カナダでは、19日、総選挙の投票が行われます。難民の受け入れ拡大などを訴えて事前の世論調査で優位に立つ野党・自由党が、ハーパー首相率いる保守党を破っておよそ10年ぶりの政権交代を実現するのか注目されています。 今回の選挙では、ことし9月にトルコの浜辺に遺体で漂着したシリア難民の男の子の写真が世界中で大きく報じられ、男の子の一家がカナダを目指していたことが分かって以降、経済政策などに加え、難民の受け入れを拡大すべきかどうかが争点の一つとなっています。 難民問題を巡っては、4期目を目指すハーパー首相率いる保守党が、すでに十分な数の難民を受け入れていて急激な受け入れ拡大は治安上問題があると訴えているのに対して、中道左派の野党、自由党と新民主党は、人道的観点から早期の受け入れ拡大や手続きの迅速化を訴えています。 17日付けの世論調査によりますと、野党・自由党が与党・保守党を5ポイント上回る支持を集