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  • 大島育宙|『宮藤官九郎論』(後半)「『あまちゃん』に消された不適切な記憶」 - あしたメディア by BIGLOBE

    2024年も、相も変わらず宮藤官九郎の年かもしれない。 2000年代初頭からひっきりなしに、何年かに1度「クドカンの年」があった。 その度にサブカルの民が、パロディや内輪ギャグまみれの反則的な脚世界とともに、「脚家先生」にしては妙にとっつきやすい飄々とした人のキャラクターを甘やかしてきた。「クドカン」の存在は愛称とともにいつしかサブカルの村から染み出し、しれっと国民的存在になっていった。 そしてまた、2024年も、みんなが自分ごとのように「クドカン」ドラマを語る奇妙な1月クールで幕を開けた。一体いつまでクドカンの時代なのか。真剣に検証する時期が来ている。 ▼『宮藤官九郎論』前半はこちら クドカンドラマは「ずっと不適切」だった 宮藤官九郎が全話の脚を手がけた連続ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系、2024年)の完結からまもなく1ヶ月が経つ。間違いなく、彼のキャリア史上最も賛否

    大島育宙|『宮藤官九郎論』(後半)「『あまちゃん』に消された不適切な記憶」 - あしたメディア by BIGLOBE
  • 『不適切にもほどがある!』最終回ネタバレ・全話あらすじ!結末の予想やタイムスリップの考察も | ciatr[シアター]

    1986年に生きる市郎(阿部サダヲ)は、娘の純子(河合優実)と2人暮らし。市郎は教師の仕事の帰り、バスで居眠りをしてしまいます。目覚めると、周りからタバコを吸っていることを注意されました。市郎の周りの乗客は、つるっとした不思議なもの(スマホ)を持っていたのです。 その頃純子は、キヨシ(坂元愛登)という中学生とぶつかりそうになります。キヨシは純子に一目惚れし、「付き合ってください」と告白し……。 戸惑いながらも市郎は、いつもの喫茶店へ。そこで渚(仲里依紗)が飲もうとしていたビールを勝手に飲み、トイレへ。トイレのポスターを剥がすと大きな穴があり、その穴を通り抜けると1986年に戻ったのでした。 翌日、市郎のクラスにキヨシが転校生としてやってきます。市郎は昨日、純子とベッドにいたキヨシを追い返していました。市郎はあえてキヨシを野球部に入れ、しごくことに。しかしキヨシの母・サカエ(吉田羊)は市郎に

    『不適切にもほどがある!』最終回ネタバレ・全話あらすじ!結末の予想やタイムスリップの考察も | ciatr[シアター]
    akihiko810
    akihiko810 2024/03/29
    クドカン
  • 大島育宙|『宮藤官九郎論』(前半)「クドカンと長瀬智也と阿部サダヲ」 - あしたメディア by BIGLOBE

    金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』(2024年1月期TBS系・毎週金曜よる10時)が面白い。1986年から2024年に事故的にタイムスリップしてきたダメ親父・小川市郎(阿部サダヲ)が昭和の価値観を振り回しながら令和の価値観と衝突していくドラマだ。「せっかく人権が尊重されるようになった令和を『息苦しい』と揶揄する昭和礼賛ドラマだ」という批判も見かけるが、私にはそうは思えない。宮藤官九郎という脚家が、自身のキャリアを賭けて首を洗って差し出しているような作品ではないか。6話まで放送された時点でドラマ全体の真価は見えないが、少なくとも今言える宮藤官九郎論をまとめていく。 「大人しくない」純子が指摘する令和の課題 6話で池田成志扮する「エモケン」という脚家が登場する。1963年7月19日生まれで年は違えど宮藤と同じ誕生日、さらには構成作家出身という出自まで同じだ。代表作は『池袋ウエストゲートパ

    大島育宙|『宮藤官九郎論』(前半)「クドカンと長瀬智也と阿部サダヲ」 - あしたメディア by BIGLOBE
  • 53歳のクドカンは“中高年男性のアイドル”になったのか、それとも元々…「不適切にもほどがある!」が“炎上と絶賛”で真っ二つに割れる理由 | 『不適切にもほどがある!』の適切な楽しみ方 | 文春オンライン

