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読書中と朝日に関するtakahiro_kiharaのブックマーク (39)

  • 21世紀は本当にアジア・アフリカの世紀となるのか~コロナで拡大する国際格差 - 榊原英資|論座アーカイブ

    21世紀は当にアジア・アフリカの世紀となるのか~コロナで拡大する国際格差 榊原英資 (財)インド経済研究所理事長、エコノミスト 国際通貨基金(IMF)は10月13日、恒例の「世界経済見通し」(毎年4月と10月に発表)で2020年の世界経済の成長率を上方修正した。上方修正といっても、マイナス4.4%なのだが、6月のマイナス5.2%からは0.8%の増加という事なのだ。 アメリカはマイナス4.3%に修正(6月時点より3.7%増)、ユーロ圏はマイナス8.3%(1.9%増)、日はマイナス5.3%(0.5%増)という予測になっている。いずれもかなりのマイナス成長だが、6月時点よりは良くなっている。中国は1.9%のプラス成長と、6月より1.0%成長率が増加している。 マイナス幅は減少したものの、2008年のリーマン・ショック後の2009年(マイナス0.1%)に比べると、マイナス幅は大きく増大している

    21世紀は本当にアジア・アフリカの世紀となるのか~コロナで拡大する国際格差 - 榊原英資|論座アーカイブ
  • 韓国人は憤怒調節障害? 『ポスト』の誤りを糺す - 杉田聡|論座アーカイブ

    最近、各種メディアにおいて、韓国(人)に対するヘイトスピーチが目立つ。私はテレビとは無縁なため、ワイドショー等の事情には不案内だが、かなり顕著だと報じられている(朝日新聞2019年9月6日付)。 週刊誌でも同様の傾向が感じられるが、今回騒ぎになった『週刊ポスト』(9月13日号)の特集記事を読んでみて、寒々とした気持ちになった。これは相当にタチが悪い。この記事を見ると、『週刊ポスト』は品性のみかジャーナリズムとしての資格をも欠いている、と言わざるをえない。 安倍政権への迎合 リードを見れば、編集の姿勢が明瞭である。日韓の150年にわたる歴史を一切無視したまま、近年両国間で起きた問題と韓国の現政権とを、日政府の立場に立って記述・指弾している。 いわく、「韓国の『反日』が止まらない。〔韓国政府は〕徴用工問題での国際法を無視した賠償請求、……GSOMIA(……)の破棄まで一方的に決定してしまった

    韓国人は憤怒調節障害? 『ポスト』の誤りを糺す - 杉田聡|論座アーカイブ
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2023/07/02
    これまた後半は読めない。最近こういうの多いね。
  • セブ島で親から子へ引き継がれる「地場産業」、それは銃の密造:朝日新聞GLOBE+

    フィリピン中部セブ島のダナオ市では、銃の密造が地場産業だ。そこは日人観光客にも人気のリゾート地に近い。銃密造は第2次大戦中、日軍を相手に戦うゲリラを支援するために地元民たちが始めた(一部画像を加工しています)=2005年2月、大野拓司撮影

    セブ島で親から子へ引き継がれる「地場産業」、それは銃の密造:朝日新聞GLOBE+
  • 老後を考える手引きにも|好書好日

    脱出老人 フィリピン移住に最後の人生を賭ける日人たち 著者:水谷 竹秀 出版社:小学館 ジャンル:エッセイ・自伝・ノンフィクション 恋人候補200人のナンパおじさん、19歳のとスラムで芋の葉をべて暮らす元大手企業サラリーマン、震災を機に東北から原発ゼロのフィリピンに父母と移住した夫婦。ゴミ屋敷暮ら… 脱出老人―フィリピン移住に最後の人生を賭ける日人たち [著]水谷竹秀 年金は実質的に下がる一方で、介護福祉も問題山積み、物価も安くない。そんな日を脱出したいと思ったことがある人は少なからずいるのでは。書はフィリピンに移住した人たちに取材したルポ。移住の理由は再婚、借金逃れ、温暖な地を求めて、と多様だ。介護問題も大きい。一人ひとりの実にさまざまな事情がつづられる。セブ島の高級コンドミニアムに住む老人と出会った著者は、フィリピンが現代の姥(うば)捨て山になっているのではと疑問を抱く。日

