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Asia;Southeastに関するakihiko810のブックマーク (109)

  • なぜ『フィリピンパブ嬢の社会学』を映画にしようと思ったんですか? | 【独占インタビュー】白羽弥仁監督に聞く

    フィリピンパブを研究の対象に選んだがゆえに、人生が一変するドラマに巻き込まれていく大学院生の実体験をまとめた中島弘象(なかじま・こうしょう)の『フィリピンパブ嬢の社会学』(新潮新書)。映画監督の白羽弥仁(しらは・みつひと)は、なぜこの映画化しようと思ったのか。 ──『フィリピンパブ嬢の社会学』を映画化しようと決めたポイントは何だったのですか? 複合的な面白さがありつつも、これをシナリオにまとめたら純愛ラブストーリーになるだろうなという単純さもあったからです。それでまず、この著者の青年に会いたいと思いました。 それで、一青妙さんの『ママ、ごはんまだ?』を映画化したいと思ったときと同じく、すぐ会いに行ったんです、名古屋まで。向こうは最初、キョトンとしていましたけど。 ただ原作はノンフィクションとはいえ、あくまで彼から見た世界が書かれているので、彼女側の視点は必要だろうなと思ってはいました。

    なぜ『フィリピンパブ嬢の社会学』を映画にしようと思ったんですか? | 【独占インタビュー】白羽弥仁監督に聞く
  • シンガポール競馬はどのように崩壊に向かったか(シンガポール)【開催・運営】

    180年の歴史に幕が下ろされるにはわずか15分しかかからなかった。 6月のシンガポールターフクラブ(Singapore Turf Club: STC)のCEOとの短いミーティングにおいて、シンガポールの調教師たちは2024年10月にシンガポール競馬の2世紀にわたる歴史に終止符が打たれることを知らされたのだ。 競馬産業がもう長くは存続しないかもしれないとの噂は流れていた。それでも競馬産業で生計を立てる何千もの人々にとって、この計画的な競馬崩壊のスピードは衝撃だった。彼らの多くは"当局がこの計画を意図的に隠蔽していた"と信じている。 シンガポール唯一の競馬場であるクランジは、2024年10月5日に最後の開催を実施する予定となっている。国有地不足のために、競馬場と厩舎のある120ヘクタールの土地は2027年までに政府に返還されるのだ。STCの職員たちは引き渡しまでの"スムーズな移行"を約束してい

  • ベトナム・ハノイの夜の路上は昔のインターネットみたいだった

    久しぶりに海外旅行にいきたいと思って、ベトナムのハノイに行くことにした。 近くて安いというだけで選んだので、特に目当ての場所もない。なので、ガイドブックで「ハノイの渋谷」と書かれていた繁華街をぶらぶらすることにした。 結論からいえば、そこはハノイの渋谷ではなかった。「昔のインターネット」である。 あの無秩序だが活気にあふれた、私たちのインターネットのリアル版。 それがベトナム・ハノイの夜のストリートだったのだ。 インターネットが生まれて約50年。 限られた人だけが集まる世界だったネット空間はいまや大きくなり、昔とは別の世界になっている。 でも、この世にはまだ「昔のインターネット」が残っているのだ。そう、ベトナム・ハノイの夜の路上に。 ベトナム・ハノイはこのあたり。「ベトナム=暑い」というイメージがあるが、北部なのでわりと涼しい。 「昔のインターネットのリアル版(※私が命名しただけです)」は

    ベトナム・ハノイの夜の路上は昔のインターネットみたいだった
  • 漂うがごとく | マープルのつぶやき

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  • 海に沈みゆく巨大都市ジャカルタ、首都は移転を決定、残された人々はどうなるのか?(ナショナル ジオグラフィック日本版) - Yahoo!ニュース

    東ジャカルタ、チリウン川沿いのカンプンムラユから、北西にそびえる高層ビル群を望む。三角州の上に位置する巨大都市ジャカルタは今、急速に地盤沈下が進み、頻繁な洪水に見舞われている。(Photograph by Joshua Irwandi) スヘミさんは、インドネシアの首都ジャカルタで、小さな堂を営んでいる。今、この堂を海から隔てているのは、狭い未舗装道路と高さ2メートルの防波壁だけだ。スヘミさんの家族の運命は、この壁に委ねられている。 ギャラリー:海に沈みゆく巨大都市ジャカルタ、首都移転で人々はどうなる? 写真10点 ここ北ジャカルタのムアラバル地区で育ったスヘミさんは、昔は家の前の砂浜でよく遊んでいたという。しかし2000年代に入ると、砂浜は消え去り、海水が頻繁に街なかまで押し寄せるようになった。 2002年、政府は海岸沿いに壁を建設した。沈下を続ける土地と、上昇を続ける海面に対する住

