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生物に関するkamei_rioのブックマーク (3,127)

  • バッタの食欲を調べ尽くした科学者が達した答え

    動物は「ベストなべ物」を知っている? 1991年、私たちはオックスフォード大学自然史博物館のスティーヴのオフィスで、コンピュータの前に座っていた。 当時私たちは、それまで試みた中で最も大規模な摂実験を終えたところだった。実験の対象は、これから説明する研究にうってつけの、特別な種類の「バッタ」だ。 この日の話し合いの中で、栄養へのまったく新しいアプローチが生まれることになるとは、このときまだ知るよしもなかった。 私たちはこの研究で2つの問いに答えを出そうとした。 第1に、動物は「自分にとって何が最適か」という基準で、べるものを決めているのだろうか? 第2に、もし何らかの理由で最適な餌を摂れず、やむなく別の餌を摂るとき、どうなるのだろう? 私たちは実験室で、バッタなどの草性の昆虫が摂取する二大栄養素である、タンパク質と炭水化物の比率の異なる25種類の餌を注意深く作成した。高タンパク

    バッタの食欲を調べ尽くした科学者が達した答え
    kamei_rio
    kamei_rio 2023/06/12
    "コオロギの共食いを駆り立てていたのは、タンパク質に対する強烈な食欲だった。" 駆り立てるのはタンパク質とタンパク質 横たわるのは前のコオロギとその前のコオロギ
  • ラッコ4頭が強毒寄生虫トキソプラズマで死亡、科学者が拡大警戒

    米カリフォルニア州のモントレー湾で二枚貝をべるカリフォルニアラッコ。絶滅が危惧されている亜種だ。(PHOTOGRAPH BY SUZI ESZTERHAS, NATURE PICTURE LIBRARY) 野生のカリフォルニアラッコ(ミナミラッコ、Enhydra lutris nereis)4頭が非常にまれな寄生虫に感染して死亡したことを受け、2023年春、米カリフォルニア州の野生動物当局は異例の警告を発した。 原因となった寄生虫は、トキソプラズマ症を引き起こす原虫(単細胞の寄生生物)であるトキソプラズマ(Toxoplasma gondii)の株の1つで、これまで米国内では野生のブタで一度しか確認されたことがなく、水生生物で見つかったのは初めてだ。また、この株は強毒性で、人間や他の哺乳類にも感染する恐れがある。 今回のラッコ4頭は、2020年から2022年にかけてカリフォルニア州中部沿岸

    ラッコ4頭が強毒寄生虫トキソプラズマで死亡、科学者が拡大警戒
    kamei_rio
    kamei_rio 2023/06/08
    "これまで米国内では野生のブタで一度しか確認されたことがなく、水生生物で見つかったのは初めて"
  • 川に住む微生物はなぜ下流に流されない?水流に逆らう微生物の秘密とは~生物流体力学への招待~ | リケラボ

    河川や沼、水たまりに生息する生物に、ゾウリムシやテトラヒメナといった繊毛虫と呼ばれる微生物がいます。環境中の有機物をべて水をきれいに保ったり、魚のエサになったりすることで生態系を維持するなど、私たち人間の生活にも少なからず関わっている存在です。 不思議なことにこれらの微生物は、常に流れのある河川や、大雨が降るとあふれてしまうような場所でも、すべてが流され、いなくなるということはありません。か弱い小さな生き物たちがその場所で生き残る事実に、何か秘密の仕掛けがあるのでしょうか? その謎を流体力学的観点から解き明かしたのが、京都大学理学研究科の市川正敏講師です。 流体力学?生き物の動きの研究は、生物学じゃないの?と思った人はいませんか?どうして物理の先生が生き物の研究なのか。高校時代、生き物が好きで、かつ数学も物理も好きだった市川先生の説明は明快、かつ遊び心が満載。これを読めば物理に苦手意識を

    川に住む微生物はなぜ下流に流されない?水流に逆らう微生物の秘密とは~生物流体力学への招待~ | リケラボ
    kamei_rio
    kamei_rio 2023/05/22
    "テトラヒメナは壁を好んでいたわけではなく、何も考えなくても、壁にぶつかった時の繊毛の自動的な応答で、そこにいついてしまっていただけだった" なるほど
  • 光合成による水の分解、「最大の疑問」をついに解明、定説覆す

