あなたは駐車場で、最初に見つけた空きスペースに車を停めるタイプですか? それとも、目的地にできるかぎり近い駐車スペースを探すタイプ? 実は、このどちらのやり方も駐車スペースの探し方としては効率的とは言えません。今回は、数学的に最適な駐車スペースの探し方を紹介します。 駐車場を探すドライバーは3タイプに分けられるJennifer Ouellette氏がArs Technicaにて次のように説明しています。 ボストン大学のPaul Krapivsky氏とサンタフェ研究所のSidney Redner氏は、理想化された一列(半無限直線)の駐車場モデルを用いて、3つの基本的な駐車戦略について分析を行いました。 「素直」な駐車戦略を使うドライバーは、最初に見つかった空きスペースに車を停めます。 目的地(たとえば建物の入り口)により近い空きスペースがある可能性があっても、できるだけ早く車を停める方を選び
高度なAIはパッチを当てるのも難しいようです。 米国のスタンフォード大学で行われた研究によって、chatGPTのいくつかの性能がここ数カ月の間に大幅に低下している可能性が示されました。 また性能低下にともない、同じ質問に対して3月と6月の間で大幅に異なる結果が出力されていることも明らかになりました。 ビジネスや学問の場での活用が進みつつあるGPTに、いったい何が起きたのでしょうか? 今回はchatGPTの性能が低下しているとするスタンフォード大学の実験結果に加えて、性能低下は起きていないと主張するプリンストン大学の研究者たちの見解も同時に紹介しようと思います。 研究内容の詳細は2023年7月18日にプレプリントサーバーである『arXiv』にて公開されました。 Is ChatGPT’s Behavior Changing over Time? Researchers Evaluate the
1975年神奈川県生まれ。ビジネス数学教育家。BMコンサルティング株式会社代表取締役。一般社団法人日本ビジネス数学協会代表理事。数学を用いた論理的思考力をビジネスに活かす「ビジネス数学教育」の第一人者。日本大学大学院総合基礎科学研究科修了、理学修士(数学)。「ビジネス数学検定」国内初の「1級AAA」(最高ランク)認定者。SMBCコンサルティング株式会社などの大手企業や、早稲田大学、産業能率大学などの教育機関の研修・講座に登壇するほか、プロ野球球団やトップアスリートの教育研修も手がける。これまで延べ1万人以上を指導。テレビ番組の監修やラジオ番組のニュースコメンテーターなども務める。 著書に『そもそも「論理的に考える」って何から始めればいいの?』(日本実業出版社)、『数学的に考える力をつける本』(三笠書房)、『「仕事」に使える数学』(ダイヤモンド社)など多数。 99%の人が知らない数字に強くな
2020年の4月から5月頃にかけて、コロナの影響による自粛期間中に「9月入学」の話題が急浮上した。背景には、自粛期間中の学校での学びが一部を除きほぼストップしたことがあったと同時に、「半年後ぐらいには、コロナは収束するだろう」という甘い見通しもあったのだろう。その後の展開を見れば、「9月入学」が進められていたら現場は大混乱必至であったことは明らかである。 実は、それより何年か前の平時に、文部科学省でも「9月入学」の問題はさまざまな見地から検討されたことがあったが、慎重にならざるをえない課題もあったようだ。それを踏まえると、大混乱に至る前に「9月入学」の話題が沈静化したことは良かったと振り返る。 「ゆとり教育」の問題が明るみになってきた90年代の半ばごろから、筆者は数学に関係するさまざまな教育問題を自分自身の問題として考え、積極的に取り組んできた。 そこで得た結論は、上述の「9月入学」の問題
こんにちは。ヨッピーです。本日は東京大学に来ています。 僕みたいな低IQの屁こき豚がこんな所に来てしまったら、一歩入っただけで知恵熱出してぶっ倒れそうな気がしますが、取材のためなので仕方がありません。 さて、「i:Engineer」ではこれまで、京都大学の先生や東工大の学生など、いわゆるアカデミックな方々にも取材をさせていただきました。その取材の際に、 「数学者は変人しかいない」 「人格破綻してる」 「狂人の巣窟」 なんて、「数学者やべぇ」みたいなニュアンスの話を聞くことがしばしばありました。僕の知人で、京都大学を中退後、現在は優秀なエンジニアとしてゴリゴリ最前線で働いている方も「ずっと数学をやっていたかったけど、数学をやるには全部捨てなきゃ無理だなと思って諦めた」みたいなことを言っており、がぜん「数学者ってどんな人なんだろう」と興味が湧いたわけです。 そこで今日は実際に、 数学者にお話を
子供に勉強してほしい親、たくさんいる。 勉強を楽しんでもらう工夫をしていたり、勉強する意味を教えようとしていたり。親が色々頑張ってみても、子供はなかなか勉強に精を出さないものだ。 それもそのはず、こんな親御さん達には毎回、ある共通点がある。 それは、 親御さんご本人が、勉強を楽しいとは思っていないことだ。 子供も親もつまらないと思ってやってたら、勉強なんてはかどるはずがないと、自分は思う。 先日この動画を見て、改めて数学の美しさに感化された。 暇がある人には、ぜひ一度、見てみてほしい。 Domain Of Scienceという海外の有名なチャンネルで、数学の全体像について語っている動画だ。 これを見て気づいた。「学校で教えられる数学は、この図の中でもつまらないものばかりじゃないか」と。 この図の中で、学校で習うものは代数学や三角関数、 数学好きの自分でもピンと来ないものばかりだ。 逆に、個
ザビーネ・ホッセンフェルダーのブログより。 物理学にはたくさんの数学が使われていることは、皆さんもご存知でしょう。しかし、私たちが自然を説明するために使用する数学と、自然そのものの違いは何でしょうか? 何か違いがあるのでしょうか? それとも、それらは同じものであり、すべてが数学であると言えるのでしょうか? それが今日お話しすることです。 以前、複素数についてのビデオのコメントで、多くの人が「数字は実在しない」と言っていることに気づきました。しかし、もちろん数字は実在します。 その理由は次の通りです。あなたはおそらく、私を「本物」だと思っているでしょう。なぜでしょう? なぜなら、私はグリーン・スクリーンの前に立ち、「human」の「h」が無音でないことを思い出そうとしている人間であるという仮説が、あなたの観測結果をどの仮説よりもよく説明しているからです。例えば、私がコンピュータで作られたもの
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