    老後を考える手引きにも|好書好日
  • 「共通語の世界史」書評 多様性の維持が統一性の酵母に|好書好日

    共通語の世界史 ヨーロッパ諸言語をめぐる地政学 著者:クロード・アジェージュ 出版社:白水社 ジャンル:哲学・思想・宗教・心理 共通語の世界史 ヨーロッパ諸言語をめぐる地政学 [著]クロード・アジェージュ 書の初版は1992年である。30年近く前の「ヨーロッパの諸言語の総覧」を、今さら読む価値があるのか、いぶかる向きもあろう。一般に、人生が苦難に満ちれば民族文化(言語、ナショナリズム)への執着は熱狂的なものになるが、「ナショナリズムをより無害なものにするためには、いかなる障害もなく、財、人間、思想が循環できるようなひとつのヨーロッパを実現しなければならない」という著者の主張には瞠目すべきものがある。混迷する世界においてこそ読まれるべき骨太の一冊だ。 著者はまず民族と民族をつなぐ役割を果たす「連合言語」を取り上げる。英語ドイツ語、フランス語がそうだ。言語を広めるための道具は歴史的には商業

    「共通語の世界史」書評 多様性の維持が統一性の酵母に|好書好日
  • 順位付けは動物の性なのか ニワトリの世界も厳しい縦社会:朝日新聞GLOBE+

    ■総当たり戦のどつきあい 「ニワトリは厳しい縦社会。朝コケコッコーと鳴く順番も厳格に決まっています」。ニワトリの生態を長く研究している東京農工大学准教授の新村毅さん(37)は、そう言い切る。ニワトリにはもともと、1羽の雄鶏が鳴き始めると他の雄鶏たちが続いて鳴く習性がある。新村さんは、同じケージで4羽が鳴き交わす様子を観察していて、毎朝、同じ雄鶏が最初に鳴くことに気づいた。しかも、続く順番もきれいに決まっていた。 ニワトリは集団で飼うと、互いにつつき合いを繰り返し、数日するとぴたりとやむ。「総当たり戦のどつきあいのようなもので、自分が何番目に強いか分かるまでやります。ひどいときは傷口から感染して、死ぬ個体までいるんですよ」と新村さん。どつきあい……。まるで、学園ドラマに出てくる不良同士のけんかのようだ。 東京農工大学准教授の新村毅さんが研究のために飼育しているニワトリ ニワトリの場合、そこで

    順位付けは動物の性なのか ニワトリの世界も厳しい縦社会:朝日新聞GLOBE+
  • 冬眠しても筋肉が衰えないクマ その秘密がヒトの医療に使えるかもしれない:朝日新聞GLOBE+

    米アラスカ州カトマイ国立公園に生息するグリズリー=U.S. National Park Service via The New York Times/©2019 The New York Times

    冬眠しても筋肉が衰えないクマ その秘密がヒトの医療に使えるかもしれない:朝日新聞GLOBE+
  • (ことばの広場)きもい 方言、若者ことばに負けるな - ことばマガジン:朝日新聞デジタル

    (9月14日付朝刊に掲載した「ことばの広場」を再録しました) 岐阜県内の病院でのことでした。血圧を測るため腕にバンドを巻かれた患者が、病院スタッフから締め付け具合を聞かれて「きもい」と答えたそうです。 「きもい」は「気持ち悪い」を略した若者ことばとして知られます。この患者も若者だと思われるかもしれませんが、実際は年配者でした。 患者が口にした「きもい」は、岐阜県や愛知県の方言だったのです。「きつい」「せまく窮屈である」を表します。患者が伝えたかったのは、バンドの締め付けがきついということです。 岐阜県の方言に詳しい岐阜大学教育学部の山田敏弘教授は「『きもい』は県内では南部で広く使われ、岐阜市でも50代以上の人は理解する」と話します。 岐阜市を含めた県南部に住む地元の人に、日常生活のどんな場面で使うのか尋ねました。 が履きにくくなった時に「が『きもく』なった」(50代)、洗ったセーターを

