レミニセンスバンプ レミニセンスバンプ (Reminiscence bump)とは、 10歳から30歳までの出来事をよく思い出す傾向です。40歳以上の高齢者が、青年期や成人期前半に起こった出来事の記憶が増えたり、強化されたりする傾向です。レミニセンスとは、「思い出すこと」という意味であり、バンプは、「コブ」という意味です。 こちらの図は、年齢と記憶の量の関係を示したものです。十歳までは、幼少期の記憶喪失が見られ、そこから30歳までは、よく覚えている「記憶のコブ」が見られます。それ以降は、減り、残りは、現在と近いためによく覚えている状態になります。この傾向は、さまざまな研究条件で再現されています。 思春期では、アイデンティティの変化がおき、それ以降も30歳ごろにむけて、人生の目標が変化し、卒業、就職、結婚、出産などの人生の主だった出来事が起こる期間のため、この間に記憶の蓄積量が増加するために