「記憶」は実在する! MIT、神経細胞を刺激して人為的に思い出させる実験に成功2012.04.02 21:00 福田ミホ 「物忘れ」ってできなくなるのかも!? 何かの匂いをかいで、その匂いに関係する昔の記憶を急に思い出したりすることがあると思います。そのメカニズムの解明につながりそうな研究結果が発表されました。それによると、「記憶」というのは概念的なものではなくて、神経細胞の中に存在するものなんだそうです。 最近のマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究で、強い記憶は、脳内の海馬の中のごく少数の神経細胞の働きによるものらしいことが示されました。マウス実験で、直近の記憶に対応する神経細胞を特定し、その細胞を刺激することで人為的に記憶を喚起することに成功したのです。 そこで使われているのは「オプトジェネティクス」という手法で、遺伝子的処置をした神経細胞に光をあてて人為的に活性化させるものです。
国立遺伝学研究所(遺伝研)は3月22日、ほ乳類の「大脳新皮質」の上層と下層に存在する神経細胞のサブタイプが、ニワトリの脳にも存在することを明らかにしたと発表した。 これはほ乳類と鳥類の共通祖先の段階、すなわち大脳新皮質の「層構造」が誕生するより以前から、存在していたことを示唆しているものだ。ほ乳類にのみに存在する大脳新皮質は、従来の定説として、進化的にほ乳類になってから誕生して進化してきた「完全に新しい脳の領域」とされてきたが、必ずしもそうではないことが発見されたのである。 成果は、遺伝研の鈴木郁夫研究員と平田たつみ准教授らの研究グループによるもの。詳細な研究内容は、米科学誌「Developmental Cell」の4月16日号に掲載の予定だ。 人間の認知機能の多くは大脳新皮質にある神経回路によって支えられている。大脳新皮質は、大脳の背側表面を覆う領域で、多くの認知機能に関わる。ヒトが思考
ワシントンD.C.のジョージタウン大学(Georgetown University)外観(2011年9月30日撮影)。(c)AFP/Mladen ANTONOV 【1月31日 AFP】言語処理を司る脳部位がこれまで考えられていたのとは違う場所にあったとする研究結果が、30日の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表された。医学書を書き換える必要があるという。 1800年代後半にこの部位の存在を提唱したドイツの神経学者の名前にちなんだ「ウェルニッケ野」は、大脳皮質の後ろ側、音声を知覚する聴覚皮質の後ろにあると長らく考えられてきた。 だが今回、米ジョージタウン大学メディカルセンター(Georgetown University Medical Center)のジョセフ・ラウシェッカー(Josef Rau
男女の脳に違いがあるのだろうか?「女性の脳に月に1度の排卵を司る機能があるなど、生殖に関して男女の脳に違いがあるが、いわゆる知的な機能において差はまったくない」というのがその答だ。 ジュネーブ大学で11月10日に開催された講演で、パスツール研究所の神経生物学者カトリーヌ・ヴィダル氏は、「脳は大脳皮質の形状などすべて個々人で異なるのであって男女間の差ではない」と話す。 女性は話好きで感覚的。色々なことを同時にこなすマルチ行動ができるが、一方で空間感覚に乏しく地図が読めない。ところが男性は数学に優れ、喧嘩好きで競争心に富むなど、巷には男女差をステレオタイプ化した本が溢れている。 だが、こうした定義づけやステレオタイプ化を人々はある意味で好み、一方で大いに影響されている。今回この講演を開催したジュネーブ大学の機関「男女平等セクター」によると、博士課程までの学生中に占める女生徒の割合は62%なのに
【脳研究 – issues&ニセ科学問題】 問題の教科書を検証・批判する団体の報告書 以前から「似非脳科学が政策や教育に浸透してきたらまずい」という趣旨の主張を当blogでは行って参りましたが、どうやらそれに近い状況が日本の一部では本当に生じつつあるようです。 ○○社は、もともと、2ページにわたって、「男女の脳には違いがある」という記載を展開していた。「男脳の特徴」、「女脳の特徴」が対比された図入りであった。文部科学省の教科書検定により、これらの記載は大幅に書き改められたが、依然として、「子供が生まれるのには、男女は生物的に異なる役割を果たす。また、近年では脳科学の研究が進み、脳の構造やはたらきの一部に男女のちがいがあることが分かってきた」と記述している(文字強調筆者) 本エントリでは男女共同参画及びそれに類する社会学的観点に関する話題は本筋ではないので一切触れません。しかしながら、この
保守的で右寄りな考え方を持つ人は、脳構造が生まれながらにそういう風にできている可能性があることが、英ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジの研究により明らかになったそうです。 研究者らによると、心配事や情動にをつかさどる、脳の中心部にあるアーモンドの形をした「扁桃体」が、右派志向の人たちのものの方が、より大きいことが判ったそうです。一方、右派志向の人たちは、人生を楽観したり勇気に関係していると言われる脳の「前帯状領域」は通常よりも小さく貧弱なものだったそうです。 Political views 'hard-wired' into your brain (via “右翼的な思考”をする人は脳構造で判る!扁桃体が大きい等の特徴があると判明…英ロンドン大研究) この“驚きの”相関性は、ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジの学者たちによって明らかにされたもので、英国の国会議員2名と多くの学生たち