    (ことばの広場)きもい 方言、若者ことばに負けるな - ことばマガジン:朝日新聞デジタル
  • 芝園団地に住んでいます 記者が住民として見た、「静かな分断」と共生:朝日新聞GLOBE+

    1号棟から15号棟までに約5,000人が住む。広場では祭りやつきなど様々な催しが開かれる Photo: Ikenaga Makiko, Oshima Takashi 日の課題が詰まった団地 風が強いときはドアを閉めましょう! 风大时请将门关上! 私が住む棟の入り口にある貼り紙だ。団地住民向けの掲示は、どれも日中2カ国語で書いてある。 団地の入り口に貼られた貼り紙。日語と中国語で書かれている Photo: Oshima Takashi 芝園団地は1978年に日住宅公団(現在のUR都市機構)が建てた賃貸住宅で、約5000人が住む。1990年代から増えた外国人約2500人の大半が、中国人だ。2015年11月、芝園団地がほぼ全域を占める川口市芝園町の人口は、初めて外国人住民が日人を上回った。 90年代は外国人は入居不可という賃貸物件も多かったが、公団の賃貸住宅は中長期の在留資格を持つ外国

    芝園団地に住んでいます 記者が住民として見た、「静かな分断」と共生:朝日新聞GLOBE+
  • 「洞窟ばか」書評 底もゴールもない未知への挑戦|好書好日

    洞窟ばか―すきあらば、前人未踏の洞窟探検 [著]吉田勝次 運命の力が作用して、なるべくして洞窟探検家になった「俺」は高校を辞めるまでは無謀なアウトロー的人間であり、直感に従った行動で危険な目にも遭うが、彼を導くことになる運命は時に試練を与えながら彼の肉体と精神を強固なものに鍛え上げ、洞窟探検家としての不屈の人格を自力と他力の両輪に噛(か)み合わせながら、未知の驚異の世界の入り口へと読者を誘う。 その探検の過程にはハラハラドキドキ。書の描写がコントロールされた感情に裏付けされているように、洞窟内での行動は常に冷静さが求められる。 彼の人生は一見、衝動的で向こう見ずに思えるが、実は高所恐怖症で闇を恐れる。その性格は洞窟探検家に向いていないように思えるのだが、だからこそ、未踏の未知の風景を現実の領域に取り込み、とんでもない危険に挑戦してしまうものの、感覚と理性のバランスよく常に無事に帰還するの

    「洞窟ばか」書評 底もゴールもない未知への挑戦|好書好日
  • 「原子力の人類学」書評 世界の構造をエセーの文体で|好書好日

    原子力の人類学 フクシマ、ラ・アーグ、セラフィールド 著者:内山田 康 出版社:青土社 ジャンル:社会・時事 原子力の人類学 フクシマ、ラ・アーグ、セラフィールド [著]内山田康 筆者は社会人類学者である。がしかし、書は単純には学問と言えない文体で語られる。エセーと呼ぶのが最も適当であろうが、それは起源にモンテーニュを仰ぐ「随筆」の形式だ。 テーマは一貫して原子力である。筆者はその力の及び方を知るために仏ラ・アーグ、英国セラフィールド、米国ニューメキシコ、福島の浜通りを旅してゆく。 日の原子力産業がどの国のモデルを利用しているか、特にまったく同じ手法で土地が奪われ、権力によって馴致されるようになるかの事実には背筋が凍る。 我々は愚かなほどの物真似によって支配されてきたのに過ぎない。反省の契機もない終末的状況だ。 筆者はそうした世界の構造をあくまで随筆のように書く。資の動き、暴力の魔、

