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母系制に関するkousyouのブックマーク (7)

  • 哺乳類の群れ社会の原型は、メス(母親)とその娘を核にした母系的な結びつき - 共同体社会と人類婚姻史

    『霊長類学の家族の起源』シリーズ 『初期人類をとりまく外圧状況下で、父系的な家族は成立しないのでは?』 初期人類は「母系か?父系か?」が話題になっていますが、初期人類の集団を追求するために、まず哺乳類の群れ社会はどのようなもので、それがどのような過程を経て形成されたのか?に迫ってみます。 さすがに歴史を戻して確かめることは出来ないので、現在生息する哺乳類のなるべく小さなグループや群れに焦点をあてて、その構成と個体間の関係に注目して、群れ社会の成立過程を追跡してみます。 哺乳類の群れ社会をみると、一部を除き哺乳類の群れ社会の原型は、メス(母親)とその娘を核にした母系的な結びつきであるといえるようです。人の社会の原型が一夫一にあると考えがちですが、哺乳類全体の検証からは、一夫一を原型とした社会進化はかなり特殊な事例であることを示しています。 以下、『哺乳類の生物学4~社会』(三浦慎吾著、東

  • 母系・父系の有様と双系の謎 - 共同体社会と人類婚姻史

    文化人類学的には、日は母系でも父系でもなく双系であるという点が気になっていましたが、『母系社会』って何?~ちょっと整理してみましたに続けて、再度押さえ直したいと思います。(参照:中根千枝『社会人類学』) 母系制(または父系制)というのは、特定の血縁のつながりを組織概念のシステムとしてもっている社会で、例えば子供は全て母(または父)の血縁成員権を継承するというように、オートマチックなシステムである。両者を総称して単系制といい、血縁関係を使うので生得的なもので一生変わらない。十数世代にも遡って辿ることもできる。従って、結婚して同居しても、母系制の夫(または父系制の)はいわばよそ者で、姓も変わらない(夫婦別姓)。この別姓でよそ者というのは、意外に厄介な存在かもしれません。 確かにこの定義に従えば、日は母系でも父系でもない。日以外にも東南アジア、エスキモーなどもそうで、双系とか非単系と呼ば

  • 古代日本の婚姻と家族:母系社会と通い婚 (壺 齋 閑 話)

    古代日における婚姻と家族のあり方が、近年まで支配的であった嫁取り婚、つまり女が男の家に嫁ぐといったあり方とはかなり様相を異にしていたことは、文献その他を通じて広く理解されるようになってきた。 古代日における婚姻の基は、男が女を見初めて女のもとに通う、あるいは女の家族が男を迎え入れるといったことを基調としていた。つまり女を中心として婚姻が成立していたのである。 男が女の下に通う通い婚の具体的な姿は、万葉集や日霊異記に散見される。また男が女の家に同居する方居住婚の例も多く見られる。それに対して、女が男の家に住む夫方居住婚は、女の身分が男に比べ極端に低い場合など、例外的なケースだったと見られる。 このように女を中心にして婚姻関係が成立したのは、日には先史時代から母系社会の伝統が根強く、その名残というか影響が、平安時代の中期ごろまで作用していたことの反映であると考えられる。 縄文、弥生

  • 入婿 - Wikipedia

    この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "入婿" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2012年4月) 入婿(入り婿、いりむこ)は、男性が配偶者側の家名あるいは家督を継承すること、またその男性。婿養子とも言うが、そちらでは明治時代に制定された民法における旧規定を説明し、記事ではそれ以前の歴史的な事柄を対象とする。 概要[編集] 主に日における風習であり、来何の関係も持たない男性(傍系血族の場合もある)が、名実ともに配偶者である女性の実家の一族に組み込まれるという風習は、他国ではあまりない。養子という義理の関係が実子と同等に見なされるのは中華文明圏の風習で、ヨーロッ

  • 母系制 - Wikipedia

    母系制(ぼけいせい、ドイツ語:Matrilinearität 英: matriliny)とは、動物において、母方の血筋によって家族や血縁集団を組織する社会制度である[1]。シャチ等に見られる[1]。対義語には父系制がある。類似する言葉に母権制(ぼけんせい、英: matriarchy)がある。 母系制[編集] 母系制では、概ね次のような特徴を持つ こどもが 母方の姓を名乗る(母姓継承) 娘(たち)が母方の位階を継承する(母性位階継承) 娘(たち)が母方の財産を相続する(母系相続) 結婚後も夫婦は別居、もしくは方(母方)の共同体に居住する(母方居住制) 母系制は継承・相続が母方の血縁によることだけを意味するので、よくある母権制的な理解は誤り。むしろ、政治的な支配権は母の兄弟や長女の夫が持つ場合が多い。 母系制と父系制を対等対立にあるものとして観念化したままでいてはならない。日で実際の母系制

  • 婿養子は、日本固有の制度? - 共同体社会と人類婚姻史

    「婿養子」は民法に定義されていたが、今や廃止されてしまっている。 ウキペディアによると 旧規定は家制度を基調とする家族制度を採用し、家の継続を重んじていた。そのため、法律上戸主の地位を承継することになっている者(法定推定家督相続人)は、原則としてその家を去るような形態で婚姻をすることができなかった。 この結果、女は婚姻により従前の家を去ることが原則であるにもかかわらず、女が法定推定家督相続人の地位にある場合(戸主の直系卑属に男がいない場合)は家を去ることができないため、婚姻できないという不都合を生じる。このため、婚姻により夫をの家に入れる形態の一つとして、婚姻と同時に夫がの親と養子縁組する制度が採用されていた。 昭和初期まで、私の周りには、親戚のおじさんが養子だったり、婿養子結婚を良く見聞きした。 また、江戸時代から大阪・船場の商人は、自分の息子よりも、店を永続させる事を大切を考えて

  • 日本の母系社会

    1 かつて人類の初期社会は母系社会であったとする歴史観が優勢でした。そしてこの歴史観に基づき、日にも母系社会が実在した考える歴史学者もたくさんいました。しかし現在では、この母系社会説を否定する学者も多くいるようです。私達は母系社会の実在説を支持しますが、いずれにせよ、両者とも決定的な証拠など見つかるはずのない遠い過去の問題なので、否定説より肯定説の方が、説得力があるという意味での支持です。 実際の人類史をもし正確に表現するとしたら、人類史は無数のエピソ―ドの連鎖、累積としか言いようがありません。しかしこれでは人類の歴史とは何か、全くわからないので、人間は歴史を様々に解釈して様々な歴史観をつくりました。初期社会の母系社会説を主張する歴史観はこの内の最有力な学説であったため、今日まで様々な批判に晒されてきましたが、結局この歴史観を批判する側も、この歴史観を凌駕するほどの論理性と整合性があり、

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