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これはやばいなあ。現代日本の家族の闇を描いた衝撃作だろう。フジテレビがひっそり流すザ・ノンフィクション「漂流家族 竹下家の9年間」である。 いろんなところで反響があるようで、id:tada-woさんから録画DVDを借りて見たのだが、絶句してしまった。彼のブログから引用する。非常にうまくまとまっている。 http://d.hatena.ne.jp/tada-wo/20090616/1245138703(因果鉄道999・埼玉-北海道(前編) - アマルフィ 日和) 埼玉県に住む竹下一家。家族構成は父母と6人姉妹(全員、女の子)の8人家族。彼らは心機一転として、北海道の浜頓別(はまとんべつ)という田舎町で行われる、街の活性化を目的とした本州からの移住計画に参加(いわゆる田舎で暮らそう、というやつ)。この計画は、移住して三年の間に、浜頓別に家を建てて定住することが条件で、その間の住居は地元の自治体
【”型”を知る】本質追求と実戦経験の両輪で技術を高める集団が、今後は強くなっていく(2023/05/08)日本の世界観はどのようにして作られたのか④~大和言葉に見る日本人の一体化能力~(2023/05/01)“型を知る” 地域や外圧状況による『型』の違いとは?(2023/04/29)日本の世界観はどのようにして創られたのか③~縄文の「縄」に見る性的結合と生命循環の世界~(2023/04/24)【古代西アジアの文明史④】現代の新しい「世界観の共有」 : 集団や古い制度を超えて直接つながる関係が、むしろ、個人と「集団や社会」の距離を縮めプラス感覚を醸成している。(2023/04/23)日本の世界観はどのようにして創られたのか②~「発酵技術」は「森羅万象は循環し、全ては一体」という世界観から磨かれた?~(2023/04/17)日本の世界観はどのようにして創られたのか①~自然を対象に、追求して、一
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跳躍のためには地盤が要る。飛躍のためには助走が要る。全てを見極めてから跳ぼう/飛ぼうとすれば黄昏になるまで待たねばならないが、直感/直観だけで跳ぶ/飛ぶのは瞬間的に快を覚えるだけだろう。再帰的近代化論やポストモダン論は社会の変化を語っており、私はそれに大きな説得力を感じる。しかしながら、仮にそこから日常的経験を通じた直感/直観へと訴えかける物語的魅力を削り取ってしまうとすると、果たしてどれだけの説得力が残るのかという点に関しては、いささか心許無いとも思う。ポストモダンを当たり前のように語るためには、やはり地道な検証作業によって、より確からしい裏付けを提示することが必要である。そして、そう思うなら、自分自身の手で、それをやってみればいい。では、不慣れな作業で素人臭い手付きになるが、私のできる範囲で、また時間と手間の許す範囲で、やってみよう。 テーマは多岐にわたる。今考えているものだけでも治安
古代日本における婚姻と家族のあり方が、近年まで支配的であった嫁取り婚、つまり女が男の家に嫁ぐといったあり方とはかなり様相を異にしていたことは、文献その他を通じて広く理解されるようになってきた。 古代日本における婚姻の基本は、男が女を見初めて女のもとに通う、あるいは女の家族が男を迎え入れるといったことを基調としていた。つまり女を中心として婚姻が成立していたのである。 男が女の下に通う通い婚の具体的な姿は、万葉集や日本霊異記に散見される。また男が女の家に同居する妻方居住婚の例も多く見られる。それに対して、女が男の家に住む夫方居住婚は、女の身分が男に比べ極端に低い場合など、例外的なケースだったと見られる。 このように女を中心にして婚姻関係が成立したのは、日本には先史時代から母系社会の伝統が根強く、その名残というか影響が、平安時代の中期ごろまで作用していたことの反映であると考えられる。 縄文、弥生
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