    植物のタンパク質にレーザーで刺激を与え、その結果起こるプロセスをX線で捉えることによって、科学者らは光合成反応に未知の段階が存在することを発見した。画像はX線で透視したハグマノキの葉。(IMAGE BY NICK VEASEY, SCIENCE PHOTO LIBRARY) 光合成は地球の生命にとって不可欠だ。生態系の基礎をになう植物は、これによって自らの栄養を得ている。しかし、光合成がどのような仕組みで行われているのかについては、まだ正確にはわかっていない。 今回、ふたつの新たな実験によって、光合成の中でも特に難しい反応のひとつである水の分解における謎の一端が明らかになった。 水の分子が分解されると、酸素が空気中に放出される。「われわれ全員が依存している、あらゆる高等生物にとって不可欠な酸素は、まさに光合成の副産物なのです」と語るのは、米ローレンス・バークレー国立研究所の化学者で、ひとつ

    光合成による水の分解、「最大の疑問」をついに解明、定説覆す
    kamei_rio
    kamei_rio 2023/05/19
    "植物のタンパク質にレーザーで刺激を与え、その結果起こるプロセスをX線で捉えることによって、科学者らは光合成反応に未知の段階が存在することを発見" 最大の疑問の先に未知の段階が
  • 類人猿の赤ちゃんの密猟が増加、ペットや私設動物園の需要高まり

    子どもに果物を与える母親のボノボ。コンゴ民主共和国のキンシャサ郊外にあるこのロラ・ヤ・ボノボ保護区は、世界で唯一のボノボのリハビリ施設だ。(PHOTOGRAPH BY BRYAN DENTON, THE NEW YORK TIMES/REDUXアフリカの大型類人猿は、生息地の消失や用目的の密猟など、深刻な脅威にさらされている。そのうえ最近では、ペットや動物園のアトラクション向けの国際的な需要が増え、類人猿はますます密猟者の標的になっていると、「越境組織犯罪に対する世界的イニシアチブ(Global Initiative Against Transnational Organized Crime)」が2023年4月付けで公表した報告書で指摘した。 ところが、類人猿を保護するはずの団体は今のところこの問題にほとんど注意を払っていない。 アフリカのチンパンジー、ボノボ、2種のゴリラはいずれも

    類人猿の赤ちゃんの密猟が増加、ペットや私設動物園の需要高まり
    kamei_rio
    kamei_rio 2023/05/15
    "輸入許可を個人が得ようとすると難しいが、現地で登録された動物園なら比較的簡単に許可を得られる" 保護センターを名乗れば輸入は合法だし、ロンダリングの中継点になることも可能、と
  • Youtuberが地下鉄駅の側溝で地下鉄エビを探している様子が不審者すぎてウケる「そんなところにエビがいるの!?」

    あまり暇ではないホモサピ @kumoumeeee 地下鉄エビ探しの様子。一応通行の邪魔にならないように人がいないところで撮ってるけど不審者すぎてウケる。これはうごめ紀さんです pic.twitter.com/oeKS0vOVZq 2023-04-30 15:50:51

    Youtuberが地下鉄駅の側溝で地下鉄エビを探している様子が不審者すぎてウケる「そんなところにエビがいるの!?」
    kamei_rio
    kamei_rio 2023/05/03
    化石とかじゃなくて本当にエビがいるのか
  • まばたきはなぜ、どのように進化した? 陸に上がる魚で謎に迫る

    人間の目の拡大画像。瞳孔、そのまわりの虹彩、眼球の表面にある毛細血管が見える。人間が目を潤して保護するためにまばたきをすることは古くから知られているが、この現象がどのように進化してきたのかについては、まだよくわかっていない。マッドスキッパーという水陸両生の魚類についての新たな研究が、その手がかりを示している。(PHOTOGRAPH BY JOE MCNALLY, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 人間は毎分15〜20回まばたきをする。ほぼ無意識のうちに上まぶたをすばやく開閉させ、目を守って清潔に保ち、潤いを与える行動だ。四肢のある陸上の脊椎動物(四足動物)の大半が共通してもつ反射運動だが、魚などの水生動物やその祖先にはほとんど見られない。 まばたきはなぜ、どのように進化したのだろうか。魚が徐々に陸に上がり始めたのは約3億7500万年前のことであり、その過程を実際に観察する