    海に沈みゆく巨大都市ジャカルタ、首都は移転を決定、残された人々はどうなるのか?(ナショナル ジオグラフィック日本版) - Yahoo!ニュース
  • 統一教会を追い出したシンガポールのやり方(と創価学会との関わり) - 今日もシンガポールまみれ

    うにうに @ シンガポールウォッチャーです。安倍晋三元首相が亡くなって関連記事の3つ目です。 シンガポールでの暗殺報道 uniunichan.hatenablog.com シンガポールでの反共産主義の時代 uniunichan.hatenablog.com 統一教会の非合法化と対応 「日は統一教会に今後も居場所を提供するのか」が問われています。統一教会を非合法化して追い出した国があります。シンガポールです。今回の記事は、「シンガポールがどうやって統一教会を追い出したか」を書きます。 カルト対策の踏み込み方は国の価値観 カルト対策となると、日では「信教の自由」や「寄付は自分の意思」といった視点での議論が起きます。違法薬物を自分の意思で行っても刑事罰を受けるのと同じで、いくら人の意思で納得していても、社会問題化すれば、どの段階で政府が介入するかはその国の価値観です。 シンガポールは政府が

    統一教会を追い出したシンガポールのやり方(と創価学会との関わり) - 今日もシンガポールまみれ
  • ベトナム映画『ソン・ランの響き』主演リエン・ビン・ファットさん&レオン・レ監督【来日インタビュー】

  • 伝統と最先端が融合するタイ音楽──地域に密接なレコード史と新型コロナの影響、YouTubeの爆発的な再生回数の理由を解説 - Always Listening by Audio-Technica(オーディオテクニカ)

    リアル地球の歩き方 | 2021.07.28 Wed 伝統と最先端が融合するタイ音楽──地域に密接なレコード史と新型コロナの影響、YouTubeの爆発的な再生回数の理由を解説 膨大な7インチのリリース量から、世界中のDJやコレクターから愛されるタイのレコード。米人気バンド・クルアンビンが「タイ・ファンク」をカバーするなど、コアな音楽リスナーから認知度が高い。タイ音楽のメインのジャンルは「ルークトゥン」(田舎の子、田舎者の歌の意)、「モーラム」(歌・言葉の達人の意)など、音楽性に限らない区分が特徴的。今回はそんなタイの音楽歴史や最新事情、レコードにまつわるトピックスをご紹介。 伝統と流行が融合していくタイの音楽中にタイ料理屋があるように、じわじわとコアな音楽ファンの間に浸透してきたタイ音楽映画『バンコクナイツ』公開時には坂慎太郎&VIDEOTAPEMUSIC、井手健介と母船がトリ

    伝統と最先端が融合するタイ音楽──地域に密接なレコード史と新型コロナの影響、YouTubeの爆発的な再生回数の理由を解説 - Always Listening by Audio-Technica(オーディオテクニカ)
  • なぜタイのデモで『ハム太郎』が歌われたのか?ポップカルチャーが持つ本質的な魅力とその危うさ - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

    ファンダム文化(ポップカルチャーのファン集団が能動的に作り出す文化)を論じた研究書、『コンヴァージェンス・カルチャー』(ヘンリー・ジェンキンズ 著/渡部宏樹、北村紗衣、阿部康人 訳/晶文社)が今年2月に邦訳された。 原著の刊行はSNSもまだ定着していない2006年だが、現在のファンダム文化はもちろん、「ポップカルチャーの政治利用」というテーマを考える上でも、重要な示唆に富む名著だ。 表立った政治的な目的を持たないポップカルチャーは、それゆえにどんなイデオロギーのもとにも利用され得る。実際にそうした政治利用は、SNS普及以前から行われてきた。 さらにSNSが普及した現在では、制作者もファンも意図しないかたちでコンテンツが政治性を帯びてしまうという事態が頻発している。その典型例として、稿では昨年のタイの反政府デモにおける『とっとこハム太郎』のテーマソング利用を取り上げる。ポップカルチャーの持

