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小説と文学に関するkousyouのブックマーク (30)

  • #百合文芸 #ソ連百合 月と怪物 - ナムボク(南木義隆)の小説 - pixiv

    国家というこの世界を我が物顔で闊歩する巨獣が互いを喰らいちぎり、血を流し身もだえするかのような時代にセールイ・ユーリエヴナは産み落とされた。 一九四四年、第二次世界大戦の末期、ソヴィエト連邦の北東の貧しいコルホーズ(集団農場)の家の二人目の娘である。 その妹であるはソフィーア三年...

    #百合文芸 #ソ連百合 月と怪物 - ナムボク(南木義隆)の小説 - pixiv
    kousyou
    kousyou 2019/01/30
    “国家というこの世界を我が物で闊歩する巨獣が互いを喰らいちぎり、血を流し身もだえするかのような時代にセールイ・ユーリエヴナは産み落とされた。”
  • 主人公が悪役を「これは○○の分! そしてこれは○○の分だ!」と仲間たちの名を呼びながら殴りつける描写の源流

    カスガ @kasuga391 漫画とかでよくある「これは〇〇の分! これは□□の分!」とか言いながら悪役を殴り付ける場面の初出って何かしらね。やっぱ『野望の王国』の橘征二郎と柿崎なのかな? 2018-04-23 05:02:51 徳川ジョジョ @Tokugawa_Jojo そしてこれもグロリアのぶんだッ!そして次のもグロリアのぶんだ。 その次の次も。その次の次も次も。その次の次の次の次の…次の!次も! グロリアのぶんだあああーーーーーーーーーッ これも!これも!これも!これも!これも!これも!これも!これも! twitter.com/kasuga391/stat… 2018-07-11 16:28:37 カスガ @kasuga391 以前ツイートした「主人公が『これは〇〇の分! これは〇〇の分!』と言いながら悪役を殴りつける場面」の、更に古い例を発見。 画像はエリック・フランク・ラッセルの

    主人公が悪役を「これは○○の分! そしてこれは○○の分だ!」と仲間たちの名を呼びながら殴りつける描写の源流
  • 柳瀬尚紀さん死去 ジョイスやキャロルなど翻訳:朝日新聞デジタル

    ジェイムズ・ジョイスやルイス・キャロルの翻訳で知られる英文学者で翻訳家の柳瀬尚紀(やなせ・なおき)さんが7月30日、肺炎のため東京都内の病院で死去した。73歳だった。葬儀は近親者で行った。喪主は由美子さん。 北海道根室市生まれ。言葉遊びが随所にちりばめられて「翻訳不可能」とも言われたジョイスの小説「フィネガンズ・ウェイク」を8年がかりで訳して話題を集めたほか、キャロル「不思議の国のアリス」、ロアルド・ダール「チョコレート工場の秘密」などを手がけた。近年はジョイスの大作「ユリシーズ」の全訳完成を目指していた。 将棋ファンとしても知られ、羽生善治さんとの共著もある。朝日新聞で2000年4月から約4年間、「柳瀬尚紀の舌三昧(ざんまい)」と題してエッセーを連載した。

    柳瀬尚紀さん死去 ジョイスやキャロルなど翻訳:朝日新聞デジタル
  • 直木賞:荻原浩さんの「海の見える理髪店」が受賞 芥川賞は村田沙耶香さんの「コンビニ人間」 - 毎日新聞

  • 「時間が2次元である小説」が美しくも面白い→「なにこれすごい」「日本語以外だと2次元性が揺らぐのか」

    幸士 Koji Hashimoto @hashimotostring 時間が2次元である小説を書いてみた。 空間が2次元(例えば地球の表面上)なら、目的地へ行くのに右の道や左の道の色々な経路を通れる。時間軸が2つある、というのは、この小説のようなものだろう。(超ひも理論知覚化プロジェクト) pic.twitter.com/qSH4364UNL 2016-04-28 08:18:44

    「時間が2次元である小説」が美しくも面白い→「なにこれすごい」「日本語以外だと2次元性が揺らぐのか」
  • 発見された「中つ国の建国スケッチ」と、トールキンの執念|WIRED.jp

    kousyou
    kousyou 2016/03/25
    “「地図からスタートし物語を適合させる」”
  • 作家に小説の書き直しを要求する教科書編集者の事情とは

    いとうせいこう @seikoito 「国語の教科書にあなたの小説を載せたいが、商品名を伏せ、『馬鹿』という表現を変えて欲しい」と連絡があった。「変えるつもりはない。載せないでいい」と伝えたが、しつこく粘られた。〝天下の教科書ですよ!〟というわけだ。小説を変えていいと思う人が国語の教科書を作ってる…。 2016-01-30 14:59:34 郷玖美 @hongokumi @seikoito 元教科書編集者です。編集者が「変えて『いい』」と思っているわけではなく、検定に通らないのです。昔山田詠美さんの『晩年の子供』が検定で落ちたことがありますが、「教室からものを盗むという行為が教科書の内容としてふさわしくない」という理由でした。 2016-01-30 19:04:23