    まばたきはなぜ、どのように進化した? 陸に上がる魚で謎に迫る
    kamei_rio
    kamei_rio 2023/04/28
    "まばたきに必要な筋肉はどちらの魚ももっており、マッドスキッパーが新しく進化させたわけではない" もってるので必要に迫られればまばたく、なるほど
  • がんの中にすむ細菌、がんの増殖や転移を助ける仕組みで新発見

    私たちの体の中や表面には無数の細菌が生息しており、そのほとんどが何らかの恩恵をもたらしている。このほど、ある種の細菌が、がん細胞を守っていることが研究により明らかになった。この発見は、がんと闘うための新たな戦略のヒントになるかもしれない。(ILLUSTRATION BY RUSSELL KIGHTLEY, SCIENCE PHOTO LIBRARY) 人体の中に生息している細菌のほとんどは、私たちの生命維持に役立っている。だが最近の研究から、一部の細菌は腫瘍の中に入り込んで、その増殖や転移を助け、免疫系ががん細胞を破壊するのを困難にしていることがわかってきた。 2022年11月に学術誌「ネイチャー」に発表された研究により、口腔がんと大腸がんの中に生息している細菌は、人間の免疫反応を抑制し、がん細胞がより速やかに広がるのを助けることによって、がんの進行を直接促していることが示された。また、同

    がんの中にすむ細菌、がんの増殖や転移を助ける仕組みで新発見
    kamei_rio
    kamei_rio 2023/04/26
    2種類の腫瘍と少数の患者による結果ではあるが "微生物を殺すことができる1846種類の生理活性物質のうち15%が抗がん剤になる可能性" を示唆すると
  • オウム同士でビデオ通話できると判明 話したい相手を選んで鳥同士交流 ストレス軽減に期待

    研究に参加したジェニファー・クーニャ博士(米ノースイースタン大学)によると「オウムは画面を通して他の個体と関わっていることを理解しているようで、(その行動は)現実でのやりとりとよく似ていた」という。 オウムは来大きな群れで生活する鳥だが、ペットとして飼育される場合は1羽から数羽程度で生活することが多く、孤独や退屈を感じると行動に問題が出たり自傷行為をしたりすることもある。今回の実験で、ビデオ通話によりオウムたちは羽繕いをして身だしなみを整えたり、歌や遊びなどの社会的行動をとるようになったという。 関連記事 東大など「生態系ネットワークに情報処理能力がある」ことを証明 微生物群を未来予測AIのように使う実験に成功 東京大学と京都大学、東北大学およびB.Creationは、物連鎖のような自然に存在するネットワーク関係が情報処理能力を持っており、人間がそれを活用できるという証拠を発見したと発

    オウム同士でビデオ通話できると判明 話したい相手を選んで鳥同士交流 ストレス軽減に期待
    kamei_rio
    kamei_rio 2023/04/25
    "今回の実験で、ビデオ通話によりオウムたちは羽繕いをして身だしなみを整えたり、歌や遊びなどの社会的行動をとるようになったという。"
  • ホエールウォッチングについて今知っておきたいこと

    ボートが見守るなか、コククジラが「スパイホップ」と呼ばれる垂直姿勢で周囲を確認している。クジラを間近で見るため、世界中の旅行者がこのようなボートに乗り込んでいる。しかし、クジラを危険にさらさない責任あるツアーガイドを見つけるのは難しい。(PHOTOGRAPH BY THOMAS P. PESCHAK, NAT GEO IMAGE COLLECTION) シャチを追い掛けるホエールウォッチングツアーに参加すれば、一生に一度の写真を撮ることができるかもしれない。しかし、観光客にとっては忘れられない体験でも、イルカやクジラが重要な餌場を放棄したり、赤ん坊と離ればなれになったり、体が衰弱するほどのストレスを感じたりすることがある。 全世界の捕鯨とホエールウォッチングを監督する国際捕鯨委員会(IWC)は、安全な距離の維持から、ボートが群れのそばにいられる時間まで、海洋観光のルールがある約50の国をリ

