【この記事のポイント】・ロシア製のミサイルがポーランドに着弾、2人死亡と報道・バイデン米大統領はポーランドのドゥダ大統領と電話協議・NATO加盟国は状況を懸念、ロシア国防省は攻撃を否定【ロンドン=大西康平】ポーランド政府は15日、同国東部プシェボドフにロシア製のミサイルが着弾し、2人が死亡したと発表した。ロシア軍によるウクライナへのミサイル攻撃が国境を超えて着弾した可能性がある。主要7カ国(G7
9月にウクライナ東部バラクレヤ(訂正)の町から撤退したロシア軍は、軍内部の動きや戦況を記録した数千ページの書類を残していった。 著:斎藤真理、Maria Tsvetkova、Anton Zverev 写真:ZOHRA BENSEMRA 2022年10月26日作成 ロシア軍の兵士たちは数週間前にこの町から逃げ去った。だが、その痕跡は至る所に残っていた。 ウクライナ東部、ハリコフの南方90キロにある川沿いの小さな町バラクレヤ。コンクリートの階段を下り、ロシア軍が慌ただしく放棄した司令部の地下室に入った。「司令部」と書かれた鉄製のドアの向こうは、湿った臭いのする地下壕だった。焼却炉には書類が押し込まれ、その一部は焦げていた。他の書類は床全体に散らばっていた。 花柄をあしらったノートに、氏名不詳の参謀将校が、兵士の漫画と、望郷の思いを書き残していた。91ページにわたる手書きのノートには、その他の情
まちカドまぞく6巻に登場するウクライナ語の文章に、ウクライナ語を学ぶ筆者が真っ向から向き合います。 原文の和訳、精読、文法と語法の解説、そして間違っている部分の訂正を通じて、まちカドまぞくのよりよい理解を目指します。 ※ロシア語などスラヴ諸語の知識は必須ではありませんが、あればさらに楽しめます。 この記事は、東京大学きらら同好会の合同誌『Micare vol.1』に寄稿した記事の再録です。当該同人誌の公開猶予期間(1年間)が過ぎたため、自ブログで公開します。 utkiraracircle.github.io この本の他の記事も読みたい人は……もう増刷の予定も残部もないので、国会図書館に行ってもらえれば。2冊納本したので、関東と関西の両方に入ってると思います。 また、同時に発行した『#FindOurStars vol.2』寄稿の「ナナチカ探偵団と不可能な虹」「拝啓、海の向こうの空へ」も公開し
ポラン@ゆっくり実況者🐕25万人 @polan9009 大きな話題を集めているウクライナ軍の戦略まとめ。 ヘルソン攻勢が進む中、一昨日にハルキウ攻勢が始まり、約2日で50kmも進む大戦果をあげました。 ハルキウが本当の攻勢軸であり、ロシア軍と世界が注目していたヘルソンは罠だった可能性が指摘されています。目的はロシア軍の主力を拘束すること。 pic.twitter.com/nmb2bQg82h 2022-09-09 22:54:05 ポラン@ゆっくり実況者🐕25万人 @polan9009 ヘルソン攻勢は8月29日から始まったウクライナ軍の反抗作戦です。ドニプロ川の橋を無力化したタイミングで大規模攻勢を始めました。 戦果は上がりつつも、進み具合は想定よりゆっくりであり、「ロシア軍をキルゾーンで消耗させるのが目的では」「ウクライナの兵力が不十分」と憶測が飛んでいました。 pic.twitte
愛知県春日井市の「こどものまち小野町保育園」。 モニターの画面に向かって話しかけて手を振る子どもたち。 「こんにちは~」 園児たちが話す相手はウクライナからドイツに避難した子どもたち。 4月4日に行われたのは「オンラインの交流会」です。 ニュースで現状を知るだけでなく、現地の子どもたちと顔を合わせることで様々なことを感じてほしいと開かれました。 (現地スタッフ) 「名前はキリルです。趣味は空手です」 「イリヤです。自転車に乗るのが大好きです」 自己紹介をしたり、好きなものを教え合ったり。 こちらの女の子は…。 (あいなちゃん5歳) 「(アニメの)『ウマ娘』で好きなキャラクターはサイレンススズカです」 大好きな日本の人気アニメを紹介、少し照れながらも、みんなしっかり交流することができました。 (あいなちゃん5歳) 「緊張したけれど楽しかった」 (はるせくん5歳) 「ドキドキした。『戦争で大丈
ロシアがウクライナに侵攻してから約1か月。ロシア軍による攻撃が続き、民間人の被害が広がっています。ロシアが軍事侵攻に踏み切った背景に何があるのか。これまでの二国間関係、プーチン大統領の「ネオナチ」発言などについて、歴史社会学の観点からロシア・ユダヤ史やナショナリズム論などを研究し、教養学部でロシア・ウクライナ関係についても講じてきた鶴見太郎准教授に話を聞きました。 © Oleksli / Adobe stock ―― これまでのウクライナとロシアとの関係について教えてください。 ウクライナとロシアとの関係は、必ずしも全貌が明らかではないキエフ・ルーシ(9~13世紀、ロシア人とウクライナ人、ベラルーシ人の共通の起源とされる)の時代を別にすると、ロシア帝国の時代にさかのぼります。 現在のウクライナの大部分はそれまでポーランド・リトアニア王国の領域でしたが、東部地域は17世紀にロシアの支配下に入