    折り返しにあたる6話まで進んだ現時点の率直な感想は、「良くない方の予想外が起きている」というもの。 小ネタをちりばめた「昭和あるある」の懐かしさを楽しむだけのドラマじゃなかったことは予想通り。 また、阿部サダヲが単純にタイムスリップするのではなく昭和と令和を行き来するというのも多くの視聴者が予想した通り。 まるで昭和のオヤジ世代が自分で自分を称賛するかのよう では、何が予想外だったのか。 それは「クドカンが単純な対立構造を描くわけがない」という多くのファンの信頼を裏切っていることだ。6話時点までは「昭和vs.令和」の単純な対立構造が続いているのだが、主人公は昭和スタイルを貫いて全く変化せず、逆に令和の人々がそれに感化されるオチに帰結している。 不適切にもほどがある! 公式サイトより 「不適切」とはいうものの、作の阿部サダヲは「忘れ去られた、時代に取り残された、光の当たらない過去の人」じゃ

    53歳のクドカンは“中高年男性のアイドル”になったのか、それとも元々…「不適切にもほどがある!」が“炎上と絶賛”で真っ二つに割れる理由 | 『不適切にもほどがある!』の適切な楽しみ方 | 文春オンライン
  • 池松壮亮インタビュー forget me not ーー忘れられていくことへのささやかな抵抗 ドラマ「季節のない街」 - otocoto | こだわりの映画エンタメサイト

    otocoto(オトコト)は、こだわりのある"大人のための映画エンタメ"メディアです。制作陣や出演者のインタビューをはじめ、作品の深掘りコラムや海外情報、最新の予告編動画、最新映画ランキング、ニュース記事などをはじめとした、映画やドラマなどの最新情報をお届けします。 ディズニープラス「スター」にて8月9日より全話一挙独占配信される「季節のない街」。山周五郎の同名小説をドラマ化したもので、宮藤官九郎がキャリアで初めて企画としてクレジットされ、監督・脚も務める。同小説は、1970年に黒澤明監督によって『どですかでん』というタイトルで映画化されており、海外で高い評価を得て第44回アカデミー賞で、外国語映画賞にノミネート。 『どですかでん』は戦後のスラム街を舞台に、電車バカの六ちゃんを取り巻く市井の人々を面白味を交え幻想的に描いた作品。一方、ドラマ「季節のない街」は、12年前に起きた“ナニ”

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  • ドラマ『季節のない街』全話ネタバレあらすじ最終回,キャスト,感想レビュー評価,2023 Disney+

    ドラマ『季節のない街』全話ネタバレあらすじ最終回,キャスト,感想レビュー評価,2023 Disney+ 2023年10月13日 ディズニープラスドラマ『季節のない街』。宮藤官九郎(クドカン)が企画・監督・脚を務めます。「ナニ」と呼ばれる大災害から12年。被災者や流れ者が暮らす仮設住宅にやってきた青年が、クセの強すぎる住民たちと触れ合うことで忘れていた大切な何かを取り戻す物語。

    akihiko810
    akihiko810 2023/09/12
    ディズニープラスドラマ『季節のない街』。宮藤官九郎(クドカン)が企画・監督・脚本
  • 宮藤官九郎のキャリア第二章はここから始まる? 「面白さ」への情熱と『季節のない街』を語る | CINRA

    「これを世に出したら、自分の第二章が始まるような気がしています」。8月9日からディズニープラスで配信がスタートするドラマ『季節のない街』の作品情報の発表に際し、宮藤官九郎はそうコメントした。黒澤明の映画『どですかでん』の原作小説である山周五郎の小説『季節のない街』に20歳で出会い、突き動かされるように演劇を始めたという。 演劇、ドラマ、映画そして音楽など幅広く活動する宮藤は、キャリアをスタートさせる前に大きな影響を受けた作品のドラマ化にあたり、企画・監督・脚を務めている。長いキャリアのなかで、「作で第二章が始まる」とはどういうことなのか? 「自分が面白がっていないと先に進めない」という宮藤に、節目の作品となる『季節のない街』、そして自身の創作のこれまでとこれからについて話を聞いた。 宮藤官九郎(くどう かんくろう) 1991年より大人計画に参加。脚家として2001年映画GO』で『

    宮藤官九郎のキャリア第二章はここから始まる? 「面白さ」への情熱と『季節のない街』を語る | CINRA
  • 『俺の家の話』は、「ドラマのお約束」をひっくり返した傑作だった…!(岡室 美奈子) @gendai_biz

