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本とフランスに関するkousyouのブックマーク (10)

  • 『図説ブルボン王朝(ふくろうの本)』長谷川輝夫 著 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    絢爛豪華なフランス・ブルボン王朝の歴史を近世フランス史研究の第一人者である著者によってコンパクトにまとめられた一冊。豊富な図版でお馴染みの河出書房新社「ふくろうの」シリーズということもあって、眺めるだけでも楽しい。 ブルボン朝時代については、フランス史上の最盛期で日でも人気が高いことで、それぞれの王や王妃・人物の伝記、フランス革命を筆頭にした様々な事件、ブルボン朝時代の文化・芸術・建築等類書は非常に多いが、一般向けの通史ということになると意外と少ない。軽い読み物を除くと、最近出た佐藤賢一氏の『ブルボン朝 フランス王朝史3 (講談社現代新書)』ぐらいで後は一気に世界歴史大系とかの専門書やフランス史の通史の書籍にジャンプアップする。 書は百ページ余りの薄さだが、全体像の要点が的確にまとまっているのでブルボン朝の時代はどんなものだったか、有名なあの人やあの人はどんなことをしたのか、何が起こ

    『図説ブルボン王朝(ふくろうの本)』長谷川輝夫 著 | Call of History ー歴史の呼び声ー
    kousyou
    kousyou 2020/04/01
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  • 「フランス的思考―野生の思考者たちの系譜」石井 洋二郎 著

    近代フランスを特徴づける、デカルト以来の合理主義、フランス語の優位性への確信から広がった普遍主義という二大潮流に対する反合理主義・反普遍主義あるいは非合理主義・非普遍主義的な思想の系譜を、マルキ・ド・サド、シャルル・フーリエ、アルチュール・ランボー、アンドレ・ブルトン、ジョルジェ・バタイユ、ロラン・バルトの六人を通して描くことで、「フランス的思考」の姿に迫る一冊。 著者は「フランス的思考」という書名について、フランス語にすれば”pensée Française”(フランス思想)となるが、敢えて「的」「思考」とすることで『すでに確立された「フランス」の「思想」に関するなんらかの見取り図のようなものを答えとして提示する書物ではな』(P10)く『さまざまな留保つきではあれ「フランス的」という形容詞を冠することができるかもしれない「思考」のありようをめぐる問いかけの書物』(P10)として描く。反合

    「フランス的思考―野生の思考者たちの系譜」石井 洋二郎 著
  • 「フランスにおける脱宗教性(ライシテ)の歴史」ジャン・ボベロ著 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    フランスを代表するライシテ研究の第一人者による、フランス革命から二〇世紀初頭までのライシテが確立していく歴史を概説した一冊。現在のライシテが直面する変化についても若干の言及が加えられている。 『国教を立てることを禁じ、いっさいの既成宗教から独立した国家により、複数の宗教間の平等ならびに宗教の自由(個人の良心と集団の礼拝の自由)を保障する、宗教共存の原理、またその制度。国家と公立学校などの公的領域を脱宗教化することで、私的領域における宗教の自由を保障するライシテの公私二元論は、宗教的民族的出自から切り離された普遍的市民権のベースにもなっている。』(P9) 書では脱宗教化と世俗化とは明確に区別される。脱宗教化とは『法律によってライシテに基づく公教育や政教分離が制度化される過程を示し』(P10)、世俗化とは『市民社会と文化・習俗において宗教の影響が減退する過程を示す』(P10)。このでは前者

    「フランスにおける脱宗教性(ライシテ)の歴史」ジャン・ボベロ著 | Call of History ー歴史の呼び声ー
  • 「ナポレオン帝国 (ヨーロッパ史入門)」ジェフリー・エリス 著

