シリーズ完結記念 『ズッコケ三人組』全作解題（前半） - 二十一世紀日陰者小説（移転跡地）バック・トゥ・ザ・三人組 『ズッコケ三人組』は僕が小学生のときは毎日のように読んでいた、思い出深いシリーズだ。先日、久々に手にとって読んでいるとハマってしまって、気がつけば一気に全巻50巻＋『中年三人組』シリーズ10巻を読破してしまっていた。というわけで、日本の現代児童文学の代名詞とも言える『ズッコケ三人組』のシリーズ全巻を一挙にレビューした。 なお、タイトルの後の「A」「B」「C」は個人的な三段階評価、Aは傑作、Bはそこそこ、Cはイマイチ、ぐらいの大雑把な分類である。 シリーズ完結記念 『ズッコケ三人組』全作解題（後半） - 二十一世紀日陰者小説（移転跡地）←後編（あまりに記事が長すぎて文字制限に引っかかったので分割） １：それいけズッコケ三人組 B 第一巻は唯一の連作短編形式で、それぞれの話が後のシリーズにも登場するジャンル分けの予告になっている。たとえば「三人組登場」は泥棒の話だから