    能とプロレスの意外な共通点 能とプロレスは正反対のように見えて、実は似ている。宮藤官九郎脚『俺の家の話』はそのことを見事に活かした傑作ドラマだった。 両者が正反対なのは一目瞭然だろう。能が日の格式高い伝統芸能であり人間国宝を擁するのに対して、プロレスは肉体がぶつかり合う格闘技であり大衆的なエンターテインメントだ。そして能の宗家が血縁による世襲制であるのに対して、プロレスの団体は技の継承はあっても血縁とは無関係である。 しかし両者には意外と共通点も多い。たとえば能舞台とリングはどちらも観客に囲まれた四角い空間だし、能役者とプロレスラーはそれぞれに面/覆面をつけ、作中で言われるようにどちらも体幹が重要で、そして何より、生と死にかかわるという点で共通している。 能とは夢幻能に代表されるようにしばしば亡霊が登場する、生と死をめぐる芸術である。プロレスも実は生と死にかかわる格闘技だ(『俺の家の話

    『俺の家の話』は、「ドラマのお約束」をひっくり返した傑作だった…!(岡室 美奈子) @gendai_biz
  • ドラマ『俺の家の話』のあらすじネタバレを最終回まで!寿一とさくらの結末が衝撃的すぎた | ciatr[シアター]

    『俺の家の話』の主人公は「ブリザード寿」というリングネームで活躍する、プロレスラーの御山寿一(みやま じゅいち)。かつては大規模なプロレス団体の人気レスラーとしてプエルトリコチャンピオンにまでなった彼でしたが、今はケガや年齢もあり小規模な団体で細々と試合に出ていました。 ある時そんな寿一のもとに、父親の御山寿三郎(みやま じゅさぶろう)が危篤との連絡が入ります。寿三郎は無形文化財「能楽」の保持者である人間国宝。寿一は当然跡を継ぐものと思われていましたが、あまりに厳しい父に反発して家を出たのでした。 20年以上音信不通になっていた彼が家に戻ってきたことに驚く家族。奇跡的に一命を取り留めた寿三郎は、介護ヘルパーの女性を紹介し、彼女と婚約し遺産もすべて譲ると言います。プロレスラーとして限界を感じていた寿一は引退を決意し、実家に戻り寿三郎の介護を手伝うことに。 家族と謎のヘルパーを巻き込んで、介護

    ドラマ『俺の家の話』のあらすじネタバレを最終回まで!寿一とさくらの結末が衝撃的すぎた | ciatr[シアター]
  • ドラマ「俺の家の話」全話ネタバレ&あらすじ!長瀬智也×宮藤官九郎

    「俺の家のはなし」あらすじネタバレ!最終回まで全話まとめと口コミ感想 「俺の家のはなし」の全話あらすじと感想をまとめていきます!詳しい放送日がわかり次第追記してまいります。 第1話「俺の家の話」 濃すぎる家族の全力介護が始まる! プロレスリングでマットに叩きつけられ、ロープへ投げ飛ばされながらも、ブリザード寿こと観山寿一(長瀬智也)は、自分の家族について思いを馳せていた。 寿一は幼少時代、重要無形文化財「能楽」の保持者である父の観山寿三郎(西田敏行)から一度も怒られたことがなかった。一緒に悪さをしても、怒られるのは弟子で芸養子となった寿限無(桐谷健太)のみ。しかし寿三郎は、初舞台以降「神童」と讃えられた寿一を褒めることもなく、それが幼い彼の心を傷つけていた。やがて反抗期を拗らせた寿一は、母の死後、家を出てプロレスラーの道へ進む。そこには、寿一が憧れていた家族の形があった。 さらに時は流れて

    akihiko810
    akihiko810 2021/03/28
    長瀬智也×宮藤官九郎
  • 『俺の家の話』ドラマ史に残る最終回 宮藤官九郎から“俳優”長瀬智也に捧げられた敬意と愛

    微妙に噛み合わない会話や、突然消されてしまう稽古場の電気。前半15分の違和感が、さくら(戸田恵梨香)の「亡くなったの」の一言で一気に回収されるCM前。まさかこんな展開が待ち受けているとはと驚くのも束の間、次から次へと描かれる秀逸な描写の数々に、宮藤官九郎という脚家の巧さと、俳優・長瀬智也に対するこの上ない敬意と愛情が表れつづけた『俺の家の話』最終話。これは長瀬の花道を飾る作品としても、純然と一のドラマとしても完璧な最終回であり、ただただ脱帽するばかりだ。 脳梗塞による危篤状態から、寿一(長瀬智也)の懸命な掛け声によって奇跡的に一命を取り留めた寿三郎(西田敏行)。そして大晦日の引退試合に向かった寿一。年が明け、寿一は新春能楽会で舞う「隅田川」の稽古に勤しむ。迎えた当日、地謡として参加する寿三郎はある違和感に苛まれる。門下生たちから「御愁傷様」と言われること、まだ到着していない寿一、寿一が

