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ブックマーク / plaisir.genxx.com (3)

  • 人はなぜ笑うのか / 笑いの進化論

    Ricoh GX100 / Azabu / Tokyo. むかし講談社のエントリーシートを書いていたときのこと。おぼろげな記憶だけれども、たしかこんな設問があった。「あなたが人生で一番笑った瞬間はどんなときでしたか?わたしたちにも面白さが伝わるように、その経験を教えてください(800字)」。わたしたちにも面白さが伝わるように…伝わるよう…伝わ…わらわらわらわら…あれこれ頭を絞ったけれどちっとも出てきやしない。Google先生に必死でお伺いを立ててみたけれど、どの話もそんなに面白いとは思えない。そして悶絶したまま朝を迎えた。やばいな俺。人様に語ることができる笑いの経験すらないのか…。いや、それはちがう。そのとき心底こう思ったのだ。大爆笑はそれなりにしてきたけれど、状況だけを取り出してそれ自体がすごく面白いと言えるような出来事は経験していないのだな、と。誰かと一緒にいるから笑えるのだ。一緒にい

    人はなぜ笑うのか / 笑いの進化論
  • <現代の全体>をとらえる一番大きくて簡単な枠組み / 須原一秀

    Ricoh GX100 / Yurikamome Line / Tokyo. 「哲学とか思想とかごちゃごちゃ小難しくてよくわかんないしイライラくるし正直どうなの?と思うけど、なんとなく気になることもある」などと考えている人が真っ先に読むべき。須原一秀著、『<現代の全体>をとらえる一番大きくて簡単な枠組み』の書評。これは超おすすめ。現代社会について考えたいとき、哲学・思想にとくに興味のない人がこれくらい押さえておけば気が楽になれる、という最低限の枠組みはこれしかないでしょう。「宮台真司とか東浩紀が現代社会を分析した文章は物語として面白いけど、でもその<ものの見方>を俺に押しつけられちゃかなわんよね!」と斜に構える自分みたいな現代人に贈る、とっておきの一冊。(「わかってる人」には物足りないかも) 劇場的に図式を単純化することによって、須原さんは「一時間半で<現代>を把握する(p.1)」ことを

    <現代の全体>をとらえる一番大きくて簡単な枠組み / 須原一秀
  • 所得と幸福の関係について

    ハーバード大学のDani Rodrik(経済学)のブログで面白い論文が紹介されていた。プリンストン大学のAngus Deatonが書いた”Income, aging, health and wellbeing around the world : Evidence from the Gallup World Poll”(2007)という論文。ここで読める。世界132カ国の人々を調査したGallup世論調査のデータをもとに、世界各国で所得と幸福度の関係はどうなっているのかについて考察した論文。上図の横軸は一人当たり国民所得を示し、縦軸は「あなたの人生はどれくらい幸福ですか?」という質問をたずね0~10の数値で自己評定させて得た回答の平均値を示す。それを各年齢層ごとに分けて示したものが、上図。幸福度の平均値は一人当たり国民所得と強い関連を持っており、一人当たり国民所得が2倍増えると幸福度が約1

    所得と幸福の関係について
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