    ホエールウォッチングについて今知っておきたいこと
    kamei_rio
    kamei_rio 2023/04/24
    "「メリットの方が大きい」ものの、船は騒音などの問題を引き起こし、食事中や休息中の動物にストレスを与える可能性がある。自然保護意識の醸成という見地から言えば、多くの人が除外されかねない高価なレジャーだ"
  • 植物学に燦然と輝く『牧野日本植物図鑑』はいかにして生まれたのか? 数にして3206図を伴う1069ページに及ぶ大著、「図鑑のマキノ」は人口に膾炙 | JBpress (ジェイビープレス)

    朝の連続ドラマ「らんまん」のモデルになった日を代表する植物学者、牧野富太郎。小学校中退という学歴にもかかわらず独学で植物学を究め、94歳で没するまで植物と学問を愛し続けた偉人である。 牧野富太郎といえば、植物学者としての富太郎の名を不滅のものにした『牧野日植物図鑑』が有名である。この植物図鑑が生まれた経緯とは。 (大場 秀章:東京大学名誉教授) (*)稿は『牧野富太郎の植物愛』(朝日新書)の一部を抜粋・再編集したものです。 東京大学を辞職する 音楽家にとって耳は命だ。それと同じように植物学者にとって目は命なのである。70歳を過ぎた頃、富太郎は自分の植物を見る目はもう深まらないと思うことが多くなり、現役の植物学者を引退する機が訪れていることを自覚した。幸い池長孟(※)の支援のお陰で、標の散逸も免れそうだった。 ※池長孟…経済的に厳しい状況に陥った牧野富太郎に援助を申し出、富太郎が集め

    植物学に燦然と輝く『牧野日本植物図鑑』はいかにして生まれたのか? 数にして3206図を伴う1069ページに及ぶ大著、「図鑑のマキノ」は人口に膾炙 | JBpress (ジェイビープレス)
  • アクアパーク品川の演出が「怪しい研究所」のようだと話題に 大きな試験管で“種の保存”をするタイプの施設っぽい

    東京都港区の水族館「マクセル アクアパーク品川」で、期間限定で見られる演出が、怪しい研究所のようだと話題です。大きな円筒形の水槽が、緑や赤の照明に彩られていて、えたいの知れない何かが飼育されてそう……!? 赤い照明も相まって、マッドサイエンティストのにおいがぷんぷん Twitterユーザーのさめ19(@SAMEX_1u2y)さんが撮影したのは、同館のクラゲ展示エリア。緑色に光る水槽と、天井で光る赤い照明が合わさって、先鋭的な科学者が確信犯的にタブーな実験をしているようなムードを醸しています。 これをさめ19さんがSF作品でしばしばあるシチュエーションになぞらえて、「『“種”の保存だよ』が撮れる映え水族館」と紹介したところ、ツイートは広く拡散。「ディストピア感」「よく反射するメガネと白衣で行きたい」などと話題に。「シン・エヴァンゲリオン劇場版」でAAAヴンダーに保存されていた“生命の種”を連

    アクアパーク品川の演出が「怪しい研究所」のようだと話題に 大きな試験管で“種の保存”をするタイプの施設っぽい
    kamei_rio
    kamei_rio 2023/04/20
    "写真の場所は1階のクラゲ展示エリア「ジェリーフィッシュランブル」。クラゲをより美しく見せるためのライティングと音楽が魅力だといいます"
  • 絶滅危惧種の保護指標は“かわいさ”ではない

    kamei_rio
    kamei_rio 2023/04/20
    "EDGEは「evolutionarily distinct and globally endangered(進化的に独特で世界的に絶滅のおそれがある)」の略称で、進化の歴史において重要な種を優先的に保護するために生まれた指標"
  • 半分茶色くなったバナナだけ皮をむいて食べるゾウ | スラド サイエンス