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どんなふうに応用できるかも研究中ですよ! ちょっと実験台になるにも勇気が要りそうですけど、経頭蓋磁気刺激(TMS:Transcranial Magnetic Stimulation)なる磁気を大脳に照射刺激するコイル装置を活用して、利き手を自由に変化させる研究が、カリフォルニア大学バークレー校で進行中とのことですね。 どうやら同装置を、脳の中でも運動を司る後頭頂葉に当てると、実験に参加した右利きの人が全員、何かを持ち上げたり、エレベーターのボタンを押したりといった、比較的ライトなタスクを普段とは逆の左手で行なうようになる傾向が認められたそうです。さすがに文字を書くなどの複雑なタスクは瞬時に通常と逆の手で行なうことはできなかったそうですけど、研究チームは今回の実験結果に非常に満足しており、今後の展開にも大きな期待を表明したんだとか。 頭にゴツい装置をあてがうのはなんだか恐ろしいような気もしま
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仕事や勉強で毎日脳を酷使していると自負する人でも、脳について学校で習ったことなどはすっかり忘れてしまっている場合が多いのではないでしょうか? 昔学校で教わった気がするようなことから学校では教えてくれないことまで、脳について意外と知られていない15の事柄をお伝えします。 詳細は以下から。15 Things You Didn’t Know about the Brain - Online Nursing Programs, Schools & Degrees 1.脳は前脳・中脳・後脳の3つの部分から成ります。2.分析的な思考をつかさどる左脳とクリエイティヴな思考をつかさどる右脳の2つの半球に分けることもできます。 3.よく言われる「人間は脳の10%しか使っていない」というのは迷信。脳のどの部分にも役割があり、忙しく働いています。 4.脳の血管を全部伸ばすと10万マイル(約16万キロ)、地球を4
ニカラグア・マナグア(Managua)の病院で磁気共鳴画像装置(MRI)を操作する医療従事者(2009年3月10日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/Miguel ALVAREZ 【3月14日 AFP】脳の活動をスキャンすることで、その人が考えていることを知ることができるという研究結果が、11日の米科学誌「カレント・バイオロジー(Current Biology)」(電子版)に掲載された。 ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジ(University College London、UCL)のエレナー・マグワイヤ(Eleanor Maguire)氏らは、「機能的磁気共鳴画像装置」(fMRI)を用いて、ひとつひとつの記憶と関連した脳活動を特定することができ、さらに、それをもとに思考のパターンを特定できることをつきとめた。この研究結果は、人が過去の記憶のうち、どの記憶を呼び起こしているか
かゆみは痛みとは違う脳の特定の部位で反応していることを、自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)の柿木隆介教授(神経内科学)らが解明し、米国神経生理学雑誌電子版に掲載された。柿木教授は「かゆみは痛みとは違う独立した感覚」と説明している。 かゆみだけを刺激する装置で実験し、成人男性10人の手首に電気の刺激を与え、脳の内部を観察した。脳内側の中央の後ろの部位「頭頂葉内側部(楔前部=けつぜんぶ)」が、かゆみだけに反応して活動しているのを発見した。これまで、かゆみは軽い痛みの感覚で、かゆみと痛みの脳内の反応は同じという説があった。実験の結果、かゆみと痛みの脳内の反応は似ていたが、かゆみだけに反応する部位が見つかり、かゆみの脳内のメカニズムの解明につながりそうだ。アトピーなどのかゆみの治療は塗り薬や薬剤注射が知られている。今後、かゆみだけに反応する脳の部位の活動を抑える飲み薬など、新しい治療法が
ゲームで脳もレベルアップ ゲームファンのみなさま、お喜びください。最新の研究論文によると、「テトリス」を継続的にプレイすることで大脳皮質が増大し、また脳の活動能力も向上することが明らかになったそうです。 この研究をまとめたのは、アメリカ・ニューメキシコ州の研究機関・Mind Reserach Network。「BMC Reserrch」に発表された論文によると、十代の女性26人を対象に、3カ月間毎日30分ずつ「テトリス」をプレイさせたところ、プレイしなかったグループに比べて、プレイさせたグループでは脳の灰白質の厚みが増し、また活動能率も向上していたとのこと。 詳しくは下の図を参照。図の赤くなっているところは灰白質が増加していた部分で、青い部分は活動効率が向上していた部分をそれぞれ示しています。 赤と青で塗られた部分に、特に顕著な成果が見られました 最近では研究により、脳のどの部位が何をつか
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