暗渠/川跡/川 « 前のページ次のページ » 新宿の秘境・玉川上水余水吐跡の暗渠をたどる November 17, 2010 Tweet 今回とりあげるのは、「ブラタモリ」新宿編でもちらっと取り上げられていた「玉川上水余水吐跡(たまがわじょうすいよすいばけ)の暗渠」だ。玉川上水は、江戸時代初期、1653年に開通して以来、1901年の東京市内給水停止まで、250年にわたり江戸/東京の生活を支えた上水道だ(上流部は今でも東村山浄水場への導水路として現役)。羽村から43kmを流れてきた玉川上水は新宿御苑の北側に沿って流れて四谷大木戸(現在の四谷四丁目交差点)に達し、それより先は木樋や石樋で地下に潜って江戸市中に給水していた。四谷大木戸に置かれた水番所では、毎日水位の測定や水量の調節をし、余った水や大雨の後の濁り水は南側にあった渋谷川上流部につながる谷のひとつを利用した水路に流していた。これが玉川