    ドイツ・ベルリン動物園にはバナナの皮をむいてべるゾウがいるそうだ (論文、 ニュースリリース、 Ars Technica の記事、 動画)。 Pang Pha は雌のアジアゾウ。ゾウは鼻を器用に使うことで知られるが、バナナの皮をむいてべるのは珍しいという。しかし観察の結果、すべてのバナナの皮をむくわけではなく、熟し具合によってべ方が変わることが判明する。まだ緑色のバナナや黄色くなったバナナは普通のゾウと同じように丸ごとべるが、半分茶色くなったバナナのほとんどは皮をむいてべる。茶色くなったバナナも皮をむいてべるが、ほとんどはべずに捨てるそうだ。他のゾウがいるときにはバナナが半分茶色くなっていても丸ごとべ、最後の 1 だけ取っておいて後で皮をむいてべる様子も観察できる。 皮をむく時はまずバナナの端を折って皮を破り、皮をつかんで振り回すことで中身を取り出す。人間が普通にバナナ

    kamei_rio
    kamei_rio 2023/04/17
    "まだ緑色のバナナや黄色くなったバナナは普通のゾウと同じように丸ごと食べるが、半分茶色くなったバナナのほとんどは皮をむいて食べる。" ゾウなんだ
  • 農場で爆発、牛1.8万頭が焼死 テキサス州

    米テキサス州ディミット近郊のサウスフォーク酪農場から立ち上る黒煙。カストロ郡保安官事務所のフェイスブックアカウントから取得(2023年4月11日撮影)。(c)AFP PHOTO / Facebook page of Castro County Sheriff's Office 【4月14日 AFP】米テキサス州当局は13日、回廊地帯に位置するディミット(Dimmitt)近郊の酪農場で爆発・炎上が起こり、牛約1万8000頭が死んだほか、従業員1人が負傷したと発表した。 爆発は10日夜、サウスフォーク酪農場(Southfork Dairy Farms)で発生した。テキサス州の農業当局は州史上最悪の牛舎火災で、捜査には時間がかかる恐れがあるとしている。 爆発の原因は今のところ不明。郡保安官はメディアに対し、牛のふん尿中のメタンが引火した可能性を示唆した上で、実際の原因は捜査結果を待つ必要があると

    農場で爆発、牛1.8万頭が焼死 テキサス州
    kamei_rio
    kamei_rio 2023/04/14
    "爆発の原因は今のところ不明。郡保安官はメディアに対し、牛のふん尿中のメタンが引火した可能性を示唆した上で、実際の原因は捜査結果を待つ必要があると述べた。"
  • じつはサケやほかの魚を「放流」しても、数が増えないどころか「減ることさえある」という「衝撃的な事実」(照井 慧)

    小学生時代などに、サケの放流を経験した人は案外多いのではないだろうか。いまも、稚魚放流の様子はテレビや新聞でよく見かける。環境教育や水産資源の増強といった名目でおこなわれているらしい。 卵を孵して、稚魚をしばらく育て、川に放す――「大きくなって戻ってくるんだぞ!」。でも、その後のことはよく知らない。放流したサケは期待どおり増えたのだろうか? 放流に参加した子どもたちは、サケの生態についてどこまで学べただろうか? 2023年2月、日人生態学者たちによる1の論文が話題を呼んだ。「放流しても魚は増えない」という、意外な結論を示すものだったからだ。 いったい、どういうことなのか? この研究には専門家だけでなく、非専門家も知るべき「真実」が隠されているかもしれない! 放流事業は見直すべきタイミングに差し掛かっているのかもしれない。 論文の第一著者である照井慧氏の解説でお届けしよう。 放せば増える

    じつはサケやほかの魚を「放流」しても、数が増えないどころか「減ることさえある」という「衝撃的な事実」(照井 慧)
    kamei_rio
    kamei_rio 2023/04/12
    "生態系は無限に生物を受け入れられるわけでなく、支えられる数が決まっている。生態学では、この「支えられる生物の数」を環境収容力と呼ぶ。" 餌すら足りないと言われれば確かにそうだ
  • “破壊をもたらす聖獣”、野良牛が500万頭超えるインドの苦悩

    野良牛(その大半は捨てられたオス)はインド中にあふれかえっているが、ウシを殺すことは法律で禁じられている。専門家らは現在、ウシを保護施設に入れるなど、その数を減らすための対策を検討している。(PHOTOGRAPH BY MICHAEL S. YAMASHITA, NAT GEO IMAGE COLLECTION) インド各地では今、農民たちが続々と夜間警備員になりつつある。自分の畑の作物を守るために、土地を囲むフェンスや溝に不備がないかをチェックして回るのだ。ただし、彼らが立ち向かうのは強盗ではない。敵の正体は野良牛であり、その数は500万頭を超える。 「ウシの群れは、1時間もあれば作物をすべてダメにしてしまいます」と、インド北部ウッタル・プラデーシュ州の農民組合の地区代表であるアンジャニ・ディクシット氏は言う。ウシは恐怖を感じたときにも攻撃的になるため、ディクシット氏の村では、男性2人が

