9月4日のイベント〔下に告知)では、若松孝二監督の盟友であり、かつ故・廣松渉先生の盟友でもある映画評論家の松田政男さんにおいでいただきます。ちなみに松田さんの著作を高校生のときに読んだことが、僕が廣松先生のことを知るキッカケになりました。さて、イベントでは当然69年論が問題になると予想されます。奇しくも69年を描いた映画が幾つか公開されています。それらについて言及した文章(普段アップしないことにしている連載の文章)を緊急アップロードします。 ──────────────────────── 「60年代の奇跡」をもたらしたものは「解放による自由の輝き」か「アノミーによる超 越への希求か」。対照的な解釈を、映画『69 sixty nine』と『ドリーマーズ』に見出す。 ──────────────────────── 【「60年代の奇跡」とスチューデント・パワー】 ■私が99年2月にインタビュ