タグ

考古学に関するkousyouのブックマーク (111)

  • 2000年以上失われていた儒教経典『楽経』を発見か

    中国中部にある湖北省荊州市では2019年から現在まで、戦国時代(紀元前476~前221年)の簡牘(かんどく、木簡や竹簡を指す)が1万枚以上も次々に出土し、その修復や整理、研究なども各国の注目を集めています。荊州博物館の王明欽館長はこのほど中国中央電視台(中央テレビ、CCTV)の番組の「簡牘でわかる中国」に出演し、これらの簡牘に関する最新の研究成果を紹介しました。 王館長によると、考古学者は2021年、荊州市荊州区洪聖村にある王家嘴楚墓で3200枚以上の戦国時代の簡牘を発見しました。うち160枚ほどに記載されていた内容は、すでに失われてしまった儒教で重視される戦国六経の一つの「楽経(がっけい)」である可能性が高いとされています。『楽譜』と暫定的に命名されたこれらの簡牘は二行で書かれ、主に十干や数字、一部の簡潔な記号があり、豊かなリズムが示されており、2000年以上前の輝かしい儀礼音楽文化

  • [独自]韓国ソウル付近の百済遺跡で1600年前の日本人居住痕跡を発見

    1500年余り前に日からソウルに移ってきた技術者をはじめ、倭の移住民が工房などの生産活動に従事していた事実が明らかになった。最近、彼らが暮らしながら墓に使う葬儀用品として使ったと推定される日特産の土器が相次いで確認されたためだ。 大韓文化財研究院は6日、今日のソウルである漢城に百済王朝が都を置いた漢城百済時代(西暦18年~西暦475年)の官営土器窯関連遺跡(京畿道城南市福井洞(ソンナムシ・ポクジョンドン))から、古代日の権力層の大型墓を飾った土器装飾遺物の「埴輪(はにわ)」を初めて発見したと明らかにした。大韓文化財研究院は地中の文化遺産を発掘・調査する機関だ。 埴輪は5世紀前半の古代日の典型的な装飾型土器で、主に円筒形のものと動植物形の象形造形物、家などの住宅造形物などに分けられる。今回発掘されたのは円筒形で外壁に穴を開けた5世紀の造形物だ。 城南市福井洞の百済土器窯関連遺跡の廃棄

    [独自]韓国ソウル付近の百済遺跡で1600年前の日本人居住痕跡を発見
  • 「完璧に保存された」ローマ文明以前の古代の墓...発掘作業中に発見

    Archaeologists Discover 'Perfectly Preserved' Tomb From 2,500 Years Ago <イタリアでは昨年にも、2600年間手つかずだった古代エトルリアの墓が公開され、希少な工芸品が大量に見つかっていた> 「完璧に保存された」ローマ文明以前の古代の墓が、イタリアの遺跡で発見された。 【画像】「完璧に保存された」ローマ文明以前の古代の墓...発掘作業中に発見 南エトルリアとヴィテルボ県の考古学・美術・景観監督局がフェイスブックで発表したところによると、墓はサン・ジュリアーノにあるエトルリア文明のネクロポリスで発掘作業中に見つかった。サン・ジュリアーノはローマから約30キロ北西のバルバラーノ・ロマーノ市に位置する。 ネクロポリスは古代の巨大墓地で、紀元前7世紀ごろから同3世紀ごろ、岩をくり抜いて作られたエトルリア人の墓が数百基ある。 エト

    「完璧に保存された」ローマ文明以前の古代の墓...発掘作業中に発見
  • 伊ポンペイで新たなフレスコ画出土 神話の場面を描写

    イタリア・ポンペイ遺跡で出土した、黄金の羊に乗ったプリクソスと海に落ちるヘレーを描いたフレスコ画。ポンペイ考古学公園提供(2024年3月1日撮影)。(c)AFP PHOTO / Parco Archeologico di Pompei press office 【3月2日 AFP】2000年近く前の西暦79年のベスビオ山(Mount Vesuvius)の噴火によって消滅したイタリア・ポンペイ(Pompeii)の遺跡で1日、神話の一場面を描いた色鮮やかなフレスコ画が出土した。 フレスコ画は、「レダの家(House of Leda)」と呼ばれる邸宅周辺の修復作業中に発掘された。 最も目を引くのは、ギリシャ神話に登場するプリクソス(Phrixus)と双子の妹ヘレー(Helle)が、黄金の羊に乗って継母イーノー(Ino)から逃げる場面の描写だ。プリクソスは雄羊にまたがっているが、ヘレーは海に落ちて

