過激派組織IS=イスラミックステートと戦うためアメリカ軍の訓練を受けたシリア人の戦闘員が、供与された武器を別の過激派組織に引き渡していたことが明らかになり、アメリカはISの掃討に向けた戦略の抜本的な見直しを迫られそうです。 ところが、その直後、インターネット上で、この戦闘員たちがISとは別の過激派組織「ヌスラ戦線」に対し、安全を保証してもらう代わりにアメリカから供与された武器を引き渡したとする投稿が、「ヌスラ戦線」のメンバーによって相次いで書き込まれました。 アメリカ国防総省は当初、否定していましたが、25日に中央軍が声明を出し、シリアに入った戦闘員たちが、供与された武器や装備の4分の1に当たるトラック6台と弾薬を、ヌスラ戦線とみられる勢力に引き渡していたことを認めました。 アメリカ軍の訓練を受けた戦闘員たちは、7月にも第1陣がシリアに入った直後にヌスラ戦線に拘束され、ほぼ壊滅に追い込まれ