住宅地の空き家が子どもが集う駄菓子屋に。渋谷の複合ビルでは親子やシングルなどさまざまな背景を持つ人たちが共同生活を送り、支え合いの関係を築く“拡張家族”という社会実験が行われています。“ありのままの自分でいられる居場所がない”と訴える子どもたちが増えるなか、学校でも家庭でもない“第3の居場所”作りが広がっています。家庭や学校の負担が増えるなかで、こども家庭庁も本腰を入れています。解決のヒントは“昭和の長屋文化”?
今年2月、内閣官房に孤独・孤立対策室が設置されるなど、今や大きな社会問題となった日本人の「孤独問題」。浮き彫りになった“望まない孤独”の正体とは? 家族や友人も頼れない孤独な人たちが寄り添い、コミュニティを形成しているケースもある。 「たとえ対面でなくても、なんとなく生きづらいと思う気持ちを共有して、人と繫がりをつくることが大切です。私自身も機能不全家庭に育ち、自助会に参加したとき、うまく話せない経験がありました。私のような内向的な人でも発言がしやすい場所が必要だと思ったんです」 そう語るのは「ニッポン生きづらサミット」代表の相楽暁氏。 生きづらサミットは「BAND」というグループコミュニケーションアプリの中で展開されているコミュニティだ。管理人である相楽氏が作った「毒親・機能不全家族」「雑談」などのトークルーム内でチャットを行うことで、参加者は同じ悩みを抱えた人との「繫がり」を得られる。
仕事をやめてから季節が一回りしようとしている。 焦りと将来への不安、なにより全く人と話さない日々が続く。 他人と交流しないと、こんなにも心がおかしくなってしまうのかと驚いている。 そんな時、不適応者の居場所、というイベントのことを知った。 無職や社内ぼっち、ひきこもり、フリーランスなどなど 人とのつながりを無くしがちな人 が集まり 話したいことを話して交流する会らしい。 たまたまTwitterで知って、 人とのつながりを求めて、行ってみた。 不適応者の居場所とは 不適応者の居場所について簡単に情報を整理しておこう。 まず主催者だが鶴見済さんという方だ。 『人間関係を半分降りる』など、本の著者らしい。 結構有名な人のようだ。 しかし、ご本人のブログでも書かれているが 鶴見さんはこの集まりの参加者&管理者という立場。 みんなでこの方のお話を聞くとか そういう会ではないらしい。 そのほか、何をす
自分は一か月だけアメリカにショートステイしていたので、何となく肌で感じた雰囲気に近い印象。 ただ、もっと単純に「多くのコミュニティに属することこそが重要である」みたいなスタンスを自分は感じたかな。 自分がアメリカにいた一か月の間、3か所のコミュニティを紹介されて、それぞれ週に1~2回自分も参加した。 ・近所の友達のコミュニティ(ホストブラザーの友達集団) ・宗教団体のコミュニティ(ホストファミリーが行ってた教会を中心とした集団) ・ワンちゃんコミュニティ(近所のペット飼ってる人同士の集団) 一つ一つは日本でも良くテレビで見るコミュニティではあるものの、日本だとこういうのに参加するには結構勇気が要るんじゃないかな? 例えば、ワンちゃんコミュニティに入るためには、その中の誰かと仲良くなることからスタートだし、そういう情報ってなかなか入手しずらいし億劫。 なので、こうやってショートステイしてきた
「2020年東京オリンピック・パラリンピックの思い出はなんですか?」と聞かれたら、あなたは何と答えるだろう。 かつて国立競技場の隣には、1964年の東京オリンピック開発の一環で建設された都営霞ヶ丘アパートが存在した。住民の平均年齢が65歳以上の高齢者団地だったが、2020年東京オリンピックの開催に伴う再開発によって、2016年から2017年にかけて取り壊された。 『東京ドキュメンタリー映画祭2020』特別賞を受賞した映画監督・青山真也の『東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート』は、アパートから強制退去させられた住民の2014年から2017年にかけての記録をとおして「五輪ファースト」の陰で繰り返される排除の歴史を映し出したドキュメンタリーだ。有志による東京都、五輪担当大臣への要望書提出や記者会見の様子を織り交ぜながら、住民が退去の日を迎えるまでの生活を切り取っている。大友良英が手掛けた
「友だち」とは何か?「コミュニティ」とは何か? 『メゾン刻の湯』は銭湯、シェアハウス、そしてSNSなどインターネットを舞台に、7人の多種多様な若者たちの「つながり」を描く傑作青春小説だ。 銭湯が舞台であることが注目されがちだが、SNSでの炎上や、セクシャルマイノリティのアウティング、ハーフが受ける差別など、現代の人間関係をリアリティを込めて描いた社会派小説でもある。 地域コミュニティとネット上の人間関係を対比的に扱いながら、社会に居場所を見つけられない若い人たちが、どうやって「つながり」を作るのかを本書は読者に投げかけている。 今回は著書『生きる技法』の中でも、「社会システムに適合するな、つながりを作れ」と主張する安冨歩氏と、作者である小野美由紀氏に「つながり」について議論してもらった。 前編はこちら:「本当の友だち」を作れ!幻想のコミュニティから自由になるために http://genda