    作家に小説の書き直しを要求する教科書編集者の事情とは
  • 歴史小説家の「方法」を探し求める旅の果てに出てくる言葉 『他者が他者であること』 (宮城谷昌光 著) | 書評 - 文藝春秋BOOKS

    宮城谷昌光・聖枝夫とは日各地あちこちと一緒に旅行させていただいた。 下呂温泉から始まる何年かに渉る旅行であった。私と担当の編集者二人、あるいは三人が同行した。といっても、歴史小説の取材行ではなく、純粋に楽しむための旅であった。 だが、漫然と行く先を決めたのではなく、目的ははっきりとしていた。まず第一は、古戦場と城跡を訪ねることにあった。尾張、三河周辺の地域では岡崎、吉良、桶狭間、長篠、清洲、小谷、新城、白子浜など信長、秀吉、家康、あるいは菅沼家ゆかりの城や寺や古戦場を回った。賤ヶ岳ではひょっとしたら私の祖先の一人かもしれない毛受(めんじゅ)勝助の墓碑にも詣でた。 宮城谷さんご夫との旅は、またいい宿を探す旅でもあった。温泉宿としては、下呂、湯谷、由布院、白骨、箱根芦ノ湖、松山道後。ホテルは蒲郡プリンス、マキノプリンス、中禅寺金谷、野尻湖プリンス、上高地帝国、名古屋マリオットアソシア、志

    歴史小説家の「方法」を探し求める旅の果てに出てくる言葉 『他者が他者であること』 (宮城谷昌光 著) | 書評 - 文藝春秋BOOKS
  • 日本の作家で国際的知名度がもっとも高いのは誰か - エキレビ!(1/4)

    明治以降の日の作家でもっとも国際的知名度が高いのは誰だろう? 日だけでなく多くの国々でも作品がベストセラーになっている村上春樹かよしもとばななか。それとも、戦後多くの作品が外国語に訳され、ノーベル文学賞の有力候補・受賞者にもなった谷崎潤一郎・川端康成・三島由紀夫・安部公房・大江健三郎のうちの誰かなのか。 さらにさかのぼって、森鴎外や夏目漱石といった明治の文豪たちはどうなのだろうか。 一つの指標となりそうなのが、アメリカの世界文学アンソロジーに収録された作品数だ。これは主に大学の講義でテキストとして使われているもので、アメリカを含む世界各国の何十、場合によっては何百もの作家や作品が数巻にわたってまとめられている。実質的に日の世界文学全集に近いものだ。 比較文学者の秋草俊一郎は、「二一世紀 世界文学カノンのゆくえ」(東京大学出版会の月刊誌「UP」にて2014年6月号より隔月で掲載)という

    日本の作家で国際的知名度がもっとも高いのは誰か - エキレビ!(1/4)
  • ある種の質問にはお答えいたしかねます - 村上さんのところ/村上春樹 期間限定公式サイト

    期間限定サイト「村上さんのところ」をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。 連日たくさんのアクセスをいただきました当サイトですが、2015年5月13日をもって、公開を終了させていただきました。当主の村上春樹さんは、しばしの休憩をとったあと、来の小説のお仕事に戻っていらっしゃいます(当主からの最後の挨拶はこちら)。 1月15日のオープン以来、119日間という限られた期間でしたが、読者のみなさまと村上さんとの交流はたいへん面白く、そして意義深いものとなりました。3万7465通のメールをお寄せいただいたみなさん、そして、最後までご愛読いただいたみなさんに、あらためて感謝を申し上げます。 なお、当サイト上での質問者のみなさまと村上さんとのやりとりは、編集の上、新潮社より出版されます。くわしくはこちらをご覧ください。 新潮社 チーム縁の下

    ある種の質問にはお答えいたしかねます - 村上さんのところ/村上春樹 期間限定公式サイト
    kousyou
    kousyou 2015/02/27
    “僕がお勧めするのは、もし上下巻に分かれている本なら、上巻を日本語で読んで、下巻(部分)を英語で読むという方式です。これなら読書の流れができているので、けっこうすらすらと英語で読めます。”
  • 翻訳書でしつこく繰り返される表現

    越前敏弥 Toshiya Echizen @t_echizen たとえば blink が出てくるたびに、格好つけて「目をしばたたく」と訳す人がけっこういるけど、読む側からすると、1冊の小説で20回も30回も目をしばたたかれて、うんざりするわけです。「目を凝らす」や「ため息をつく」も同じで、適度に訳語を散らしていかないと、読者は耐えられない。 2015-02-04 12:04:22

