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自殺に関するakihiko810のブックマーク (137)

  • スイス自殺ほう助団体の創設者が主張「9歳になったら“死ぬ権利”を認めるべきだ」 | 「最後の人権」と「超えてはいけない一線」とは

    医学が進歩し、死に対する考え方が多様化するなか、自殺ほう助や安楽死を合法化する動きが世界各地で静かに広がっている。1998年に自殺ほう助団体「ディグニタス」を設立してから、「死ぬ権利」の重要性を声高に叫んできたルードヴィヒ・ミネリが、その急進的な死生観や、さまざまな論争を引き起こしてきた団体の活動について英紙に語った。 自殺ほう助団体「ディグニタス」を真剣に訪問するなら、既往歴の書類や、資金、それに勇気が必要だ。だが、訪問前に筆者が言われたのは、「オフィスの住所を他者に明かさないでくれ」ということだけだった。 彼らはこの記事を読んだ人が、スイスの大都市チューリッヒ郊外にあるオフィスにやって来て、「いますぐ自殺ほう助を受けたい」と言い出すのを心配しているようだった。人生に絶望した人たちが、オフィスに突然訪ねてくることがあるという。 ディグニタスは電話による問い合わせを希望しており、実際に受け

    スイス自殺ほう助団体の創設者が主張「9歳になったら“死ぬ権利”を認めるべきだ」 | 「最後の人権」と「超えてはいけない一線」とは
  • 【読書感想】安楽死が合法の国で起こっていること ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    安楽死が合法の国で起こっていること (ちくま新書 1759) 作者:児玉 真美筑摩書房Amazon Kindle版もあります。 安楽死が合法の国で起こっていること (ちくま新書) 作者:児玉真美筑摩書房Amazonにも、終末期の人や重度障害者への思いやりとして安楽死を合法化しようという声がある一方、医療費削減という目的を公言してはばからない政治家やインフルエンサーがいる。「死の自己決定権」が認められるとどうなるのか。「安楽死先進国」の実状をみれば、シミュレートできる。各国で安楽死者は増加の一途、拡大していく対象者像、合法化後に緩和される手続き要件、安楽死を「日常化」していく医療現場、安楽死を「偽装」する医師、「無益」として一方的に中止される生命維持……などに加え、世界的なコロナ禍で医師と家族が抱えた葛藤や日の実状を紹介する。 5年前に難病のALSを患う女性に依頼され殺害した罪などに

    【読書感想】安楽死が合法の国で起こっていること ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 安楽死が合法の国で起こっていること…「生活保護」より「安楽死」の申請のほうが簡単というカナダの事情 合法化からわずか5年で安楽死は4万人超

    後発国でありながら「安楽死先進国」になったカナダ カナダは安楽死の合法化では2016年と後発国でありながら、次々にラディカルな方向に舵を切り続け、今ではベルギー、オランダを抜き去る勢い。ぶっちぎりの「先進国」となっている。 カナダではケベック州が先行して2015年に合法化したが、その際に法律の文言として積極的安楽死と医師幇助自殺の両方をひとくくりにMAID(Medical Assistance in Dying)と称し、翌年の合法化でカナダ連邦政府もそれを踏襲した。Medical Assistance in Dyingを平たい日語にすると「死にゆく際の医療的介助」。しかし、これでは積極的安楽死から緩和ケアまでがひと繫がりのものとして括られてしまう。 安楽死を推進する立場はそれまでにもAID(Assistance in Dying)、VAD(Voluntary Assisted Dying

    安楽死が合法の国で起こっていること…「生活保護」より「安楽死」の申請のほうが簡単というカナダの事情 合法化からわずか5年で安楽死は4万人超
  • 春日武彦氏出演!『自殺を深掘りする』

    akihiko810
    akihiko810 2023/12/23
    参考テキスト:春日武彦『自殺帳』
  • 児玉真美『安楽死が合法の国で起こっていること』(ちくま新書) : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

    12月21 児玉真美『安楽死が合法の国で起こっていること』(ちくま新書) カテゴリ:社会8点 相模原障害者施設殺傷事件、京都ALS嘱託殺人事件、そして映画『PLAN 75』など、日でもたびたび安楽死が話題になることがあります。 安楽死については当然ながら賛成派と反対派がいますが、賛成派の1つの論拠としてあるのは「海外ではすでに行われている」ということでしょう。 著者は以前からこの安楽死問題について情報を発信してきた人物ですが、著者が情報発信を始めた2007年頃において、安楽死が合法化されていたのは、米オレゴン州、ベルギー、オランダの3か所、それとスイスが自殺幇助を認めていました。 それが、ルクセンブルク、コロンビア、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア(一部を除く)、スペイン、ポルトガルに広がり、米国でもさまざまな州に広がっています。 では、そういった国で実際に何が起こっているのか?

