※日経エンタテインメント! 2024年4月号の記事を再構成 『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』などで知られるドイツのヴィム・ヴェンダース監督が、役所広司を主演に、東京のトイレ清掃員の日常を描いた映画『PERFECT DAYS』。2023年のカンヌ国際映画祭で役所が男優賞を受賞し、エキュメニカル審査員賞も獲得。24年は米アカデミー賞国際長編映画賞にノミネート。世界80カ国以上で公開が決まった異例の日本映画だ。 東京・渋谷で公共トイレの清掃員として働く平山は、押上の古いアパートで1人で暮らしていた。毎日決まった時間に目を覚まして仕事をし、夜は本を読みながら眠る。休日は小料理屋で女将と話す楽しみも。平穏な日々を送っていた平山の心を、ある出来事が揺らす…。出演は役所広司、中野有紗、柄本時生、アオイヤマダ、麻生祐未、石川さゆり、田中泯ほか(ビターズ・エンド配給) (C)2023 MASTER