11月14日、在任中の職権乱用罪で禁錮7年の実刑判決を受けたウクライナのティモシェンコ前首相が、欧州人権裁判所など国際裁判機関による審理を望んでいることが明らかに。写真は10月撮影(2011年 ロイター/Gleb Garanich) [キエフ 14日 ロイター] 在任中の職権乱用罪で禁錮7年の実刑判決を受けたウクライナのティモシェンコ前首相(50)が、欧州人権裁判所など国際裁判機関による審理を望んでいる。ティモシェンコ氏の弁護士が14日明らかにした。 前首相は10月、ロシアとのガス取引をめぐり職権を乱用したとして、求刑通り禁錮7年の刑が言い渡されたが、判決を不服として上訴。弁護士は「ウクライナには独立した法的機関は存在しない」とし、上訴により判決が覆されることは困難との見解を示した。その上で、外国の裁判機関であればティモシェンコ氏の無罪を証明することができる可能性が高いとし、欧州人権裁判所