  • “自分が嫌”という言葉が何度も出てくる――インターネットで自殺を防ぐ研究の今 #今つらいあなたへ(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)

    自殺対策といえば、「いのちの電話」などの相談窓口が思い浮かぶ。ただ、生きるのがつらくなった人が必ずしも助けてほしいと相談するわけではない。人と関わることなく、ネット空間に気持ちを吐き出しているケースもある。それらは対処の仕方が分からず、長らくそのままにされてきた。しかしそうしたサイバー空間に飛び交う「死にたい」思いをすくい上げ、自殺予防につなげようとする研究がなされている。果たしてインターネットで自殺は防げるのか――実証データに基づき検証している数少ない研究者、和光大学・末木新教授に話を聞いた。(取材・文:西所正道/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部) 悩みを抱えた人の孤立や孤独を防ぐ人のことを、「ゲートキーパー(命の門番)」と呼ぶ。それをネットの中で展開しようというのが、末木新さんが関わっているプロジェクトだ。 「パソコンやスマホの検索で“死にたい”とか“自殺方法”、あるいは“

    “自分が嫌”という言葉が何度も出てくる――インターネットで自殺を防ぐ研究の今 #今つらいあなたへ(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)
  • 「なぜ私たちは自殺をしてはならないのか?」、哲学・思想の歴史から導かれる「意外な答え」(ベンジャミン・クリッツァー) @gendai_biz

    「なぜ自殺をしてはならないのか」。この問いに導かれて、アメリカ歴史学者ジェニファー・マイケル・ヘクトが哲学の歴史の森に分け入り、思索し、著した『自殺の思想史――抗って生きるために』の邦訳が、このたび、みすず書房より刊行された。批評家のベンジャミン・クリッツァー氏が、同書の議論を紹介する。 「自殺」の論じられにくさ 「自殺」は重大な問題だ。大半の人は、家族や友人が自殺をしようと考えていることを知ったらそれを阻止しようと努力するだろうし、親密な相手が自殺を検討したことがあるという事実を知るだけでもショックを受けるだろう。自分自身が自殺を考えていた時期がある人は、その時分の記憶を苦々しさや不安と共に思い返すはずである。そして、実際に家族や友人に自殺してしまい、心に傷を抱えながら生きている人は多々いる。 また、自殺は個人的にだけでなく社会的にも重大な問題と見なされている。自殺者が多い社会はそうで

    「なぜ私たちは自殺をしてはならないのか?」、哲学・思想の歴史から導かれる「意外な答え」(ベンジャミン・クリッツァー) @gendai_biz
  • お気に入りのラーメン屋が閉店したから…「なんとなく死にたい」と語っていたトー横キッズが「自殺直前に話したこと」(小森 なつ,週刊現代) @gendai_biz

    死にたいのは「なんとなく」 これまで筆者は風俗従事者の女性やホスト狂い、そしてトー横キッズに多く取材してきた。親のネグレクトや恋人からのDVなど、複雑な過去や事情を抱えた人ばかりだった。 彼らはしばしば私にこう言う。「死にたい」、と。 当に今すぐ死にたいほどの悩みや苦しみを抱えているわけではない。心の内をもう少し丁寧に読み解くと、次のようになる。

    お気に入りのラーメン屋が閉店したから…「なんとなく死にたい」と語っていたトー横キッズが「自殺直前に話したこと」(小森 なつ,週刊現代) @gendai_biz
  • 《自殺ごっこが社会問題に》「一度死ねば前世の自分に会える?」『ぼく地球』で危ない手紙が殺到した日渡早紀が“フィクション宣言”をした理由 | 文春オンライン