    伊ポンペイで新たなフレスコ画出土 神話の場面を描写
  • ヒッタイト王国の粘土板か 日本調査隊 トルコ古代遺跡から発掘 | NHK

    3000年以上前、今の中東地域で強大な勢力を誇った「ヒッタイト王国」のものと見られる粘土板を、日の調査隊がトルコの古代遺跡からほぼ完全な状態で発掘しました。粘土板にはヒッタイト語のほか国家的な宗教儀礼で使われていたとされる言語「フリ語」も刻まれていて、発掘した研究者は「この遺跡が王国の重要な都市だったことを示唆するものだ」としています。 粘土板が発掘されたのは、トルコ中部にある「ビュクリュカレ遺跡」です。 この遺跡では、15年前から中近東文化センター附属アナトリア考古学研究所の松村公仁研究員が率いる日の調査隊が調査を行っています。 去年5月、遺跡の北側から70行にわたってくさび形文字が刻まれた手のひらほどの大きさの粘土板がほぼ完全な状態で見つかりました。 粘土板は文字の形から今からおよそ3300年前、紀元前14世紀ごろのヒッタイト王国の時代のものだと考えられ、ヒッタイト語だけでなく当時

    ヒッタイト王国の粘土板か 日本調査隊 トルコ古代遺跡から発掘 | NHK
  • 日本の猫の「祖先」は平安時代にやってきた 遺伝子情報の解析で判明:朝日新聞デジタル

    ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

    日本の猫の「祖先」は平安時代にやってきた 遺伝子情報の解析で判明:朝日新聞デジタル
  • 世界最古の鞍を発見、定説覆す女性所有者に驚き、約2700年前

    中国の洋海(ヤンハイ)墓地から出土したおよそ2700年前の鞍。革を縫い合わせたものに藁や動物の毛が詰められている。精工な作りだが高価なものではなく、地域の牧畜民に日常的に使われていた。(PATRICK WERTMANN) 古ければおよそ2700年前、中国北西部の乾燥地帯で暮らしていたその女性は、まさに馬に乗ろうという装いで、鞍(くら)と一緒に埋葬されていた。獣皮製の外套をまとい、羊毛のズボンと革製の長を履いていた。 中国新疆ウイグル自治区のトルファン市近郊にある洋海(ヤンハイ)墓地で出土したこの鞍は、紀元前700年から紀元前400年ものと推定される。これまで発見された鞍の中では最も古く、誰が何の目的で鞍を使っていたかというこれまでの定説に疑問符が付けられた。(参考記事:「2500年前の墓から完全な大麻草13を発見」) 発見は「驚き」だったと、スイス、チューリッヒ大学の研究者で、学術誌「

    世界最古の鞍を発見、定説覆す女性所有者に驚き、約2700年前
  • 古代エジプト第2王朝時代の墓など発見 日本・エジプト合同調査隊 | 毎日新聞

    エジプト観光・考古省は3日、首都カイロ南郊サッカラで日・エジプト合同調査隊が古代エジプトの第2王朝時代(約4900~約4700年前)や第18王朝時代(約3600~約3300年前)など複数の時代の墓を発掘したと発表した。調査隊を率いる金沢大学古代文明・文化資源学研究所長の河合望教授は取材に対し「サッカラは古代エジプト有数の規模の墓地であり、未発掘のエリアも多い。今後も調査を進めることで、遺跡の全容が…

    古代エジプト第2王朝時代の墓など発見 日本・エジプト合同調査隊 | 毎日新聞
  • 思わずワクワクする考古学の発見2023年版、古代のミイラ工房他

    2023年5月、エジプト、ギザのサッカラで古代エジプトのミイラ工房が発見されたと当局が発表した。石造りの寝台やミイラ作りの道具など新たに発見された遺物は、プトレマイオス朝と第30王朝のものだ。(PHOTOGRAPH BY FAREED KOTB, ANADOLU AGENCY/ GETTY IMAGES) 2023年は、考古学界にとって実りの多い年だった。私たちは、AIなどの技術が大発見につながる事例を目の当たりにし、科学者たちは過去に発掘された遺物に新たな光を当てることができた。 また、今年は考古学上の新たな発見が続いた1年でもあった。たとえば、エジプトのミイラ工房では、古代の埋葬技術の秘密が明らかになった。イタリアの海底に沈む2000年前の神殿は、アラビアの砂漠から来た貿易商人たちが建てたことがわかった。そして、ジャングルの奥深くに眠っていた壮大なマヤ文明の都市が、レーザー技術によって