なぜ息苦しい社会は変わらないのか? 社会に居場所を見つけられない若者はどのようにつながりを作ればよいのか? 作家の小野美由紀氏がこのたび発表した『メゾン刻の湯』は銭湯、シェアハウス、そしてSNSなどインターネットを舞台に、7人の多種多様な若者たちの「つながり」を描く傑作青春小説だ。 銭湯が舞台であることが注目されがちだが、SNSでの炎上や、セクシャルマイノリティのアウティング、ハーフが受ける差別など、現代の人間関係についてリアリティを込めて描いた社会派小説でもある。 今回は現代ビジネスのインタビュー「なぜ日本の男は苦しいのか? 女性装の東大教授が明かす、この国の『病理の正体』」が大きな話題になり、著書『生きる技法』の中でも、「社会システムに適合するな、つながりを作れ」と主張する安冨歩氏と、小野氏に「つながり」について議論してもらった。 (構成:辺川銀) 「リトル・スペース」の時代 安冨:
Opinions 各界の専門分野を持つ有識者の方々から、社会を変えるイノベーションのヒントを学びます。 2018年02月23日 ツイート アサダワタルコミュニティーデザイン地域活性 コミュニティー創出に関する研究・実験的活動に注力してきた文化活動家でありアーティストの、アサダワタルさん。在籍する会社や肩書き、職種等にとらわれず、複数のコミュニティーを行き来する生き方・働き方を選択する人が増えているいま、コミュニティーのあり方が問われているのではないだろうか。そのヒントを探るべく、「表現による謎の世直し」をモットーに、さまざまなプロジェクト活動に注力されてきたアサダさん流の「コミュニティーづくり」について話を伺った。前後編でお届けする。 コミュニティーの「閉じ方」までを考える──アサダワタルさんインタビュー(後編) 「日常」と「非日常」を曖昧にする場づくりを目指して ——アサダさんはコミュニ
似ているようで違う、ツクルバとコルク 井上英明氏(以下、井上):どうも、こんにちは。 会場:こんにちは。 井上:パーク・コーポレーションといってもなかなかわからないかもしれませんけど、青山フラワーマーケットという花屋をやっております。実は(登壇者の)2人に会うのは今日が初めてなんですね。 僕もよく堀(義人)さんに呼ばれるので、パネラーかなと思っていたんです。パネラーだったらパッパッと言えるんですけど、今回はモデラーでした。お2人のことをある程度わかんなきゃなと思って、さっきまでセッションには出ないでいろいろ調べていたんです。 今日のキーワードで出てくるのがお2人。似たようなことやってらっしゃるようでいて、ちょっと違う。 というのも、村上さんの場合は「ツクルバ」というぐらいなんで、どちらかというとリアリティの場をつくったりされている。逆に佐渡島さんは、もう本当にコミュニティをどうつくるかって
突然ですが、縄文時代に“上司”っていたと思いますか? 「働き方改革」が叫ばれる昨今。固定デスクの廃止やリモートワークの推奨などが進み、「会社が社員を管理する」ようなシステムが変化し始めています。 しかしそもそも、会社が存在しなかった時代って、みんなどう協業していたのでしょうか? 例えば縄文時代に上司や社長はいたの? 考古学者の岡村道雄氏に、縄文人がどう暮らし、どう働いていたのか聞いてみました。 岡村道雄(おかむら・みちお)さん。考古学者。1948年生まれ。東北大学文学部卒業、同大学大学院修了。東北大学、東北歴史資料館、文化庁、奈良文化財研究所などで勤務。専門は日本の旧石器時代から縄文時代、埋蔵文化財保護。主な著書に『縄文の生活誌』『縄文物語 海辺のムラから』『貝塚と骨角器』『縄文人からの伝言』『やってみよう縄文人生活』などがある
ゴシック建築と組織マネジメント ラスキン経済学 産業革命と救貧政策 ロバート・オウエン ニューハーモニー コミュニティデザインの源流 イギリス篇 作者:山崎 亮発売日: 2016/04/23メディア: 単行本(ソフトカバー) ゴシック建築と組織マネジメント ラスキンは、古い建築にはつくられた当時の労働者がもっていた価値観などが随所に見られるため、建築がもつ言語を理解すれば過去を読み取ることができると考えていた。だからこそ、建築を単なる芸術作品として論じるのではなく、つくられた当時の職人や石工や画家たちの思考や感情を建築のなかから読み取ることのほうが意義深いとしていた。 そして、読み取るべき対象としてラスキンが選んだのはゴシック建築だった。ゴシック建築という呼び方は日本語で説明しにくい。「荒々しい建築」という感じだろうか。(略) ラスキンはゴシック建築の細部に注目する。古いゴシック大聖堂の細