    「原子力の人類学」書評 世界の構造をエセーの文体で|好書好日
  • 「サルなりに思い出す事など」書評 アフリカとの裸のつきあい|好書好日

    サルなりに思い出す事など 神経科学者がヒヒと暮らした奇天烈な日々 著者:ロバート・M.サポルスキー 出版社:みすず書房 ジャンル:自然科学・環境 サルなりに思い出す事など 神経科学者がヒヒと暮らした奇天烈な日々 [著]ロバート・M・サポルスキー ケニヤの森で20年以上にわたりヒヒの群れを観察した神経科学者の回想録だ。裏表紙にある「抱腹絶倒のノンフィクション」という謳(うた)い文句は看板倒れではない。ニヤニヤ笑いが込み上げるという点では近年屈指のだった。 まずヒヒの研究を開始した理由が振るっている。著者の研究はストレスが人間の身体にどんな悪影響を及ぼすか。その調査にヒヒを選んだのだが、なぜヒヒかというと、彼らは1日4時間しか狩りをせず、あとはお互いを精神的に煩わせることに使っているからだという。つまりそこは人間と同じ、というわけだ。 ヒヒに旧約聖書由来の名前をつけて諧謔(かいぎゃく)的に語

    「サルなりに思い出す事など」書評 アフリカとの裸のつきあい|好書好日
  • 「曝された生 チェルノブイリ後の生物学的市民」書評 知識が生きる力に 福島との共通点も|好書好日

    曝された生 チェルノブイリ後の生物学的市民 著者:アドリアナ・ペトリーナ 出版社:人文書院 ジャンル:社会・時事・政治・行政 生命とリスクはどのように測られるのか。チェルノブイリが形作った新国家ウクライナのありようをはじめ、放射線被害が、市民や地域の変容、また国際的な政治的・経済的かけひきの契機… 曝された生 チェルノブイリ後の生物学的市民 [著]アドリアナ・ペトリーナ ぼくたちが大規模な災害の被害者となったとき、生活再建の拠(よ)り所(どころ)になる/なれるのは、何だろう。国か自治体か、地域の共同体か専門家か、はたまた事故の責任者か自分自身か。 1986年、旧ソ連でチェルノブイリ原発が爆発し、人類史上最悪規模の放射能汚染事故が起こった。書は、この事故の後これらの救済システムがどう機能しなかったのかを、現地の人々への長期参与観察と聞き取り調査をもとに丁寧に描き出した民族誌(エスノグラフィ

    「曝された生 チェルノブイリ後の生物学的市民」書評 知識が生きる力に 福島との共通点も|好書好日
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2017/07/20
    “知識が生きる力に”
  • コラム別に読む : さらばアホノミクス [著]浜矩子 - 永江朗 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    貧困と格差を放置する経済政策 アベノミクスって効果があったのだろうか。少なくとも、ぼくが生息する出版界では微塵も感じられない。雑誌の売れ行きは低迷し、休刊も続いている。書店の身売り話や閉店も多い。 失業率は改善したそうだが、非正規雇用が増えただけだ。企業は儲けをたくわえ、給料に回さないから消費は冷え込んだまま。株価もいまいちだ。「新3の矢」なんて言い出したのは、「旧3の矢」が外れたからか。 浜矩子は官邸及びその応援団から忌み嫌われるエコノミスト。新著『さらばアホノミクス』でも、安倍政権の経済政策を徹底的にこき下ろす。なにしろ、もう「アホノミクス」とすら呼ぶに値しないと斬って捨てる。「~ノミクス」とつくのは経済政策だからであり、アベノミクスなんて経済政策ではないというのである。 このは「毎日新聞」連載の経済コラム「危機の真相」をまとめたものが中心。しかし、書のために語り下ろされた第

    コラム別に読む : さらばアホノミクス [著]浜矩子 - 永江朗 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 「死すべき定め」「脳外科医マーシュの告白」書評 人生の終末描く、医療は文学|好書好日

    ISBN: 9784622079828 発売⽇: 2016/06/25 サイズ: 20cm/278,10p 私たちは豊かに生きることに精いっぱいで、「豊かに死ぬ」ために必要なことをこんなにも知らない−。全米75万人の人生観を変えた、現役外科医にして『ニューヨーカー』誌のライター… 死すべき定め―死にゆく人に何ができるか [著]アトゥール・ガワンデ 脳外科医マーシュの告白 [著]ヘンリー・マーシュ 医療は文学的なんだよと若い研修医がわたしにいった。十九歳の夏、脳下垂体腫瘍(しゅよう)の手術のため入院した病院でのことだ。手術時間も比較的短い良性腫瘍は重篤な患者さんたちの前では気楽なものに思えた。深夜緊急オペに駆けつける医師もいた。英文科一年生だったわたしは考えた。こんなに切実で具体的な実践の前で、文学なんてなに? 『死すべき定め』の著者アトゥール・ガワンデも、医学生の頃そう考えたのだろう。「患

