ドイツ西部ボトロップにあるプロスペル・ハニエル鉱山で作業する労働者(2018年6月11日撮影)。(c)Oliver Berg / dpa / AFP 【12月21日 AFP】ドイツ西部ルール(Ruhr)地方で21日、ドイツ最後の無煙炭鉱山が閉山する。19世紀の近代化と第二次世界大戦(World War II)後の奇跡の経済復興を支えた200年に及ぶ産業の歴史が、ついに幕を閉じる。 ボトロップ(Bottrop)にあるプロスペル・ハニエル(Prosper Haniel)炭鉱では、最後まで残った1500人の炭鉱労働者が「仲間よ、幸運を祈る」との伝統のあいさつを交わしつつ立て坑に下りる。終業時刻には式典が開かれ、「黒い金」と呼ばれた石炭の最後に採掘されたかたまりをフランクワルター・シュタインマイヤー(Frank-Walter Steinmeier)大統領に手渡す。欧州委員会(European Co