    ナポレオンである。フランス革命後の混乱の中でその軍事的才能を認められて民衆の支持を受けて世襲皇帝にまで上り詰め、列強を次々と降して欧州の大半を版図とした帝国を建設し、歴史上、近世と近代とを画した一大転機を作った、栄光と没落とで人々のロマンを掻き立てる不世出の英雄として、半ば神話化して何度も何度も語り継がれてきた。余りに人のロマンを掻き立てる生涯ゆえに、目がくらんで、歴史上のナポレオン帝国の実態は見えにくくなっている。 書はこれまでのナポレオン研究を精査し、ナポレオン帝国の現実の姿を丁寧に概説した非常に手堅い一冊である。とても読み応えがあって、素晴らしい出来だった。岩波のヨーロッパ史入門シリーズはコンパクトかつ格的な内容のが多いけど、その中でも屈指の一冊だと思う。 序論でこれまでの研究史が総覧されているが、それら様々な研究史を踏まえて著者は書の目的をこう整理している。 『・・・それゆ

    「ナポレオン帝国 (ヨーロッパ史入門)」ジェフリー・エリス 著
    kousyou
    kousyou 2014/09/09
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  • 「ケーキの歴史物語 (お菓子の図書館)」ニコラ・ハンブル 著

    ケーキの歴史は非常に古くて非常に新しい。現代人の我々が知っているような甘くて柔らかくてスポンジ状で、綺麗に生クリームやフルーツで飾られたそれが登場するのは十九世紀になってからで、それ以前のケーキとは全く違う。 古くは新石器時代のスイスの村落の遺跡で見つかった『つぶした穀物に水分を加えてかため、平らな円盤状にして――すべては推量の範囲をでないけれども――たき火の灰に埋めた石の上で焼いたもの』(P14)が最初のケーキだった。『何かを練ってパテ状の形』(P14)がケーキのルーツになる。 現代のケーキの直接のルーツは一つにはパンだという。ハチミツや牛乳などが手に入った時にパンを作る際にそれらとある種の脂肪分が加えられてケーキが誕生する。「平たい」というのがケーキとパンを分ける大きな特徴であったらしい。もう一つのルーツは卵と牛乳と小麦粉を混ぜて作られるパンケーキで、これが後にイーストにかわる膨張剤と

    「ケーキの歴史物語 (お菓子の図書館)」ニコラ・ハンブル 著
    kousyou
    kousyou 2014/08/30
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  • 『誰も知らなかったココ・シャネル』 - HONZ

    シャネルNo.5。1921年に売り出されて以来90年以上、香水の代名詞である。現在でも「30秒に1」売れ続けているのだそうだ。 貧しい行商人の子として生まれ孤児院で育ちながら、その美貌と才気で上流階級の男たちの心をつかみ、「フランスのエレガンス真髄」にまでのし上がったココ・シャネル。「自分で稼ぎ、自由に愛し、男の指図を受けずに望むままに生きたい、という女性たちの欲求と女性解放の旗頭」として、ごてごてと飾り立てたドレスの中から女性たちを救い出したココ・シャネル。何事にも果敢に挑戦し、勝利を勝ちとる英雄的女性の伝説… しかし、一方で語られてきたように、シャネルにはナチスの協力者としての顔があった。 シャネルの死後まもなく、その生涯と業績をたたえる公式展「シャネルに捧げるオマージュ」が1972年10月にパリで行われると発表されたが、開催直前に延期を余儀なくされる。ナチスによるパリ占領時代にドイ

    『誰も知らなかったココ・シャネル』 - HONZ
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  • 『ローズ・ベルタン ─ マリー・アントワネットのモード大臣』 | 青い日記帳 

    白水社より刊行された『ローズ・ベルタン ─ マリー・アントワネットのモード大臣』を読んでみました。 『ローズ・ベルタン ─ マリー・アントワネットのモード大臣』 ミシェル サポリ (著), 北浦 春香 (翻訳) ファッション業界では名の知れぬ日の若手デザイナーの服を積極的に自らのステージ衣装やフォーマルウェアとして着こなすレディー・ガガをNHKの番組「東京カワイイ★TV」で紹介していました。 世界的スーパースターであるレディー・ガガ。既存のブランドや名のある有名デザイナーだけでなく、自らの感性に合った衣装を洋の東西、有名無名を問わず取り入れることで、自らモードの最先端を突き進んでいる姿に、丁度このの主役の一人であるマリー=アントワネットを重ね合わせてしまいました。 世界史上最も有名なフランス革命の「敵役」として扱われることの多いマリー=アントワネットですが、彼女がモード界にもたらした影

    kousyou
    kousyou 2012/01/30
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