    女子高生・亜梨子(ありす)は、前世では「木蓮」という女性で、6人の仲間と月基地にいた。亜梨子は前世の記憶を共有する仲間と集い、仲間の一人・輪は月基地でのキィ・ワード収集を始めるが、それが地球と月の運命を狂わせるきっかけに──。 日渡早紀の『ぼくの地球を守って』は、1986~1994年に雑誌『花とゆめ』で連載され、“前世・輪廻転生”の大ブームを起こした傑作SFマンガだ。 実は連載当時、熱狂した読者たちは現実でも前世の仲間探しを始め、作者自らが「この作品はフィクション」と異例の宣言を出す事態となった。《戦士症候群》と呼ばれるこの社会現象を、作者は当時どんな思いで眺めていたのか。 今年画業40周年を迎えたSF少女マンガのパイオニアに、大きな影響力を誇った『ぼく地球』の制作秘話を語ってもらった。(全3回の1回目/2回目を読む)

    《自殺ごっこが社会問題に》「一度死ねば前世の自分に会える?」『ぼく地球』で危ない手紙が殺到した日渡早紀が“フィクション宣言”をした理由 | 文春オンライン
    akihiko810
    akihiko810 2022/05/28
    日渡早紀先生「ぼくの地球を守って」
  • もしSNSで「死にたい」を見つけたら…精神科医が語る、みんなにできること

    これまでの自殺研究でわかっていることがある。自殺を誘発する要因だ。 大きいのは、人とのつながりがないこと、「自分の居場所がない、だれも自分を必要としていない、生きていることは迷惑になる」という感覚を持ってしまうことにあると言われている。 職場や学校でのいじめ、不登校、家族、人間関係の問題……。居場所がない、と思ってしまうリスクは誰にでもある。 安心して「死にたい」と言える場所があるということは、「だれかが自分を受け止めてくれる場所」があるということだ。 「死にたい」を削除するより大事な対応がある《ネット上の「死にたい」を放置した結果、SNSで「一緒に死のう」と言ってくれた人こそが「私の理解者だ」と思ってしまう。その可能性はありえると思います。 これだけSNSの影響力があるということは、SNSは一つの世間であり、社会です。 ここで事件に巻き込まれるというリスクがあるというのは事実です。 しか

    もしSNSで「死にたい」を見つけたら…精神科医が語る、みんなにできること
  • 「自殺は3年前から予測できる」──精神疾患の未来を切り拓く「予測医学」の最先端 | 「家庭医」の代わりにコンピュータが果たす役割

    医療データをコンピュータに取り込み、解析させる。コンピュータがパターンを特定し、「この症状が多く表れているのは、この疾患のリスクが高まっているサインかもしれない」と予測する。 人工知能はこのように、医師が診断を下し、問題を特定し、患者の未来を予測するのを手助けする方法を学習している。ここまでは、何も驚くことではない。 けれども、医療データを解析することで、人間の心のなかで何が起こっているかがわかるとしたら、どうだろうか。精神疾患の初期症状を特定し、だれかに自殺する可能性があることを、その人が自殺を考える前に知ることができたとしたら──? これがまさに、ハーバード大学医学部・予測医学グループ長であるベン・ライス教授の研究テーマだ。ライス教授は、自殺するリスクが高いことを、実際に自殺してしまう3年前に探知するツールや、身体的虐待を受けている人を見つけ出すツールを開発している。 そんな彼の最新の

    「自殺は3年前から予測できる」──精神疾患の未来を切り拓く「予測医学」の最先端 | 「家庭医」の代わりにコンピュータが果たす役割
  • 【宮台真司/藤井聡 対談】若者から自由を奪い、自殺に追い込むのがコロナ対策なのか | 表現者クライテリオン

  • この世に絶望した若者たちに“死に方”を教える「自殺サイト」の深すぎる闇 | なぜ彼らは自ら命をたったのか──NYT渾身の長編ルポ

    (編集部注:この記事は自殺に関するものであり、自ら命を絶った人たちの詳細な描写も含まれています) 「お別れスレッド」で自殺プロセスを投稿 テキサス州ダラス郊外に住むマシュー・バンアントワーペン(17)が、自殺に関するウェブサイトを見つけたのは、2020年末のこと。コロナ禍で高校の授業はオンラインになり、気分が落ち込んでいた頃だった。 「日々の生活で得る喜びや進歩は、どれも強いられたものという感じがする」と、マシューはサイトに登録後に書き込んだ。「なにもかも、最後のときまでの時間つぶしにすぎない」 英グラスゴー大学の学生ロバータ・バーボス(22)は、ボーイフレンドと別れた後、「息ができないくらい孤独」と投稿した。ショーン・シャトー(25)は、ペンシルベニア州の倉庫で働く惨めな気持ちを打ち明けた。ユタ州ソルトレイクに住むダニエル・ダルカント(16)は、ひどい腹痛が不治の病のせいではないかという

