【北京=森安健】中国の習近平国家副主席は28日、北京でスーダンのカルティ外相と会談し、スーダンから独立した南スーダンが原油生産を停止したことについて「双方の食い違いは増しており、中国は憂慮している」と伝えた。両国に権益を持つ中国は対立に挟まれた格好で、原油生産再開のメドが立たない現状に危機感を強める。記者会見したカルティ外相は「昨年7月の独立以来、
今月9日、スーダンでの南北内戦の末に南スーダン共和国が悲願の分離・独立を果たした。その原油資源やインフラ事業を巡り、関係各国が駆け引きを繰り広げている。新たなビジネスチャンスをうかがう国々。日本もその例外ではない。【服部正法、平地修、ジュバ高尾具成、北京・工藤哲】 「あのまま現地に入れていれば、今ごろ日本企業の動きはもっと活発化していたかもしれない」。日本政府関係者の一人が悔しがる。 3月下旬、日本政府は外務省アフリカ審議官をトップとする民間企業との合同代表団を南部スーダンに派遣する予定だった。 独立で政情が安定しインフラ整備が進むことになれば、アフリカでインフラ輸出を積極化させる日本企業にとっては、大きな商機となる。派遣団は、その足掛かりを作るはずだった。 だが現地入りを目指したところに、東日本大震災が起きた。派遣は中止され、再開のめどは立っていない。 これとは別に、南スーダンと南側の隣
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