    なぜタイのデモで『ハム太郎』が歌われたのか?ポップカルチャーが持つ本質的な魅力とその危うさ - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ
  • 【バンコク】革命と芸術:タイで中高生が巻き起こした旋風:フォーカス|美術館・アート情報 artscape

    2020年はコロナが世界を震撼させた年となったが、タイでは別の意味で世界がひっくり返るような年となった。若者たちを中心に、実質的な軍政である現政権の退陣、民主主義に則った新憲法制定、さらには、王室制度の改革まで要求する運動が持ち上がったのである。王室は神聖なものであり、触れることは絶対にタブーとされてきた王室問題を、しっかりと見つめ議論しようという運動が1932年の立憲革命以来初めて大規模に起こったことになる。これまで19回にも及ぶ軍事クーデター★1と憲法廃止の繰り返し、そして軍事クーデターが無理と思えば司法クーデターという手段すら駆使して権力を維持してきた支配層は、中高生をも含むこの新たな運動に驚愕した。3つの要求はまだどれも満たされていないものの、タイをもう二度と元に戻れないところまで運んだという意味で、2020年民主化運動の意義には計り知れないものがある。 1970年代、1990年代

    【バンコク】革命と芸術:タイで中高生が巻き起こした旋風:フォーカス|美術館・アート情報 artscape
  • 13歳女優の官能シーンに批判殺到、上映中止に。女性監督が振り返る(此花 わか) @gendai_biz

    ベトナムの新鋭、アッシュ・メイフェア監督による映画『第三夫人と髪飾り』(10月11日より公開中)。スパイク・リーが脚に惚れ込み、トロント国際映画祭やサンセバスチャン国際映画祭など世界中の数々の映画賞を受賞した傑作だ。 舞台は19世紀の北ベトナム。富豪のもとに嫁いだ14歳の第三夫人と、彼女を取り巻く女たちの愛、哀しみ、葛藤が、神秘的な秘境の中で叙情的かつ官能的に描かれている。 作はベトナムで公開されるや否や、主演女優の年齢(撮影当時13歳)や作品のテーマに批判が集中。「官能的」ではあれど、主演女優による直接的なセックスシーンはない。国による正式な上映許可も下りていた。にもかかわらず、主演女優とその家族はSNSで大バッシングを受けることとなった。 5年もの月日をかけてようやく完成した映画だったが、女優と家族を守るため、監督は公開4日後に上映中止にすることを決定した。まるで、「あいちトリエン

    13歳女優の官能シーンに批判殺到、上映中止に。女性監督が振り返る(此花 わか) @gendai_biz
    akihiko810
    akihiko810 2020/03/25
    ]ベトナムの新鋭、アッシュ・メイフェア監督による映画『第三夫人と髪飾り』主演女優の年齢(撮影当時13歳)や作品のテーマに批判が集中。「官能的」ではあれど、主演女優による直接的なセックスシーンはない。
  • フィリピンの事情あれこれ - やしお

    フィリピンという国名はもちろん知ってるし、東南アジアの国だってことも知ってるけど、それ以上のことはよく知らなかった。「フィリピンパブ」「ドゥテルテ大統領が麻薬犯罪者を殺している」「大平洋戦争の激戦地」くらいの断片的なイメージを漠然と持っていただけだった。(そういう人は多そう。) 7年前からフィリピンのストリートチルドレンを支援している日のNPO(ICAN)に毎年寄付を続けていて、なのに今まであまりちゃんと知ろうとしてこなかった。 最近、Skypeでフィリピン人と英会話学習するサービス(レアジョブ)で毎日3~6人くらいのフィリピン人と話をする機会があって、興味が出てきて井出穣治『フィリピン』(中公新書)を読んだり、フィリピンのニュースサイトを読んだりして、もう英語を勉強したいのかフィリピンを知りたいのかわからなくなってきた。 忘れる前にまとめておこうと思って。 地理 歴史 対日感情 国名

    フィリピンの事情あれこれ - やしお
  • プチ鹿島『脱出老人:フィリピン移住に最後の人生を賭ける日本人たち』を語る

    プチ鹿島さんがYBSキックス!の中で水谷竹秀の著書『脱出老人:フィリピン移住に最後の人生を賭ける日人たち』を紹介していました。 (プチ鹿島)さあ、今日ご紹介するのはガラリと変わりまして1冊の、こちらです。『脱出老人』。これは水谷竹秀さんという方のです。この方はもともとフィリピンに拠点を構えて地元の新聞の記者としてずっと活動をしていた方なんです。この水谷さんという方は。で、日にも活動拠点を持っているので、フィリピンもホームグラウンドなんですよね。で、僕は以前にこの方が書いたコールセンターの……通販のコールセンターっていま、どこにつながっているかと思ったら、たとえば東京のテレビで見てそこに電話をかけて。 東京にコールセンターがあるのかと思ったら、全然九州とか東北とか、そういうところにコールセンターを置いて拠点にしているっていう場合があって。で、その延長線上で、なんだったらもっと物価も