    思わずワクワクする考古学の発見2023年版、古代のミイラ工房他
  • 古代のユダヤ神殿に女性司祭がいた、呪いの言葉から判明、研究

    エジプトのナイル川に浮かぶエレファンティネ島には、紀元前5世紀末に破壊されたユダヤ神殿の遺跡がある。この場所では、パピルスや陶片に記された古代のテキストがたくさん見つかっており、今回の研究のテーマとなった呪いの言葉もそのひとつだ。(PHOTOGRAPH BY BILDARCHIV STEFFENS, BRIDGEMAN IMAGES) ある陶片に記された2400年前のメッセージについて新たな調査が行われた。それによると、このメッセージは古代において一般的だった呪いの最古の例であるのみならず、ユダヤ神殿に女性司祭が存在したという初の直接的な証拠かもしれないという。論文は2023年10月22日付けで学術誌「Religions」に発表された。 古代アラム語で書かれたこの12語の文は、エジプト南部に位置するナイル川の中州、エレファンティネ島にある初期ユダヤ神殿の遺跡で1925年に発見された。 この

    古代のユダヤ神殿に女性司祭がいた、呪いの言葉から判明、研究
  • 現代人も共感できる、悪徳商人に宛てた世界最古の苦情申立書

    4000年近く前にくさび形文字で刻まれた手のひらサイズの粘土板。質の悪い銅を売られたことへの抗議の言葉が記されている。「世界最古の苦情書」とされるこの手紙は、現在のイラク南部にあった信頼できない金属商人エアナーシルの自宅で発見された。(PHOTOGRAPH COURTESY THE TRUSTEES OF THE BRITISH MUSEUM) 3770年ほど前、不満を抱えたバビロニアの貿易商ナンニが、悪徳商人とされる同胞のエアナーシル(Ea-nasir)に、失敗した取引についての苦悩をぶちまけた。 これはすべて古代都市ウル(現在のイラク)で起きたことだが、怪しげな取引、質の悪い商品、顧客サービスの深刻な欠如を訴える苦情は現代の消費者から共感を集めている。実際、この手紙は世界最古の苦情申立書としてギネス世界記録に認定されており、4000年近く前のナンニの苦情は今もミーム(インターネットで拡

    現代人も共感できる、悪徳商人に宛てた世界最古の苦情申立書
  • 「デンマークの誉れ」 バイキング女王の権力を解明する新たなカギ

    デンマークのイェリング石碑は、今から1000年ほど前にバイキングの王だった父子がそれぞれ建立した。この写真の大イェリング石碑は息子のハーラル青歯王が建てたもので、碑文は965年のキリスト教への改宗が記され、母チューラにも言及している。そのため、この石碑は「デンマークの出生証明書」と呼ばれ、石碑のデザインの一部がデンマークのパスポートに使用されている。(PHOTOGRAPH BY ROBERTO FORTUNA, NATIONAL MUSEUM OF DENMARK) 1000年前の碑文に関する新たな論文が発表され、バイキングの2人の王のであり母であった女性が自らも強大な権力を持っていた可能性が示された。彼女自身が、初期のデンマーク王国を導いたリーダーであったかもしれない。 2023年10月11日付で考古学の学術誌「アンティクイティ」に掲載された論文で、デンマークのユトランド半島東部にある

    「デンマークの誉れ」 バイキング女王の権力を解明する新たなカギ
  • 古代の種子島、わざと頭を変形 国内初確認、「謎の集団」 | 共同通信

    Published 2023/10/12 16:41 (JST) Updated 2023/10/12 19:40 (JST) 3Dスキャンした頭蓋骨。上が山口県西部で見つかった弥生人の頭蓋骨、下が広田遺跡で見つかった頭蓋骨。広田遺跡のものは後頭部が平たい(九州大の瀬口准教授提供) 鹿児島県の種子島にある弥生時代末期―古墳時代前半ごろの集団墓地「広田遺跡」で発掘された人骨を分析した結果、頭蓋骨の後頭部が平たくなるように意図的に変形させていた痕跡が見つかったと、九州大のチームが12日までに発表した。これらの人々は、ルーツが不明で農耕をしていた痕跡がなく、生活や文化が当時の日列島の他の地域と異なる「謎の集団」とされる。 以前から頭蓋骨を変形させていた可能性は指摘されていたが、確証は得られていなかった。頭蓋骨を意図的に変形させる風習は、中南米や欧州に存在していたことが知られている。日の古代社