    この世に絶望した若者たちに“死に方”を教える「自殺サイト」の深すぎる闇 | なぜ彼らは自ら命をたったのか──NYT渾身の長編ルポ
  • ガイドライン制定により、事故物件公示サイト「大島てる」は終わりを迎えるか?(大島 てる) @gendai_biz

    大島てるの終わり? 8日、「宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン」(以下「ガイドライン」という。)が発表された。 ガイドラインの解説は弁護士に委ねるとして、稿では、事故物件公示サイト大島てる(以下「大島てる」という。)の運営代表を務める筆者が、ガイドラインが大島てるに与える影響に絞って考察したい。 なお、メディアでは「事故物件のガイドラインが制定された」などと報じられているが、実際にはガイドライン自体の中には「事故物件」という用語は一度も登場しない。 それゆえ、このガイドラインを以って「事故物件」の何たるかが定義付けられたとの理解は不適当であろう。 ガイドライン=大島てる禁止令か まず、私にとって最大の関心事は、ガイドライン制定により大島てるが閉鎖に追い込まれるのか? という点である。 しかし、ガイドラインすなわち指針は、定義により、法的拘束力が無い。したがって、法的な

    ガイドライン制定により、事故物件公示サイト「大島てる」は終わりを迎えるか?(大島 てる) @gendai_biz
  • 「人生ミスっても自殺しないで、旅」諸隈元さんインタビュー 「死にたくない」に気づいて一変した日常|好書好日

    諸隈元(もろくま・げん) 1978年、静岡県浜松市生まれ。慶應義塾大学(入学直後、一般教養科目の「哲学」でヴィトゲンシュタインの存在を知ったが、彼が何を語っているのか全く理解できなかったため、哲学科に進もうとは全く思わずに)東洋史学科卒。在学中の2000年と卒業後の2015年、慶應大学プロレス研究会認定世界ヘビー級チャンピオン戴冠。2014年、文學界新人賞受賞(2021年現在も受賞第1作は未発表)。主ラーメン二郎(関内店)、趣味はピザ巡り旅、稲垣吾郎さん。 「自殺できるし」より「旅に出れるし」 ――を書くことになったのはあるツイートがきっかけだったそうですね。 ある時「人生ミスったら自殺できるし、と考えることで生きるのが楽になった」というツイートが流れてきたのを見て、とっさに『「ミスったら自殺できるし」よりも「旅に出れるし」のが良いと思う』とつぶやいたんです。 「人生ミスったら自殺で

    「人生ミスっても自殺しないで、旅」諸隈元さんインタビュー 「死にたくない」に気づいて一変した日常|好書好日
    akihiko810
    akihiko810 2021/09/12
    大学卒業後に7年かけて一作の小説を書いたけど、陽の目を見ずに「人生ミスった」と旅に出た作家の諸隈元さん。その旅を記録した『人生ミスっても自殺しないで、旅』
  • 安楽死──それは希望か、絶望か | 「死ぬ権利」を問う

    近年、自殺補助を法制化する国が増えてきており「死」を取り巻く状況に変化が現れはじめた。その一方で、こうした動きを懸念し、強く反対する声もあがる。 特集では、死を望む患者のルポから医師の告白、反対派の主張、そして安楽死を取り巻く現状の解説まで掲載し、多角的な視点から今一度「死」について考えてみたい。 私たちに「生きる権利」があるならば、それと同様に「死ぬ権利」もあるのだろうか?

    安楽死──それは希望か、絶望か | 「死ぬ権利」を問う
  • 青木ヶ原樹海の探索で宗教施設を発見…「こうして会えたのは運命だね!!」修行を続ける男女に話を聞いてみた | 文春オンライン

    サブカル系雑誌の編集者女史と僕は、遊歩道をひたすら歩いていった。アスファルトだった道は、途中から砂利道になった。かなり坂道もある。樹海に入ったのは午前中だったが、警察を待つ間に14時を回ってしまった。樹海は日が落ちるのが早い。すでに薄暗くなってきている。 入り口から30分ほど歩いたが、宗教施設らしい建物は見当たらない。具体的な情報は、レストラン「ニューあかいけ」(編集部注:筆者が樹海を訪れる際によく訪れる精進湖近くのレストラン)のおばちゃんの証言だけなので、かなり不安になってくる。 「当にあるのかなあ、そんな施設」 「あると信じましょう! 信じればきっとありますよ!!」 そんな不安な会話をしながら進んでいると、道が二股に分かれていた。 そして片側には、工事現場などでよく見るバリケードフェンスが建てられていた。普通なら「安全第一」と書かれたボードが掛けられている所に「乾徳道場」と書かれた木

