「ニューエイジ宗教は必ずしも新しくない」等と言われて久しいですが、現在の日本で、スピリチュアルを信奉する、しかもその中でも若い人の実像とはどんなものなのでしょうか。この本では、その難しいタスクにチャレンジしています。 スピリチュアリティのゆくえ (若者の気分) 作者: 堀江宗正出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/04/23メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 32回この商品を含むブログ (2件) を見る宗教学者である著者氏は、主にmixiなどを通じて、スピリチュアルに関心のある4名の大学生とのインタビューに成功し、それをもとに対話的・共感的に議論を進めています。(このシリーズの性格を反映し、学術書というよりは、著者の個人史や批評も交えた「読み物」という体裁となっています。) 登場する風太君、音葉さん、美月さん、神生君(いずれも仮名)は、それぞれ、オーラ見える系、アート