    古代の種子島、わざと頭を変形 国内初確認、「謎の集団」 | 共同通信
  • スペインの洞窟で見つかった6000年前のサンダル、欧州最古の靴

    スペインの洞窟で見つかったサンダルが欧州で発見されたのうち最古のものであることがわかった/Martínez-Sevillaet al.,Sci. Adv (CNN) 先月27日に科学誌「サイエンス・アドバンシス」に掲載された研究結果によると、新たな分析によって、これまでに欧州で発見されたのうち最古のものが特定された。 スペインのバルセロナ自治大学とアルカラ大学の研究者らが主導した研究では、放射性炭素年代測定法による分析の結果、繊維で編んだサンダル22点が6000年前のものであることが判明した。 この古代の履物が、中石器時代のかごやその他の道具とともに初めて発見されたのは、スペイン南部の洞窟が鉱山労働者によって略奪された1857年。だが1970年代にこれら遺物の年代が初めて測定された時は、今回の最新分析よりも約1000年新しいものだと特定された。 研究者らによれば、非常に乾燥した洞窟内は

    スペインの洞窟で見つかった6000年前のサンダル、欧州最古の靴
  • 死者を葬る人肉食、1万5000年前の欧州で普及 英研究

    研究者らは以前から英国のゴフ洞窟でカップ形の頭蓋骨を発見していた/Derek Adams/Trustees of the Natural History Museum (CNN) およそ1万5000年前の欧州では、葬儀の習慣として死者の肉をべる人肉が一般的に行われていたという研究結果が、このほど学術誌に発表された。 英イングランドのゴフ洞窟ではこれまでにも、かじられた痕跡がある人骨やカップ形に加工された頭蓋骨(ずがいこつ)が見つかっている。しかし今回の研究では、欧州各地にそうした習慣があったことが分かった。 英ロンドンにある自然史博物館の研究チームは、後期旧石器時代の1万1000~1万7000年前に栄えたマグダレニアン文化の遺跡を調査。文献を調べて人骨が出土している59遺跡を特定した。遺跡はフランスを中心に、ドイツスペインロシア、英国、ベルギー、ポーランド、チェコ、ポルトガルに点在

    死者を葬る人肉食、1万5000年前の欧州で普及 英研究
  • 古代ローマ時代の剣を4本発見、驚異の保存状態、死海の洞窟で

    鉄製の剣の柄頭(つかがしら)を保護する発泡スチロールの位置を調整する保存修復師。この剣は、紀元2世紀後半にローマ軍の兵士がよく使っていたタイプのもので、環状の柄頭を特徴とする。イスラエルのエン・ゲディ自然保護区の死海の近くの洞窟で最近発見された4の剣のうちの1で、現在はエルサレムにあるイスラエル考古学庁のジェイ&ジーニー・ショッテンシュタイン・イスラエル国立考古学キャンパスの空調管理された保管庫に置かれている。(PHOTOGRAPH BY PAOLO VERZONE) 9月6日、死海の近くの洞窟で古代ローマ時代の剣が4発見されたとイスラエル考古学庁が発表した。剣は木と革でできた鞘(さや)の中で2000年近く保存されていて、その状態は驚異的に良好だという。 剣は、エルサレムの南東に位置するユダヤ砂漠の洞窟の奥深くで、鍾乳石の壁の後ろに隠されていた。隠された時期は紀元2〜3世紀で、当時、