    『俺の家の話』ドラマ史に残る最終回 宮藤官九郎から“俳優”長瀬智也に捧げられた敬意と愛
  • 「父殺し」から「父の介護」へ──『カラマーゾフの兄弟』から読み解くドラマ『俺の家の話』

    金曜ドラマ『俺の家の話』(TBS系)が佳境に差し掛かっている。作を見るにあたって、知っておくべき文学作品が『カラマーゾフの兄弟』(フョードル・ドストエフスキー/1880年)だ。ここでは、『カラマーゾフの兄弟』と『俺の家の話』の関連性をいち早く指摘していた東京都立大学・武蔵野美術大学非常勤講師で文学研究者でもある青木耕平氏が論考する。 『俺の家の話』(公式HPより) 宮藤官九郎脚、長瀬智也主演で現在放映中のTBSドラマ『俺の家の話』は、「父殺し」の物語であるドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』の枠組みを借りて描かれる「父の介護」 の物語だ──。記事の主張は以上である。 これが無理のあるこじつけではないことを示すため、まずは『 俺の家の話』第1話の内容を振り返り、家族構成/人物相関図を確認しよう。 『俺の家の話』(公式HPより) 物語の主人公・観山寿一(長瀬智也)は、能楽の宗家にして人

    「父殺し」から「父の介護」へ──『カラマーゾフの兄弟』から読み解くドラマ『俺の家の話』
  • “ペリーの人”宮崎吐夢に聞く「Flashの時代」 流行当時は「ちょっと複雑な気持ち」、でも今は――

    記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 2020年12月をもってサポート終了となる「Adobe Flash」。これを振り返る、サントリー「CRAFT BOSS」のスペシャルムービー「クラフトボス『Flash Back Memories』」(特設サイト)が12月10日に公開されました。 「ゴノレゴ」や「ペリーのお願い」「人生オワタの大冒険」など、懐かしのFlash作品が次々登場する同CMですが、実は俳優・ミュージシャンの宮崎吐夢さん(@miyazakitomu)がナレーションを担当している点も見どころの一つ。「ペリーのお願い」をはじめ、「バスト占いのうた」「ここがあの女のハウスね」など、数々の人気Flashの元ネタとして知られる宮崎さんは、当時のFlashムーブメントをどのように見ていたのか。ナレーション収録直後の宮崎さんに、当時の心境や、思い出深かったエピソードなどをうか

    “ペリーの人”宮崎吐夢に聞く「Flashの時代」 流行当時は「ちょっと複雑な気持ち」、でも今は――
  • 宮藤官九郎と幸坂理加『池袋ウエストゲートパーク』を語る

    (宮藤官九郎)この間、エンディングで「じゃあ来週、『池袋ウエストゲートパーク』の話を渋滞コーナーでしようかって言っていたら、よくよく考えたらプロジェクトのコーナー、今週はの話をしなきゃいけなくて、できないので。オープニングでやりましょうかということで。僕、『池袋ウエストゲートパーク』をほぼ……(BGMが流れる)。あ、ちょっとこれ、ヤバい……(笑)。 (幸坂理加)デレレレレレレレッ♪ (宮藤官九郎)あ、また自粛警察が張っているぞ?(笑)。デレレレレレレレッ♪ (宮藤官九郎)もう、この20年の間で何度聞いたか(笑)。そうそう。あおり運転の時もかかるからね、これ。 (伊勢志摩)そうそう! 当、言われてみればよく聞くよね! (宮藤官九郎)もう名盤ですよ。 (幸坂理加)曲のチョイスもいいですよね。この物語は(笑)。 (宮藤官九郎)もうアンセムですよ。もはやこうなると。そんな『池袋ウエストゲートパ

    宮藤官九郎と幸坂理加『池袋ウエストゲートパーク』を語る
  • 作・宮藤官九郎 インタビュー | NHK大河ドラマ『いだてん 〜東京オリムピック噺(ばなし)〜』

    2019年12月15日 「物語を生む苦しさよりも、ネタを捨てる苦しさのほうが大きかった」 「いだてん」全47回の脚を手がけた宮藤官九郎さん。はじめて実在の人物をモデルにした歴史ドラマに挑戦した宮藤さんに、執筆にあたっての裏話や制作秘話など、たっぷりとうかがいました。 「あまちゃん」のときもそうでしたが「いだてん」はゴールが最初に決まっていました。金栗四三さんが半世紀以上たってからストックホルムオリンピックのゴールテープを切ったというエピソード、そして古今亭志ん生が東京オリンピックの開会式当日に『富久』を高座にかけていたという史実を知ったときから「最後はあれだ!」と思っていたので、自分でも無意識にそこに向かっていったんですよね。 そんなわけで落語の『富久』が重要なドラマのモチーフとなり、さまざまなシーンで登場することになりました。 実は史実に基づいて歴史ドラマを描くのは今回が初めて。しかも