    青木ヶ原樹海の探索で宗教施設を発見…「こうして会えたのは運命だね!!」修行を続ける男女に話を聞いてみた | 文春オンライン
    akihiko810
    akihiko810 2021/07/20
    ルポライターの村田らむ氏の著書『樹海考』の一部を抜粋。20年以上にわたって樹海を訪れ続ける同氏が青木ヶ原樹海で発見した謎の宗教施設について紹介する
  • 『ヒトはなぜ自殺するのか 死に向かう心の科学』死について考えることと、生について考えること - HONZ

    テーマがテーマだけに、気分が落ち込んでいるときに読むべきではないだろう。しかし、気持ちが落ち着いているときに、自殺というテーマに関する知識を得ておくことは、いつの日かあなた自身やあなたの周りの大切な人を救うことになるかもしれない。そんなワクチンのような役割を果たす一冊である。 著者のジェシー・べリングは、前作『性倒錯者』と同様に、自分自身の実体験をカミングアウトすることから書を始める。自分のセクシュアリティに悩んでいたときのこと、学者として燃え尽き症候群になったときのこと。失業して家の近くの森で自殺の想念にとらわれたときのこと。 そんな主観的なプロローグから話は一気に客観の世界へ飛び、著者は「ヒトはなぜ自殺するのか」というシンプルな問いに、ヒトの心の進化という観点から挑んでいく。 1つ目のアプローチは、自殺を「種」の観点から見るもの。はたして自殺するのは人間だけなのか? もし自殺が人間

    『ヒトはなぜ自殺するのか 死に向かう心の科学』死について考えることと、生について考えること - HONZ
  • 40代、50代男性の自殺率は世界トップクラス 「中年の危機」が訪れる理由と抜け出すための道筋

    サイボウズの総合イベント「Cybozu Days」。クラウドサービスを活用したチームビルディングなど、さまざまなセッションや展示をお届けします。今年のテーマは“エゴ&ピース”。記事では、40代の中年ビジネスマンのエゴに焦点を当てた「ミッドライフクライシス」の模様を全2記事でお届けします。 1記事目では、サイボウズ株式会社 社長室の野水克也氏が「中年ビジネスマンはエゴを持つべきか?」「なぜ中年のエゴは的外れになってしまうのか?」などのリアルな悩みに、株式会社星野リゾート グループディレクターの久英司氏をゲストに招き、共に探っていきました。 40代は普通に努力していると成長が下っていく 野水克也氏(以下、野水):日全国の中年のみなさま、こんにちは。ようこそCybozu Daysへお越しくださいました。日は9ヶ月ぶりにリアルに人前でしゃべります。目の前にお客さまがいらっしゃることは、こん

    40代、50代男性の自殺率は世界トップクラス 「中年の危機」が訪れる理由と抜け出すための道筋
  • 「ロックなおやじ」たちはなぜ、自殺してしまうのだろうか?(川崎 大助)

    今年6月、とある大の親日家が自殺した。彼は「ちょいワルのロックおやじ」だった。そういえばザ・フォーク・クルセダーズの一員も、あの映画評論家も自殺している……「ロックは人を殺す」のかもしれない。では、一体なぜロックは人を殺すのか?――作家・川崎大助氏が考え抜く「自殺論」の前編! エミー賞の常連だった いわゆるミッドライフ・クライシス(中年期の心理的危機)のひとつと分類されるべき事象なのだろう。「なぜ『ロックおやじ』は自死を選ぶのか?」という問いが、僕の頭のなかにこびりついて離れない。あの事件の衝撃のせいだ。 「ロックが人を殺す」のかもしれない。この問いについて、僕に可能なかぎりの文化論的考察をおこなおうとするのが、この稿だ。ではまず最初に「事件」そのものを振り返るところから始めてみたい。 去る6月6日、アメリカの著名人、元シェフで作家、大の親日家であり、エミー賞の常連でもあるTVパーソナリテ

    「ロックなおやじ」たちはなぜ、自殺してしまうのだろうか?(川崎 大助)