    「死すべき定め」「脳外科医マーシュの告白」書評 人生の終末描く、医療は文学|好書好日
  • 「ヒトラーと物理学者たち」書評 改めて問われる研究者の政治観|好書好日

    ISBN: 9784000058872 発売⽇: 2016/09/15 サイズ: 20cm/401,12p 権力や名声には無関係と思える科学者たちが、ナチス政権に奉仕することになっていったのはなぜか。プランク、ハイゼンベルク、デバイという3人の著名なノーベル賞学者を中心に、人間… ヒトラーと物理学者たち―科学が国家に仕えるとき [著]フィリップ・ボール 戦争における科学者の社会的責任は何か? この古くて新しい課題を、ヒトラー政権下でドイツの物理学者たちがどのように活動したかを題材として、綿密かつ明快に解き明かす。 著者は、科学雑誌『ネイチャー』の編集者をしていた人。科学界全般に対する広い視野と、今日的状況との関連を明確に意識していて、それが多くの類書にはない活(い)き活きしたリズムを生み出している。 資料はほとんど二次文献に依拠しているが、それがむしろ書の長所にもなっている。このことによ

    「ヒトラーと物理学者たち」書評 改めて問われる研究者の政治観|好書好日
  • コラム別に読む : サイロ・エフェクト [著]ジリアン・テット [訳]土方奈美 - 永江朗 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2016/05/11
    今日図書館で見かけた。やっぱこっち借りるべきだったかなぁ?→借り直してきた。
  • 「リスクと向きあう」「リスク化される身体」書評 現場から大局から、問題提起|好書好日

    リスクとリスクがぶつかったとき、社会や個人は道をどう選べばよいのか? 環境リスク評価研究を専門とする著者が、放射能のリスク、福島と日のこれからを考える。著者がこれまでの… リスクと向きあう [著]中西準子 /リスク化される身体 [著]美馬達哉 原発事故以降「放射線のリスク」が注目される。当然、それを減らしたいと願う。しかし、気をつけなければならないことがある。この世には様々なリスクがあり、あるものを抑え込むと「頭押さえりゃ尻上がる」的に別のリスクが増える性質(リスク・トレードオフ)があって、一筋縄にはいかないことだ。 『リスクと向きあう』の著者は、公害問題、とりわけ水の問題を通じてこの悩ましい現実に相対してきた。有害な化学物質を無くそうとすると別のリスクが顔を出す。殺菌で生じる発がん物質を嫌い水道水の殺菌をやめ80万人がコレラになった国がある。発がんも感染症も好ましくないが、どこかで妥協

    「リスクと向きあう」「リスク化される身体」書評 現場から大局から、問題提起|好書好日
  • ビキニ環礁周辺での船員被曝調査へ、厚労省が研究班:朝日新聞デジタル

    1954年に第五福竜丸が被災した太平洋のビキニ環礁での米国の水爆実験で、厚生労働省は、周辺海域で操業していたほかの漁船の乗組員の被曝(ひばく)状況などを評価するため、研究班(研究代表者=明石真言・放射線医学総合研究所理事)を立ち上げた。船員らの当時の検査結果などの資料が昨夏に見つかったことを受けた。当時の記録や文献を3月までに収集整理し、4月以降に評価する。 厚労省によると、被害が大きかった第五福竜丸以外の漁船の船員は今は特別な対応がとられておらず、当時の資料も残っていないとしていた。ところが、昨夏に市民団体の指摘をうけ、厚労省が茨城県の倉庫を調べたところ、旧厚生省や自治体が延べ556隻の船員らに実施した被曝量の検査結果など、304文書約1900ページの資料を発見。昨年9月に開示した。

    ビキニ環礁周辺での船員被曝調査へ、厚労省が研究班:朝日新聞デジタル