  • 型破りな大河ドラマ『いだてん』を守ったのは誰だったのか | 文春オンライン

    宮藤官九郎の書く脚は、いつも他の誰にも似ていない足跡を残す。例えば朝の連続テレビ小説『あまちゃん』は、ヒロインの幼少期から始まり、成長し結婚して母になる「女の半生記」という朝ドラの黄金律を完全にはみ出している。それは天野アキという1人の少女が16歳から20歳になるまでのたった4年を描いた物語なのだ。 主人公天野アキは物語の中で結婚も出産もしない。だがそのたった4年の青春の1ページの中に、80年代に青春を送り夢破れた彼女の母親、春子の人生が回想として映る。そこには朝ドラの定型である「女の半生記」が主人公の母親の歴史として織り込まれ、同時に80年代に始まるアイドル・サブカルチャー史があり、そして2011年、3・11という同時代の巨大な社会的カタストロフにたどり着く。 海外のティーンネイジフィルム、ガールズムービーを見渡しても、これほど奇妙で定型を外れた、そして同時にこれほど見事な構造を持った

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  • 「そのコは結局運がなかったのよ」笑いの裏に描かれるクドカンの残酷|パプリカ

    宮藤官九郎作品を見ていると、常に私の頭の中をある言葉が渦巻く。 「この世は残酷である」 これをひたすら伝えたくてクドカンはあらゆる物語を作っているのではと思うほどだ。それを特に強く思わせたのが他でもない『あまちゃん』である。NHK朝ドラですらクドカンはその手を止めなかった、いやむしろ他の作品よりも一層その傾向を強めたのだ。 「ま…結局は運よね、運がなかったのよ、そのコは」鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)の台詞である。これはアキ(能年玲奈)の母親 春子(小泉今日子)が音痴であった鈴鹿ひろ美のゴーストシンガーとなるほど有望であったにもかかわらず、なぜアイドルとしてデビューできなかったのかの理由を彼女がそれとは知らず語る場面で吐かれる言葉である。 当時マネージャーであったアメ横女学園プロデューサー太巻(古田新太)と彼女は恋仲であり、春子の歌声のお陰で売れっ子アイドルとなるも、女優に専念したがった鈴鹿の

    「そのコは結局運がなかったのよ」笑いの裏に描かれるクドカンの残酷|パプリカ
  • 宮藤官九郎が語る“主人公を死なせる理由”

    宮藤官九郎監督の映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』がついに公開される。 神木隆之介演じる主人公・大助が、開始早々死んでしまうというこの作品。地獄に落ちた主人公が、恋するクラスメイトにキスするため、地獄からの生還を目指して奮闘するというコメディだ。 完全オリジナル作品で、映画監督としては4作目となる作。映画としての完成度の高さもさることながら、そこはやはり宮藤官九郎脚。過去のドラマとも共通している点が多数ある。 そこで今回は、『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』と過去のドラマとの共通点をもとに ①死を描き続ける理由 ②10年以上もその時代の若者を瑞々しく描き続けられるワケ ③なぜ青春を取り戻す物語を描くのか…… といった3つの話を中心に、宮藤官九郎さんにインタビュー。取材は、2015年の12月だったが、折しも、この6月まで放送されていたドラマ『ゆとり

    宮藤官九郎が語る“主人公を死なせる理由”
    akihiko810
    akihiko810 2017/04/19
    宮藤官九郎監督の映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』
  • チュウチュウカナッコ - 面白いマンガに出会いたい。

    akihiko810
    akihiko810 2016/06/30
    あらいあき
  • ゆとりですがなにかの記事一覧|Real Sound|リアルサウンド 映画部

    岡田将生には“情けない”役がよく似合う 『ゆとりですがなにか』で時代を象徴する俳優に 「情けない」とはネガティブな言葉である。赤の他人から「情けない」だなんて絶対に言われたくない。けれども誰だって「情けない」ところ…

    ゆとりですがなにかの記事一覧|Real Sound|リアルサウンド 映画部
    akihiko810
    akihiko810 2016/06/27
    「ゆとりですがなにか」 脚本クドカン