劇団「毛皮族」を主宰する江本純子が、自伝的小説『股間』を自ら映画化し、初監督を務めた『過激派オペラ』が現在公開されている。本作は、劇団「毛布教」を立ち上げた“女たらし”の演出家・重信ナオコが、旗揚げ公演『過激派オペラ』のオーディションで女優・岡高春に出会い、成功と挫折を味わう模様を描いた青春群像劇だ。リアルサウンド映画部では、W主演の早織と中村有沙へのインタビューを企画。過酷な撮影現場の様子や、初めて挑んだ過激なラブシーン、本作で得た経験などについて、じっくりと語ってもらった。 中村「“中村有沙”を出しちゃいけないという思いが強かった」 ーー二人はどのような形で今回の作品に参加することが決まったのでしょうか? 早織:事前にいただいた脚本がとても面白かったので、ぜひやりたいと思い、オーディションに参加させていただきました。オーディションは1次審査と2次審査があって、1次審査は監督やプロデュー