白河桃子氏 女性の未婚率が年々上昇している。なぜ結婚しないのか、理由は人の数だけある。しかし、ライフスタイルが多様化する中で、積極的に結婚しない人生を選択している女性が増えていることは確かだろう。その背景にある社会や個人の価値観の変遷を追いかけているのが、ジャーナリストの佐々木俊尚氏と白河桃子氏だ。 ITから政治・経済・社会・文化・食に至るまで、幅広いジャンルにおける深い考察と提言が支持されている佐々木氏は、これからの「暮らし」をテーマにした『そして、暮らしは共同体になる。』(アノニマ・スタジオ)を刊行。グローバル化によって揺れ動く日本の生活者の変化と、これからの暮らしの可能性をひもといている。 また、少子化ジャーナリストとしても活躍する白河氏は、『「専業主夫」になりたい男たち』(ポプラ新書)や、『進化する男子アイドル – なぜ大人の女性たちはアイドルを「家族」として選んだのか?』(ヨシモ
独身女子にとっての大問題は「出会いがない!」こと。素敵な男性と、一体どこで出会えばいいの?…と思っていたところ、「“読書会”で出会って結婚するカップルが増えているらしい」とのウワサを耳にしました。本当に出会えるのかどうか、実際に潜入してきました! 独身女子にとっての大問題は「出会いがない!!!」こと。ほんと、素敵な男性と、どこで出会えばいいの? なんて考えていたところ、私は、ある噂を耳にしました。 「読書会で出会って、結婚するカップルが増えているらしい」と。 「読書会。響きがとっても地味ですけど、本当に出会えるんですか?」 ということで、潜入してきました! 「猫町倶楽部」の読書会に。 課題図書は、湯山玲子著『文科系女子の生き方』です。 先に結論から申し上げます。読書会、出会えます! ただし、いくつかコツはあるかもしれません。 今回は、出会いが無いと嘆く人にぜひ読んでもらいたい、読書会潜入レ
「つながりをデザインする」 —— 地域住民が自分たちの手で自分たちのまちを築いていくために必要なものとは何か。まちづくりワークショップ、市民参加型のパークマネジメントなど、全国で50以上のコミュニティづくりにかかわる山崎亮さんへのインタビュー。(構成/宮崎直子) コミュニティデザインとは何か 古屋 本日はわたしと大野さんで、山崎さんに「コミュニティデザイン」についてお伺いしたく思います。大野さんは到着が遅れているようなので、まずわたしから自己紹介をさせてください。わたしは大学ではドイツの環境政策などを学んでいました。卒業後、自然エネルギー、再生可能エネルギーについて、もっと深く勉強したいと思い、国内の大学院に入学すると同時に、環境エネルギー政策研究所(ISEP)でインターンをはじめました。 これまでISEPは、政策の研究・提言活動に加え、地域の人たちが風力発電や太陽光発電などの事業などを起
Opinions 各界の専門分野を持つ有識者の方々から、社会を変えるイノベーションのヒントを学びます。 つながれば、ぼろ儲け!? 山崎亮が語るコミュニティーデザインという仕事。(上) 2012年08月20日 ツイート コミュニティーデザイン豊かな社会豊かな社会特集 地域の総合計画を、そこに住む人たちと行政が一緒になってつくり、実行する。市街地をさびれさせないようにデパートを地域の人たちが自由に活動できる場所にする。山崎亮さんは、全国各地でそうしたプロジェクトの手助けをするコミュニティーデザイナーだ。地域を元気にすることが、豊かな社会にどのようにつながるのか。コミュニティーデザイナーという仕事から考えてみたい。 話を聴くことが仕事の第一歩 ──「コミュニティーデザイナー」とは、いったいどういったお仕事なのでしょうか。 山崎 ひとことで言うなら「人と人とがつながる仕組みをデザインする」仕事です
自殺をテーマにした異色の2冊の著者が語る「なぜ徳島県海部町は日本一自殺率が低いのか」 末井昭(『自殺』)×岡檀(『生き心地の良い町』)前編 日本で最も自殺率の低い「自殺“最”希少地域」のひとつ、徳島県の海部町を4年にわたって調査し、自殺率の低さの謎に迫った『生き心地の良い町』(講談社)が反響を呼んでいる岡檀さん。母親のダイナマイト心中、愛人の自殺未遂、3億の借金・・・・・・衝撃の半生と自殺者への想いを丸裸で綴った『自殺』(朝日出版社)で第30回講談社エッセイ賞を受賞した末井昭さん。「自殺」をテーマに綴られた異色の2冊をめぐる対話をお届けします。聞き手は編集者の小堀純さんです。 * * * 「自殺」も「病」も市にだせ 謎を解き明かしていくように 末井昭(以下末井) 大勢のみなさんに集まっていただき、ありがとうございます。『自殺』を書いた末井です。よろしくお願いします。 今日は、『生き心地の良
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