    プチ鹿島『脱出老人:フィリピン移住に最後の人生を賭ける日本人たち』を語る
  • 「すべての人々よ、団結せよ」:タイのHIPHOPプロジェクト〈RAD〉がアゲンストするものとは?

    タイのHIPHOPプロジェクト〈Rap Against Dictatorship〉が10月22日にYouTube上に公開し、すでに3000万回以上再生されている「プラテート・クー・ミー」。この歴史的な盛り上がりの理由はどこにあるのか? それを解くカギは、タイ国民なら誰でもハッとするそのリリックとMVにあった。タイ文学研究者で翻訳家の福冨渉が、この曲が誕生した背景とそこに込められた意図をひも解く。

    「すべての人々よ、団結せよ」:タイのHIPHOPプロジェクト〈RAD〉がアゲンストするものとは?
  • ロヒンギャを襲う21世紀最悪の虐殺(後編)

    <「ミャンマー政府は全土からロヒンギャを追放しようとしている」――祖国を追われたロヒンギャたちの孤独な闘いが続く>(誌2017年3月28日号掲載の特集記事より転載) (前編はこちら) 「無国籍難民」がハードルに 少数民族の反乱の怖さを知るミャンマー政府は、ラカイン州全土が反政府になることを恐れている。ロヒンギャがラカイン族にとって脅威だとあおり対立構造をつくり出し、彼らにロヒンギャを襲わせている。アブールカラム(日在住のロヒンギャ難民)によれば、ラカイン州でロヒンギャを虐殺する者の多くは恐怖心を植え付けられたラカイン族で、大半が仏教徒だ。 「ロヒンギャを悪玉に仕立て上げるというのは言い得て妙だ」と、ミャンマーに詳しいジャーナリストの田辺寿夫は言う。「中央政府は、ラカイン族やラカイン州に住む仏教徒に対して決まってこう言って脅威をあおる。『ロヒンギャはムスリムだ。一夫多だ。放っておけば、

    ロヒンギャを襲う21世紀最悪の虐殺(後編)
    akihiko810
    akihiko810 2017/09/22
    少数民族の反乱の怖さを知るミャンマー政府は、ラカイン州全土が反政府になることを恐れている。ロヒンギャがラカイン族にとって脅威だとあおり対立構造をつくり出し、彼らにロヒンギャを襲わせている。
  • 「カンボジア暗黒時代」アンコール王朝崩壊後の歴史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    タイとベトナムの緩衝国となったカンボジア カンボジアの歴史と言ってすぐに思いつくのが、「アンコール王朝」と「ポル・ポト」だと思います。 前者はカンボジアの栄光の時代で、後者は悲劇の時代という点で、人々の関心を惹きつけてやみませんが、その他のカンボジアの歴史はあまり日が当らない傾向にあります。 15世紀から19世紀までのクメール王朝は、国家の基盤を農業から交易に移し、豊かな資源を背景に再度国力を広げようとしますが、内乱や分裂で国内がまとまらず、また東から迫るベトナムと西から迫るタイの間に挟まれてしまいます。 今回はカンボジアの「暗黒時代」の歴史のまとめです。 1. アンコールワットの放棄 アンコール王朝は現在のシェムリアップ周辺に栄えた王権です。 アンコール王権は9世紀頃から大規模な水利インフラの開発に乗り出し、開発により稲田を拡張し人口を拡大し、増えた人口をわせるためにまた開発を行い稲田

    「カンボジア暗黒時代」アンコール王朝崩壊後の歴史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
  • カードゲーマーが海外に目を向けるべき理由:TCGの可能性を検証する旅行記 in 東南アジア!

