日本の競馬は「公営競技(こうえいきょうぎ)」と呼ばれ、国や地方公共団体が主催者となり開催しています。賭博行為が禁止されている日本において、競馬開催での収益金を人々の暮らしに役立たせるため、財政に貢献する健全な事業として、法律で認められているものです。 今回お話を伺ったのは地方競馬全国協会参与の新名貴之さん。ばんえい競馬をさまざまな立場で支えてこられたご経歴を持つ新名さんに、ばんえい競馬が抱える課題やこれからについてお聞きしました。 新名貴之(にいなたかゆき)。1973年、宮崎県出身。京都大学法学部卒。2007年よりオッズパーク・ばんえい・マネジメント株式会社取締役、代表取締役社長。2012年より競馬モール株式会社(楽天競馬)にて地方競馬に携わり、2023年5月より地方競馬全国協会参与に着任。再び帯広でばんえい競馬の課題解決に向け尽力している。 ばんえい競馬がいつまでも楽しめるようにするため