(CNN) 129人が死亡したフランス・パリの同時テロ事件で世界中が哀悼の意を示す中、前日にテロが起きたレバノンでは、自分たちは西側に見放されたという失望感が市民の間に広がっている。 パリのテロ事件が起きる前日の12日。レバノンの首都ベイルートで2件の自爆テロが相次ぎ、43人が死亡、239人以上が負傷した。いずれの事件についても、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が犯行声明を出している。 しかし13日にパリの事件が起きると、西側のメディアはレバノンに背を向け、報道はフランス一色になった。 2つの事件で浮き彫りになった偏りの大きさに対し、批判の声も強まっている。 名所旧跡をフランス国旗の青と白と赤にライトアップする動きは、世界各地に広がった。一方、あるレバノン人医師はブログにこう記す。「私たちの国民が死亡した時は、どこの国も私たちの国旗の色のライトアップはしなかった。世界中
レバノン当局によると、首都ベイルート南部の住宅街で12日夕方に自爆攻撃が相次ぎ、少なくとも37人が死亡、181人が負傷した。内戦が25年前に終結して以来、レバノン国内で最悪の爆弾攻撃という。 爆破犯2人は現地時間午後6時ごろ、イスラム教シーア派組織「ヒズボラ」が拠点とするブルジ・アルバラジネの混雑する往来で、近距離で相次いで自爆。スンニ派過激派勢力「イスラム国」(IS)が犯行声明を出したが、確認はされていない。
レバノンのイスラム教シーア派原理主義組織ヒズボラ系のテレビ局アルマナルが放映した、同組織の指導者ハッサン・ナスララ師の演説映像(2015年2月16日撮影)。(c)AFP/HO/AL-MANAR 【2月17日 AFP】レバノンのイスラム教シーア派(Shiite)原理主義組織ヒズボラ(Hezbollah)は16日、イラクでイスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」を相手に戦っていることを初めて明らかにした。ヒズボラの指導者ハッサン・ナスララ(Hassan Nasrallah)師が支持者に向けた演説の中で語った。 すでにヒズボラはシリアでバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領側について内戦に介入している。ナスララ師の演説の2日前には、同師への反対勢力を率いるレバノンのサード・ハリリ(Saad Hariri)元首相がヒズボラ
内戦が続くシリアから隣国のレバノンに逃れた難民が100万人を超え、国連は、レバノンで社会への影響が深刻となり、受け入れ能力は限界に達していると警告しています。 UNHCR=国連難民高等弁務官事務所によりますと、シリアから周辺国などに避難している難民の数は、262万人に上っています。このうち最も多くの難民が身を寄せる隣国のレバノンについて、国連は3日、難民の数が100万人を超えたと発表しました。 人口400万人余りのレバノンでは、国境付近での戦闘が激しくなった去年5月ごろから難民の数が急増し、1年間でおよそ3倍に膨れ上がっていて、5人に1人がシリア難民という事態になっています。 各地にできた難民キャンプでは、食料や医薬品などの支援物資が不足していて、テントすら支給されずに車や路上で寝起きしている人が増えているということです。 また、難民とレバノン人との間で仕事の奪い合いも起きていて、賃金の低
レバノンの首都ベイルート(Beirut)南部のBir al-Abed地区付近で、自動車爆弾が爆発した現場で立ち上る炎(2013年8月15日撮影)。 (c)AFP/STR 【8月16日 AFP】レバノンの首都ベイルート(Beirut)のイスラム教シーア派原理主義組織ヒズボラ(Hezbollah)の拠点で15日、自動車爆弾の大規模な爆発があり、少なくとも18人が死亡した。同組織は、シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領を軍事的に支援している。 この爆弾攻撃について、これまで知られていなかったシリアの反体制派の小集団と思われる組織が、犯行声明を出した。 レバノン赤十字(Red Cross)は、同攻撃により、少なくとも18人が死亡し245人が負傷したと発表した。 この攻撃の前日、ヒズボラの指導者ハッサン・ナスララ(Hassan Nasrallah)師は、数十人が負傷し
8月21日、レバノン北部のトリポリで、イスラム教スンニ派とアラウィ派の住民らが2日続けて衝突し、7人が死亡した。隣国シリアでの内戦がレバノンにも本格的に波及する可能性が出てきた(2012年 ロイター) [トリポリ(レバノン) 21日 ロイター] レバノン北部のトリポリで21日、イスラム教スンニ派とアラウィ派の住民らが2日続けて衝突し、7人が死亡した。アラウィ派はシリアのアサド大統領が属する宗派で、隣国シリアでの内戦がレバノンにも本格的に波及する可能性が出てきた。 治安部隊や医療関係者によると、衝突は20日夜に始まり、これまでに約100人の負傷者も出ている。住民の話では、レバノンの治安部隊が出動しているものの、両派が銃や手投げ弾による戦闘を続けているという。
シリアが内戦状態に陥るなか、隣国のレバノンでは、アサド政権を支持する勢力が反政府勢力の支持者を拉致する事件が相次いでおり、レバノンの治安当局は、シリアの混乱が飛び火することに警戒を強めています。 レバノンでは、今月15日、シリアのアサド政権を支持するイスラム教シーア派のグループが、反政府勢力のメンバーだとしてシリア人やトルコ人合わせて10人を拉致しました。このグループは、先にシリア国内で自分たちのメンバーが反政府勢力に拉致されたことへの報復だとしています。 こうしたなか、18日、アサド政権を支持するシーア派組織「ヒズボラ」が支配する首都ベイルートの南部で、シリア人の男性3人が武装グループに一時、拉致される事件がありました。 レバノンでは、隣国シリアのアサド政権を支持する「ヒズボラ」のような勢力と、反政府勢力を支持する勢力の間で互いのメンバーや指導者を拉致する事件が相次いでおり、レバノンの治
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