ウクライナ大統領府広報室が公開したゼレンシキー大統領の演説のウクルインフォルムによる仮訳は以下のとおり。 親愛なる細田議長、山東議長、岸田首相、日本の国会議員の皆さん! そして親愛なる日本の人々よ! 私、ウクライナ大統領にとって、日本の議会の歴史で初めてあなた方に呼びかけられることは、大変な光栄である。 私たちの首都は、8193キロメートル離れている。平均すれば飛行機で15時間だ。ルートによって異なる。しかし、私たちの自由の感覚の間には、どのような距離があろうか? 私たちの生きることを望む気持ちの間には? 私たちの平和を望む気持ちの間に距離があるだろうか? 2月24日、私は、その距離を全く目にしなかった。私たちの首都の間には、1ミリの距離すらも。私たちの気持ちの間には1秒の距離もなかったのだ。なぜなら、あなた方が私たちのところにすぐに支援に駆けつけてくれたからだ。私は、そのことにつきあなた
2年前に「ロシア語の表記揺れはなぜ起きるのか」っていう増田を書いた増田だけど、みんな覚えてるかな? 今回は最近話題のウクライナの固有名詞の日本語表記についての話をするよ! иは「イ」か「ウィ」かロシア語やその他の多くの言語で、иは「イ」の音を表す文字だよ! でもウクライナ語では違うんだ! 手元の教科書を見てみると、「ゥイー 母音字。[イ]より奥に舌を引き,唇を横にして出す」(『ニューエクスプレス ウクライナ語』10頁)って書いてあるよ! そうだね、日本語で表記する上ではロシア語のыみたいになるんだね! ローマ字ではyで表記することになってるよ! 問題は、「ウィ」って表記するとややこしいことだね! 人名のМикола (Mykola)を「ムィコラ」と書くか「ミコラ」と書くかってことだね! きちんと数えたわけじゃないけど、ロシア語のыよりもウクライナ語のиの方が使用頻度高そうな気がするよ! 原
ウクライナ当局が、「殺害された」と発表していたロシア人ジャーナリストが、発表の翌日、記者会見の場に姿を現し、ウクライナ側は、ロシアによる殺害計画を未然に防ぐために行ったもので、容疑者を拘束したと明らかにしました。これに対して、ウソの発表まで行ったウクライナ側の対応に批判の声も出ています。 ところが、ウクライナ保安庁のグリツァク長官が30日に開いた記者会見の場に、突然、バブチェンコ氏が姿を現し、生きていたことがわかりました。 グリツァク長官は、バブチェンコ氏への殺害計画があるという情報があったため、バブチェンコ氏の身を守り、容疑者を特定するためだったと明らかにしました。そのうえで、ロシアの治安機関から多額の報酬で雇われたとするウクライナ人の男を拘束したことを明らかにし、「ロシアによる仕業は明白だ」と非難しました。 また、バブチェンコ氏は、「命を守ってくれた」と謝意を述べました。 今回、ウクラ
破壊されたウクライナ東部のドネツク国際空港で、爆発装置を探し、大きなクマのぬいぐるみの横を通り過ぎる親ロシア派戦闘員ら(2015年10月13日撮影)。(c)AFP/ALEKSEY FILLIPOV 【10月15日 AFP】ウクライナ東部の戦闘が鎮静化するなか、親ロシア派反政府勢力の戦闘員らは、今後の選択肢について考えを巡らせている──戦闘の再開を待つか、市民としての生活に戻るか、あるいは内戦下のシリアに向かうのか。 「戦闘がなくなってしまい、暇をもてあましている者もいる」と、トゥロク(「トルコ人」の意)と呼ばれる戦闘員はAFPに語った。「知り合いからは、もっと暖かいシリアへ行けと促された」 欧米諸国とウクライナ政府は、親露派武装勢力がロシアの支援を受けていると主張している。政府軍と親露派の18か月にわたる戦いは、9月上旬に新たな停戦合意が交わされたことにより、突然の休止を迎えた。 その後、
ウクライナの議会は、旧ソビエトを象徴するものを公共の場で使用することを禁止する法案を賛成多数で可決し、ソビエトを引き継いだロシアと歴史の評価を巡っても対立を深めています。 また、ソビエト時代から重要な祝日とされてきた5月9日のナチス・ドイツに対する戦勝記念日に加えて、ヨーロッパ諸国にならって前日の8日も第2次世界大戦の犠牲者を追悼する日にすることを決めました。 ウクライナのポロシェンコ大統領も9日、「ナチス・ドイツを率いたヒトラーと、当時のソビエトの指導者スターリンが多大な犠牲を出した第2次世界大戦を引き起こした」と述べて、大戦の責任はソビエトにもあるとの考えを示しました。 ウクライナによるこうした動きの背景には、ソビエトを引き継いだロシアをけん制するねらいがあるとみられ、ロシアのペスコフ大統領報道官は「ウクライナ出身のソビエトの元軍人は悔し涙を流しながら来月9日の戦勝記念日を迎えることに