    “破壊をもたらす聖獣”、野良牛が500万頭超えるインドの苦悩
    kamei_rio
    kamei_rio 2023/04/12
    "オスの子牛が生まれるとすぐに飼育を放棄し、貴重な牛乳や子牛を与えてくれるメスだけを育てる" "病気のウシの処分には補償金が出ない" "不要になったウシの扱いに関する明確なガイドラインが存在しない"
  • ミツバチの巣から都市に潜む微生物がわかる、東京などで調査

    アーモンド園でミツバチの巣を確認する米カリフォルニア大学デービス校の研究者。ミツバチは周囲の環境から多くの物質を集めており、その中にはさまざまな微生物も含まれている。(PHOTOGRAPH BY ANAND VARMA, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 私たちはできるだけ意識しないようにしているが、都市には無数の細菌や菌類、ウイルスがいる。どのような微生物がいるかを知ることで、研究者はその地域の植物や動物、人間の健康状態について多くの情報を得ることができる。しかし、都市規模で微生物を集めるのはかなり難しく、費用もかかる。 科学者たちは今回、都市全体をサンプリングするのにミツバチを用いる方法を発見した。2023年3月30日付けで学術誌「Environmental Microbiome」に掲載された論文では、ミツバチの巣の残骸を集めることにより、都市環境にいる微生物の全体的

    ミツバチの巣から都市に潜む微生物がわかる、東京などで調査
    kamei_rio
    kamei_rio 2023/04/05
    "ミツバチは花粉を集める小さな毛で覆われていますが、その毛には例えば汚染物質、動物や昆虫の皮膚などがはがれ落ちたものといった都市部に存在する微粒子も付着します" なるほど
  • 「忘れられた孤独なパンダ」、メキシコの最後の生き残り 写真14点

    メキシコシティーのチャプルテペック動物園の放飼場でくつろぐメスのジャイアントパンダ「シンシン」。中南米にはパンダはこの1頭しかいない。シンシンは1975年に中国からメキシコに贈られた2頭のパンダの孫で、世界に4頭しかいない「中国の所有物ではないパンダ」の1頭である。繁殖しなかったので、メキシコのパンダの系譜はここで途絶えることになる。(PHOTOGRAPH BY ALEJANDRO CEGARRA) クジャクからヤマドリまで、美しすぎるキジの仲間たち 写真14点 不思議で謎だらけの「粘菌」

    「忘れられた孤独なパンダ」、メキシコの最後の生き残り 写真14点
    kamei_rio
    kamei_rio 2023/04/03
    "その伝統は1984年に終わりを告げ、中国はパンダを10年単位で貸与するようになった" 1980年に中国以外での繁殖に初めて成功した個体なるほど
  • カナダで知能の高いスーパー豚の生息域が拡大中 | スラド サイエンス

    カナダで家畜の豚とイノシシを交配させた「スーパー豚」が野生化し、広範囲に生息するようになってしまっているという。このスーパー豚は知能が高く、雪の下にトンネルを掘って寒い気候を生き抜くことができたり、大きいもので300kgにもなる巨体を持っていたり、人間の行動を察知すると夜間に活動するといった行動ができる。このため捕まえにくく、作物や家畜に被害を与える重大な脅威になっているとのこと(Field & Stream、GIGAZINE)。 カナダでは1995年以前はほとんど野性に豚はいなかったそうだ。しかし2000年代初頭に養殖イノシシの市場が縮小、囲いから逃れたり解放されたりした後に繁殖するようになったらしい。それから10年かけて、範囲も数も大幅に増加している(増加傾向を示す動画)。なお米国北部に侵入する恐れも高まっているとのこと。この調査をおこなったカナダの野生豚研究プロジェクトのライアン・ブ

    kamei_rio
    kamei_rio 2023/04/03
    "2000年代初頭に養殖イノシシの市場が縮小、囲いから逃れたり解放されたりした後に繁殖するように" やはり人間の存在こそ悪