    僕は、小学生から現在に至るまで、離れる期間を挟みながらも、通算7年くらい、約15タイトルほどのカードゲームに触れてきました。 離れていた期間が長かったのは、大学1年生から大学3年生までの3年間。理由は単純で、「あ、これやってたら彼女とかできねーな」と思ったから(今、振り返るとそんなことはないのですが……)。 とはいえ、ネガティブな印象が先行してしまいがち問題 さて、批判を覚悟であえて冒頭で断言させていただきますと、日のカードゲームカルチャーは、コミュニティーの多くが非常に閉鎖的で、新規ユーザーが参加するにはかなりハードルの高いカルチャーになってしまっている、と僕は思っています。 専門用語を用いた身内ノリが激しく、一見様お断りのような雰囲気がどこか漂っている。ゲームが始まるやいなや、自分の手札にやたらと文句をつけたり、負ければ運ゲーを豪語したりするプレイヤー、そして新規ユーザーを煽るような

    カードゲーマーが海外に目を向けるべき理由:TCGの可能性を検証する旅行記 in 東南アジア!
    akihiko810
    akihiko810 2017/06/12
    面白い >『Force of Will』は今ベトナムで一番熱いカードゲーム
  • ベトナムの漫画家をクラウドファンディングで育成--「Comicola」は産業を作れるか

    漫画家になるにはどうしたらいいだろう? 一般的には、「持ち込み」だ。漫画雑誌を扱う出版社を訪ね、編集者に会って自分の作品を見てもらう。見込みがあれば担当者がつき、デビューを目指して執筆する――。1人の漫画好きとして、筆者の認識はそんなところだ。 しかし、作家の育成は出版社にとって先行投資。新人が、人気作品を生み出し書籍が売れて、アニメになって関連商品が売れて……と、投資以上を回収するまでのプロセスが確立しているからこそ成立する。漫画産業は、手塚治虫や藤子不二雄といった漫画家や、彼らを支えた編集者という先人たちが築いた礎の上にある。 「ベトナム」に話を転じる。この国には日のような漫画家を育てられるほど余裕のある、成熟した産業は存在しない。しかし、だからこそ、いまITを使ったアプローチで新しい形の漫画業界が生まれようとしている。 ITなしではありえなかった、現代のベトナムまんが道 「C

    ベトナムの漫画家をクラウドファンディングで育成--「Comicola」は産業を作れるか
  • タイを舞台にしたマンガとタイ文字について考えてみる - あそことは別のはらっぱ

    最近*1、マンガにタイ文字が書かれていることをよく見かけた。これをきっかけに日の書籍、特にコミックにおけるタイ文字の扱いについて考えてみようと思う。 そもそものきっかけ「白竜 -LEGEND-」と「僕が私になるために」 雑誌は違うが、どちらも3月発売号でタイ文字がコマの中に現れた。まずは「白竜-LEGEND-」。漫画ゴラクの人気連載の1つらしいが、自分としては社会派問題を小道具にしたヤクザマンガとしか認識していなかった。現在のシリーズは主人公格の一人の"前日譚"を描いたらしいもので、舞台がタイ。 東北地方(イサーン)の出身だったリュウが、人身売買で売られていった幼なじみを追いかけてバンコクにやってきたが、行方を追っているうちに覚醒剤所持で逮捕されてしまう。その関連で関わりのあった、タイに進出してきたヤクザにタイ人女性が「リュウは無実だ」と訴えるシーンが貼り付けたコマ。 「หลิวไม่ค

    タイを舞台にしたマンガとタイ文字について考えてみる - あそことは別のはらっぱ
  • ミャンマーがいつの間にか変貌を遂げている

    原文はこちら 近年のタイとミャンマーほど、隣り合った国が政治面で素早く逆方向に動いた例は滅多にない。 ミャンマーは半世紀あまりの独裁体制を経て民主的統治を取り戻し、いまや元政治犯アウン・サン・スー・チー氏の国民民主連盟(NLD)が国を率いている。一方でタイは、2006年と2014年のクーデターに伴い、過去10年間で国民主権から軍事独裁へと2度も逆戻りした。こうした違いの理由は何だろうか? ミャンマーが民主体制移行を開始した2003年、同国の軍事政権は7段階のロードマップを発表した。その計画は当初、空約束だと冷笑された。確かに軍司令官たちは、反体制派を拘留して抗議する修道僧に発砲し、スー・チー氏らNLDの指導者の自宅軟禁期間を6年追加した。 しかし、2011年に偽りのない政治・経済改革が開始されたのとほぼ同時に、軍が改革を押しとどめるのは非常に難しくなった。NLDは2015年の総選挙で圧勝。

    ミャンマーがいつの間にか変貌を遂げている