ロシアが併合したウクライナ南部のクリミアで、少数民族のクリミア・タタール系のテレビ局がロシア当局の免許を取得することができず、放送の停止を余儀なくされ、ウクライナ側が非難しています。 ATRによりますと、放送はこれまでウクライナ当局の免許で続けていましたが、ロシア当局の免許も取得するため、必要な書類を繰り返し提出したところ、期限内に取得することができず、放送の停止に追い込まれたということです。 これに対し、ロシアの報道では、免許が取得できなかった理由は書類の不備だと伝えられています。 クリミアの中心都市シンフェロポリにあるATRの事務所の前には31日、放送停止に先立ちクリミア・タタール系住民が集まり、放送の継続を求めていました。 ウクライナのポロシェンコ大統領は、みずからのツイッターで「放送は停止に追い込めても、自由や真実を求める住民の願いは潰せない」と述べ、ロシア当局の対応を非難しました
ウクライナ東部では、政府軍と親ロシア派の停戦合意が発効したあとも交通の要衝デバリツェボ周辺などで戦闘が続いていて、双方が停戦違反だとして非難し合っています。 ウクライナ政府と親ロシア派の代表は、それぞれ現地時間の15日午前0時から戦闘を停止する命令を出し、ロシアとウクライナ、それにドイツとフランスの4か国の首脳は、電話会談で「停戦合意はおおむね守られている」との認識で一致しました。 しかし、幹線道路と鉄道が交差する交通の要衝デバリツェボでは戦闘が続いていて、ウクライナ内務省は16日、親ロシア派が砲撃を再開して警察署が破壊されたとして、停戦違反だと非難しました。 一方、デバリツェボの包囲を続けているとする親ロシア派も、政府軍が包囲網を突破しようとしたと主張し、さらにゴルロフカなど周辺の町も政府軍による砲撃を受けたと非難しています。 停戦合意では、ウクライナ政府軍と親ロシア派の双方が16日中に
マラソン協議の末の合意2月12日、ベラルーシのミンスクで行われていたロシア、ウクライナ、ドイツ、フランスの4カ国による首脳会談が終了した。 ウクライナ東部の停戦に向け、独仏が仲介者となって開催されたこの会談は実に16時間という驚異的な長時間に及び、この間、4首脳(プーチン露大統領、ポロシェンコ宇大統領、メルケル独首相、オランド仏大統領)は、睡眠はもちろん、ほとんど休憩もとらずに議論を続けたという。 協議がこれだけ長時間にわたった理由の一つは、ウクライナ側が親露派武装勢力との直接対話をあくまで拒否したことによる。 このため、紛争当事者の一方であるウクライナが4か国首脳会談の枠組で独仏露の首脳と話し合う一方、親露派武装勢力「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の代表者は別の枠組(3者コンタクトグループ)でウクライナ代表と話し合いを行うという非常に複雑な形がとられた(ほかにロシア代表と
ウクライナ情勢の政治的な解決に向けた、ロシアとウクライナ、それに調停役のドイツとフランスの首脳会談が先ほど終了し、ロシアのプーチン大統領は、2月15日からの停戦で合意したことを明らかにしました。 ベラルーシの首都ミンスクで行われた首脳会談には、ロシアのプーチン大統領、ウクライナのポロシェンコ大統領、それにドイツのメルケル首相とフランスのオランド大統領が出席し、11日夜から12日にかけて16時間近い夜を徹した協議の末、先ほど、終了しました。 ロシアのプーチン大統領は、会談が終わったあと記者団に対して、「非常に困難な協議だったが、われわれはなんとか合意に達した」と述べ、今月15日午前0時からの停戦で合意したことを明らかにしました。 また、会談に参加したウクライナのポロシェンコ大統領も「合意文書に署名する」と述べました。 現地では4か国の首脳会談と並行して、ウクライナ政府と親ロシア派の協議も行わ
ウクライナ東部ドネツク地方のブーレヒレスクに残された戦車の残骸(2015年2月7日撮影)。(c)AFP/ANDREY BORODULIN 【2月8日 AFP】欧米各国の首脳は7日、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に対し、ウクライナとの和平を望むならそれを証明する必要があると迫り、独仏がロシアとウクライナに新たに示した和平案は全面戦争の回避に向けた「最後のチャンス」になるかもしれないと警告した。 独ミュンヘン(Munich)で6日に開幕した「ミュンヘン安全保障会議(Munich Security Conference)」に出席したウクライナのペトロ・ポロシェンコ(Petro Poroshenko)大統領は、ロシアとの国境から離れたウクライナ領内で押収したというロシア兵らのパスポートや身分証明書を振りかざして自国内でロシア軍が活動していることを示す証拠だと主
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