    翻訳書でしつこく繰り返される表現
  • 「海外文学・世界文学ベスト100冊」は、どの1冊から読み始めればいいか - ボヘミアの海岸線

    #2019年、編集済み。 「海外文学の名作100冊」を分類する 世界文学・海外文学は広大な海あるいは原野のようだ。それゆえ、初心者にとって地図がとても見づらい。「面白い」「古典」「話題になっている」という定性的な物差しはたくさんあるけれど、それだけで歩くにはあまりにタイトルの数が多すぎる。さらに「面白い」の基準は人それぞれなので、リストは無数にある。ほんのり海外文学に興味はあるけれど、どの羅針盤を使えばいいのかわからない人が「とりあえず海外文学ベストならまちがいないのでは」とベスト荒野に向かい、アチャス&エペペする姿を何度も目撃してきた。 というわけで、ノルウェー・ブック・クラブが2002年に公表した”Top 100 Books of All Time”「世界最高の文学100冊」を「値段」「ページ数(読了までの長さ)」「入手可能さ」という定量的な指標で分類してみた。リストを選んだのは、お

    「海外文学・世界文学ベスト100冊」は、どの1冊から読み始めればいいか - ボヘミアの海岸線
    kousyou
    kousyou 2015/01/04
    ちょうど今ガリヴァー旅行記を読んでいるところではある
  • 「本格(Honkaku)」という言葉が米国『エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン』のブログで紹介される

    格ミステリ作家クラブの正式な英語名称は「Honkaku Mystery Writers Club of Japan」である。以下、2001年6月の格ミステリ作家クラブ第2回定期総会での有栖川有栖会長(当時)の発言より(「格ミステリ作家クラブ通信」3号)。 これは「格」というのは、翻訳のしようがないので“Honkaku”のままとしました。願わくは、“Honkaku Mystery”という言葉が、ウエブスターの辞書に載るくらい有名な日語になるよう、活動を続けていきたいと考えています」 また、総会では以下のようなやりとりがあったという(「格ミステリ作家クラブ通信」3号)。 質問(芦辺拓氏) - 英語名称を考えるとき、他にどのような候補があり、どのような経緯で、“Honkaku Mystery Writers Club of Japan”に決まったのかを、参考までに教えていただきたい。

    「本格(Honkaku)」という言葉が米国『エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン』のブログで紹介される
  • 「果しなき流れの果に」小松 左京 著 | Kousyoublog

    1965年にSFマガジンに連載され、故・小松左京氏の最高傑作の呼び声も高い同氏初期の傑作。最近SFの古典を少しずつ読んでいこうかなと思い、半村良氏の「石の血脈」か、こっちかどちらにしようかなと迷った末にまずはこちらを手に取ってみた。時空を超えた面白さに、時の経つのも忘れて、あっと言う間に読了した。以下、核心には触れないように気を付けるものの、多少なりとも内容について書きます。 果しなき流れの果に (ハルキ文庫) posted with amazlet at 14.10.09 小松 左京 角川春樹事務所 売り上げランキング: 77,779 Amazon.co.jpで詳細を見る 太古の地球、瑞々しく描かれる喰らいあう恐竜たちの死闘の中でこだまする電話機の呼び出し音から始まり、1960年代の日で白亜紀の地層から発見された決して尽きることのない砂時計の謎を追う研究者たち、しかしあるものは謎の死を

    「果しなき流れの果に」小松 左京 著 | Kousyoublog
    kousyou
    kousyou 2014/10/09
    ブログ更新しています。小松左京初期の最高傑作とも言われる日本SFの古典を読みました。
  • 「ジーキル博士とハイド氏 」ロバート・ルイス・スティーヴンスン 著

    この作品ほど、謎や真犯人が知られているものはないだろう。その謎を知る人のうち、原作を読んだことがある人の数はかなり少ないであろうにも関らずだ。実は僕も最近まで原作を読んだことがなくて、先日、ふと気が向いて読んでみたところ、古典的かつ上質なホラーミステリー小説で非常に面白かった、「怪人」としての姿ばかりが広まっているのは、小説として幸せなのか不幸せなのか。ということでネタバレ――これほど世に知られまくっている作品でネタバレという言い方が妥当なのかどうかわからないが――を含んでいます。 謎解き役となる弁護士アタスン氏と友人のエンフィールド氏との会話でかわされる暴虐で嫌悪感を呼び起こさずにいられない人物ハイド氏の噂話から始まり、ハイド氏を庇護する人望ある名士である医師ジーキル博士、ついに起こるハイド氏による往来での国会議員殺人事件と捜査にも関らず杳として知れないハイド氏の行方、深まる謎、謎めいた

    「ジーキル博士とハイド氏 」ロバート・ルイス・スティーヴンスン 著
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    kousyou 2014/10/02
    ブログ更新しています。
  • 「タイムマシン」ハーバート・ジョージ・ウェルズ 著

