数の鉱物を同館に寄贈しました。 鉱物への興味が高まる中、ロンドンのC.ハチェットは、大英博物館が収蔵する鉱物標を同定・整理し目録を作成する仕事をしていました。その過程で、クロム鉄鉱(組成は(Fe,Mg)Cr2O4)に外観が似ているもののクロムを含

    ニオブ(Nb)~アメリカでは「コロンビウム」と呼ばれた元素
  • ドイツの「化学兵器の父」の悲惨すぎる末路

    東京大学非常勤講師。元法政大学生命科学部環境応用化学科教授。『理科の探検(RikaTan)』編集長。専門は理科教育、科学コミュニケーション。一九四九年生まれ。千葉大学教育学部理科専攻(物理化学研究室)を卒業後、東京学芸大学大学院教育学研究科理科教育専攻(物理化学講座)を修了。中学校理科教科書(新しい科学)編集委員・執筆者。大学で教鞭を執りつつ、精力的に理科教室や講演会の講師を務める。おもな著書に、『面白くて眠れなくなる化学』(PHP)、『よくわかる元素図鑑』(田中陵二氏との共著、PHP)、『新しい高校化学の教科書』(講談社ブルーバックス)などがある。 世界史は化学でできている 火の発見とエネルギー革命、歴史を変えたビール・ワイン・蒸留酒、金・銀への欲望が世界をグローバル化した、石油に浮かぶ文明、ドラッグの魔力、化学兵器と核兵器…。化学は人類を大きく動かしている――。化学という学問の知的探求

    ドイツの「化学兵器の父」の悲惨すぎる末路
  • 3分で簡単「希ガス」ってどんなガス?元家庭教師が説明 – Study-Z

    突然ですが声が変わると有名なヘリウムと夜の街に輝くネオンの共通点を知っているか? ヘリウムもネオンも元素周期表のいちばん右側、18族に属している。この18族を希ガスというんです。他にも18族に属している元素はいくつかある。 そんな希ガスの特性を大学で一番面白かった講義は元素と周期律についてだったという化学ライター、たかはしふみかと一緒に解説していきます。

    3分で簡単「希ガス」ってどんなガス?元家庭教師が説明 – Study-Z
  • ビスフェノールAについてのQ&A|厚生労働省

    平成20年7月8日作成 平成20年8月6日更新 平成20年8月27日更新 平成20年11月13日更新 平成22年1月15日更新 厚生労働省品安全部基準審査課 ビスフェノールAについてのQ&A はじめに 品用の容器等は、体内に取り込まれる可能性のある化学物質の発生源となることから、公衆衛生※の見地から飲によって起きる健康被害を防止するため品衛生法※という法律で規制されており、必要なものには規格基準※が定められています。 ビスフェノールAという化学物質は一部の品用の容器等の原料に使用されています。飲物に移行したビスフェノールAによる健康への悪影響を防止するために、これまでの各種の毒性試験に基づいてヒトに毒性が現れないと考えられた量を基に、ポリカーボネート製容器等について、2.5ppm以下※という溶出試験規格※を設けています。また関係事業者においても、ビスフェノールAの溶出をさらに低

  • 愛国心を裏切られた男

    愛国心を裏切られた男     フリッツ・ハーバー(1868~1934) フリッツ・ハーバーと言えば空気中の窒素からアンモニアを合成するハーバー・ボッシュ法で1918年ノーベル化学賞を受賞した事で有名である。当時ヨーロッパでは産業革命で人口も増大し、農産物の需要が劇的に高まったが、それを賄う肥料が不足していた。その中でも特に窒素は空気中にはなんぼでもあるのに容易に反応しない為化合物として肥料にする事は難しく、入手経路は硫安や硝石などに限られ新しい入手法が渇望されていた。(このアンモニア合成は戦争に必要な化薬に使われる硝酸の新たな入手経路ともなったが)そんな背景があってノーベル賞に繋がった。 もう彼のもう一つの顔として化学兵器(C兵器 毒ガス)の父という側面がある。現代では無差別大量殺戮兵器として原子力兵器(A兵器)・生物兵器(B兵器)と共にその使用は強く非難されるが、彼は強い愛国心を持ち「毒

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