    古代ローマ時代の剣を4本発見、驚異の保存状態、死海の洞窟で
  • 約5000年前の権力者は女性だった、定説覆す発見、スペイン

    写真はペルーのパンパ・ラ・クルス遺跡で発見された600年前の生贄(いけにえ)の子どもの頭蓋骨。コンゴウインコの羽でできた頭飾りをかぶっている。今回の研究同様、プロテオミクスによってこの遺跡の主な生贄が男児だったことが突き止められた。プロテオミクスは考古学に革命を起こす技術と期待されている。(PHOTOGRAPH BY BECKY HALE, NATIONAL GEOGRAPHIC) スペインの古代の墳墓に埋葬されていた権力者の遺骨を分析したところ、この人物が女性だったことが明らかになり、初期のヨーロッパ社会における女性の役割についての定説を覆す重要な発見となった。論文は2023年7月6日付けで学術誌「Scientific Reports」に発表された。 この発見は、タンパク質を利用する考古学の新しい手法によって得られた革新的な成果の一例だ。 科学者たちは近年、分析可能なDNAが残っていない

    約5000年前の権力者は女性だった、定説覆す発見、スペイン
  • 最も古い乗馬の証拠が見つかる、ヤムナ文化の勢力拡大に貢献か

    乗馬の描写として最初期のものは青銅器時代に登場した。画像はエジプト、サッカラのホルエムヘブの墓から出土した石灰岩のレリーフ。こうした描写は、今回ヨーロッパ南東部で新たに見つかった乗馬者と見られる人々の骨格より1500年ほど後の時代のものだ。(PHOTOGRAPH BY DEAGOSTINI, GETTY IMAGES) 歴史上最初に馬に乗った人々は、東欧の草原に暮らしていた古代の遊牧民かもしれない。彼らは馬に乗るという習慣のおかげで、ヨーロッパにおいて優位性を獲得できたのかもしれない。そんな可能性を示唆する考古学的証拠が新たに見つかり、3月3日付けで学術誌「Scientific Advances」誌に発表された。 論文によると、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリアの墓から出土した24体の古代の人々の骨格から、馬に乗ることによって生じた身体的ストレスの痕跡が見つかった。骨格の大半は、約5500

    最も古い乗馬の証拠が見つかる、ヤムナ文化の勢力拡大に貢献か
  • エジプト 世界最大のピラミッド 186年ぶりに未知の空間を確認 | NHK

    エジプトを代表する考古学者が会見で「今世紀最大の発見だ」とその意義を強調しました。 世界最大のエジプトのクフ王のピラミッドの内部に、これまで知られていなかった空間があることが、186年ぶりに名古屋大学などが参加する国際調査チームによって確認され、いまだ多く残るピラミッドの謎の解明につながることが期待されます。 およそ4500年前に造られたとされるクフ王のピラミッドでは、内部構造を解き明かそうと、8年前の2015年からエジプトと日、フランス、ドイツなどの国際調査チームが最新の技術を用いて調査を進めてきました。 その結果、先月までにピラミッドの北側の斜面から中央部に向かって延びる通路のような形の、縦横2メートル、奥行き9メートルの空間があることが、確認されました。 ピラミッドの内部で新たな空間が確認されたのは、186年ぶりとされています。 調査にあたっては、宇宙から降り注ぐ「ミューオン」と呼

    エジプト 世界最大のピラミッド 186年ぶりに未知の空間を確認 | NHK
  • 類例なく「国宝級」発見 「盾形銅鏡」出土 奈良の富雄丸山古墳 | 毎日新聞

    出土した鼉龍文盾形銅鏡。盾と鏡を合わせたようなデザインで、鼉龍文や幾何学文様など精緻な装飾が特徴的。中央の丸い突起はひもを通す「鈕」=奈良市教委提供 奈良市にある国内最大の円墳、富雄丸山古墳(4世紀後半、直径109メートル)の未盗掘の埋葬施設から、過去に類例のない盾形の銅鏡(長さ64センチ、幅約31センチ)と蛇行剣と呼ばれる鉄剣(全長237センチ、幅約6センチ)が出土した。いずれも国産とみられる。盾形銅鏡は国内で出土した銅鏡で最も大きく、裏面には精緻で複雑な文様が施されていた。蛇行剣は曲がりくねった刃が特徴で、古墳時代の鉄剣としては東アジア最大、蛇行剣では国内最古という。25日、発表した市教委と奈良県立橿原考古学研究所は「古墳時代の金属器の最高傑作」と評しており、国宝級の発見といえる。 埋葬施設は、墳丘から北東方向にせり出した「造り出し」で見つかった。木の幹を二つに割り、内部をくりぬいて被

    類例なく「国宝級」発見 「盾形銅鏡」出土 奈良の富雄丸山古墳 | 毎日新聞