    ジュール・ヴェルヌとともに「SFの父」と呼ばれるハーバート・ジョージ・ウェルズによって1895年に発表されたSF文学の古典。タイム・トラヴェラーを自称する男の館で町の名士たちが集まっての晩餐会、タイム・トラヴェラーは自身が訪れた八十万二七〇一年の未来世界での冒険を語るというもの。 タイム・トラヴェラーは、終始、胡散臭い、信用置けない人物として描かれているのが面白い。誰も彼の言うことには眉に唾をつけているが、その一方でもしかすると・・・とも思っている。その絶妙な雰囲気が最高だ。一度目の晩餐ではタイムマシンの紹介に留め、新聞社の主筆が訪れた二度目の晩餐で、偶然未来から帰ってきた満身創痍の状態で現われタイム・トラベルの体験談を語り出すところの、”タイミングの良さ”がまた、にやにやさせられる。 タイム・トラヴェラーが語る嘘とも真ともしれぬ未来世界の人類は、文明の成熟と進歩の果てに争いの無い平和な社

    「タイムマシン」ハーバート・ジョージ・ウェルズ 著
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    kousyou 2014/09/24
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  • 「透明な批評(transparent criticism)」とライトノベル | Kousyoublog

    先日の記事『「フランケンシュタイン」メアリー・シェリー著』で紹介した『批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義 (中公新書)』で紹介されている批評理論の一つに「透明な批評(transparent criticism)」というのがあった。批評理論などは全く詳しくないのでへぇと思ったというメモ的な記事なのだが、同書によると、透明な批評とは『作品世界と読者の世界との間に仕切りが存在しないかのように、テクストのなかに入り込んで論じるような方法』(P231)なのだという。 この「透明な批評」を巡ってはL・C・ナイツが『劇の登場人物が現実の人間であるかのように、テクストから逸脱した憶測に踏み込んでゆくようなやり方を批判し、客観的な批評を推奨』(P231)したのに対し、A・D・ナトールが『芸術と現実とを厳密に切り離すことは困難であり、それを突き詰めると、読者と作者を際限なく隔てて文学の喜びを粉砕す

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    kousyou 2014/06/25
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  • kousyoublog.jp – このドメインはお名前.comで取得されています。

    このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネットグループ(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※表示価格は、全て税込です。 ※サービス品質維持のため、一時的に対象となる料金へ一定割合の「サービス維持調整費」を加算させていただきます。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 日のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 2023年5月時点の調査。

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  • 小説を書く上での架空世界の言語設定について

    今回は趣向を変えて、ファンタジー小説を書く上での言語の設定について話したい。 以下は私個人の意見なので、これを読む人が自身が持つ『こうあるべき』という姿については色々なものを読んで自分で考えればいい。 まず言語の設定を特別練りたくない人のために。 いや、まあぶっちゃけなくてもいいんだけど、といってしまえばそれまでである。 大体日のファンタジーで多いヨーロッパっぽい架空の世界が舞台なら、人名・地名辞典や辞書で英語含めドイツ語・フランス語・ラテン語・ギリシャ語あたりから拾ってくればできてしまうので、別にいちいち細かく設定する必要もないと思う。 ほかもまたしかり。 和風、中華風だろうが、アラブ風だろうが、実際にある言語――この場合古語や中国語、アラビア語――からそのままとってしまえば楽だ。 具体的に公用語が何語で、という設定を作らずにいれば避けられる問題も多い。 異世界転生・召喚ものだと主人公

    小説を書く上での架空世界の言語設定について
  • 本の記事 : 「風流夢譚」、電子化で解禁 半世紀前、テロ誘発した問題作 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    テロ事件(嶋中事件)のあと記者会見に現れた深沢七郎。「私が一番の責任者だから……」と語って涙を流した=1961年2月、東京 深沢七郎(1914~87)の小説「風流夢譚(むたん)」――半世紀前に月刊誌で発表されたがテロ事件の引き金となり、作者が書籍化を封印した問題作だ。それが今、電子書籍の“単行”として入手可能になっている。 ■発行者「現代の状況に重ねられる」 電子書籍『風流夢譚』を発行したのは志木電子書籍の京谷六二(きょうやむに)代表(51)。一昨年11月の刊行後、口コミを中心に、月に30部ほどのペースで売れ続けているという。 月刊誌「中央公論」1960年12月号に、風流夢譚は掲載された。主人公は時間の揺らぐ奇怪な「夢」の中で「革命」に遭遇し、「天皇」や「皇太子」らが「処刑」された情景を見る。その身体からはなぜか「金属性の音」が響き、やがて「辞世の御製(歌)」をめぐる滑稽な解釈談義が始ま

    本の記事 : 「風流夢譚」、電子化で解禁 半世紀前、テロ誘発した問題作 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト