前史1392年、フランス王シャルル6世が狂気の発作に陥り統治能力を喪失すると、王弟オルレアン公ルイと前王の弟ブルゴーニュ公フィリップ豪胆公との間で主導権争いが激化。1407年、フィリップ豪胆公の後を継いだジャン無畏公によってオルレアン公ルイが暗殺され、オルレアン公遺臣と有力諸侯アルマニャック伯らからなるアルマニャック派とブルゴーニュ派との間で内戦状態となった。 1399年、イングランド王リチャード2世がランカスター公ジョン(リチャード2世の父エドワード黒太子の弟)の子ヘンリ・ボリングブロクにより廃位され、ヘンリ・ボリングブロクがヘンリ4世として即位(ランカスター朝)、ウェールズの反乱を鎮圧して1413年、ヘンリ4世の子ヘンリ5世が即位した。 ヘンリ5世については以下の記事でまとめている。