[ミスラタ(リビア) 26日 ロイター] 内戦状態に陥っているリビアでは、最高指導者カダフィ大佐に忠誠を誓う部隊と反体制派の激しい戦闘に巻き込まれ、家を追われた子どもたちの遊び方に変化が見られるなど、住民たちに心理的な影響が表れている。 西部ミスラタの自宅が砲撃で破壊されたモアイエド・アリ君(4)は、夜中に叫び声を上げ、目が覚めるようになった。特別支援学校に身を寄せるモアイエド君の母、マリアム・オマールさん(37)にとっては、子どもたちに見られるこのような心理的変化が悩みの種。子どもたちは大きな音を聞くと、発作的に恐怖を感じてしまうようにもなったという。 また、オマールさんは別の問題にも悩まされている。それは、子どもたちが一日中戦争ゲームをして遊んでいるということ。「みんな偽物の銃で遊んでいる。こんなことは以前にはなかった。今までは楽しい遊びをしていたのに、今は戦争のメンタリティーを持って