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ブックマーク / realsound.jp (1,094)

  • 本を読まない人に向けた本作りでベストセラー多数! サンクチュアリ出版・橋本圭右編集長インタビュー

    独創的なアイディアで次々にベストセラーを生み出しているサンクチュアリ出版。同社を20年以上支えてきた編集長が、橋圭右さんである。「を読まない人のための出版社」を掲げ、著者の思いを読者に届けるべく、試行錯誤を重ねて数々のユニークなを制作してきた。その出版スタイルはどのようにして気づかれたものなのか。独占インタビューで紐解いてみた。(山内貴範) サンクチュアリ出版とは? ――サンクチュアリ出版は、どのような経緯で立ち上がった出版社なのでしょうか。 橋:サンクチュアリ出版が現在の体制になって、今年で25年目です。創設者は高橋歩さんという人で、歩さんが20歳のときに「カクテル」という映画に憧れて、大学を中退し、友人アメリカンバー「ROCKWELL’S」を作るんですよ。2年で4店舗に広げるんですが、23歳のときになぜか友人に店を譲ってプータローになりました。 そしてある日突然、書店で「野口

    本を読まない人に向けた本作りでベストセラー多数! サンクチュアリ出版・橋本圭右編集長インタビュー
  • キズナアイから現在まで、バーチャルYouTuberを支える影の立役者 cort氏とライブカートゥーン社のこれまでとこれから

    キズナアイから現在まで、バーチャルYouTuberを支える影の立役者 cort氏とライブカートゥーン社のこれまでとこれから 2017年から2018年にかけて、一気にVTuber、バーチャルYouTuberが話題になってからはや5年。当時は“珍しいもの”として見られていたバーチャルYouTuberも、いまではコンビニの棚にコラボ商品が並んだり、地上波のテレビ番組に登場するまでの存在になった。 そんなバーチャルYouTuberを支え続ける人物がいる。辻昇平、あるいはcortの名で知られる3DCGクリエイターだ。2016年に合同会社ライブカートゥーンを設立、キズナアイ誕生にたずさわり、これまで数えきれないほどのバーチャルYouTuberの活動を支え、いまも日々3Dライブや配信の裏側で活躍している。 裏方ゆえ、彼の存在が目立つことはあまりないが、バーチャルYouTuberとファンの大切な時間を支え

    キズナアイから現在まで、バーチャルYouTuberを支える影の立役者 cort氏とライブカートゥーン社のこれまでとこれから
  • 「バラエティに魂を売ったような人間がいないとダメ」 マッコイ斉藤が考える、テレビとお笑いの現在地

    マッコイ斉藤『非エリートの勝負学』(サンクチュアリ出版) 『おねがい!マスカット』や『とんねるずのみなさんのおかげでした』などの総合演出を手掛け、バラエティ番組に新たな笑いを生み出してきたマッコイ斉藤が、自身初となる書籍『非エリートの勝負学』(サンクチュアリ出版)を上梓した。山形の農業高校から手ぶらで上京し、ゴールデンのバラエティ番組で総合演出を手がけるようになるまでの波瀾万丈な半生を綴った書は、自叙伝としてのみならず、現代のテレビ業界が抱えるジレンマやお笑いのあり方を問うメディア論としても読める一冊だ。現在はYouTubeでも存在感を示しているマッコイ斉藤は、昨今のバラエティ番組を取り巻く情報をどう見ているのか。たっぷりと話を聞いた。(編集部) ――このたび、初の著書『非エリートの勝負学』を上梓されたわけですが、なぜこのタイミングで、自らの半生を綴ったを書こうと思ったのでしょう? マ

    「バラエティに魂を売ったような人間がいないとダメ」 マッコイ斉藤が考える、テレビとお笑いの現在地
  • YOASOBIはなぜ時代の象徴になり得たのか? 日本初のビリオン再生、国内外での大規模ライブ……前人未到を更新する歩み

    YOASOBIはなぜ時代の象徴になり得たのか? 日初のビリオン再生、国内外での大規模ライブ……前人未到を更新する歩み 2020年代の音楽シーンの“主役”は、YOASOBIだ。 そう言い切れるだけの現象を、YOASOBIは巻き起こしてきた。ヒットチャートを席巻し、海外でも支持を広げ、J-POPの新しいスタンダードを作り上げてきた。特に今年の快進撃は目覚ましく、「アイドル」は2023年を代表する1曲となり、9月に放送を開始したTVアニメ『葬送のフリーレン』(日テレビ系)オープニングテーマの「勇者」も早速オリコン週間デジタルシングルランキングで初登場1位を獲得。YOASOBIにとって通算13作目の1位となった。 10月4日にリリースされた3rd EP『THE BOOK 3』は前作から約1年10カ月にわたるその足跡をまとめた1枚だ。リリースを機に、改めて「小説音楽にするユニット」YOASOB

    YOASOBIはなぜ時代の象徴になり得たのか? 日本初のビリオン再生、国内外での大規模ライブ……前人未到を更新する歩み
  • くるり×田中宗一郎が語り合う『感覚は道標』が2023年に生まれた意味 オリジナル編成で見出した“原点回帰ではない新しさ”

    くるり、14枚目のアルバム『感覚は道標』(10月4日発売)は、バンド結成時のドラマー・森信行を迎えて、オリジナル編成で制作された作品である。その制作過程を追いかけたバンド初のドキュメンタリー映画『くるりのえいが』 の公開も10月13日に迫る中、リアルサウンドでは前回(※1)に引き続き、くるりと音楽評論家・田中宗一郎による対談をセッティング。メンバー3人での再集結の経緯に始まり、スタジオ選び、サウンドやリズム、楽曲構造、歌詞……など、多方面から『感覚は道標』という作品を捉えていく。(編集部) 偶然と時の流れが実現させた、くるりのオリジナルメンバー再集結 ――今回、どんな経緯によってオリジナルメンバー3人でアルバムを作ることになったのでしょうか? 岸田繁(以下、岸田):今回が初めてじゃなく、これまでも何度か一緒にやっていたんですよ。イベントでリユニオン的にライブに出てもらったり、2回くらいプリ

    くるり×田中宗一郎が語り合う『感覚は道標』が2023年に生まれた意味 オリジナル編成で見出した“原点回帰ではない新しさ”
  • 『葬送のフリーレン』なぜ金曜ロードショーで放送? その狙いを原作から読み解く

    マンガ大賞2021を受賞した山田鐘人原作、アベツカサ作画の漫画『葬送のフリーレン』(小学館)がTVアニメとなって動き出す。初回を9月29日の日テレビ系「金曜ロードショー」で2時間スペシャルとして放送する扱いも特別なら、その後も新たに設けられる午後11時からのアニメ枠「FRIDAY ANIME NIGHT 」で放送という待遇も特別だ。それだけの価値を『葬送のフリーレン』という作品に認めている表れだろう。特に初回が2時間スペシャルになることは、原作の魅力や特徴を強く伝える効果を持つ。どういうことなのか? 「よくぞ魔王を打ち倒した。」。王のそんな言葉が告げるように、『葬送のフリーレン』という漫画は、冒険者仲間だった勇者のヒンメル、戦士のアイゼン、僧侶のハイター、そして魔法使いのフリーレンが邪悪な魔王を討ち果たしたところから幕を開ける。 普通のファンタジー小説ゲームだったら、エンディングに当た

    『葬送のフリーレン』なぜ金曜ロードショーで放送? その狙いを原作から読み解く
  • 祝・『ポップンミュージック』25周年! “渋谷系”との接続など、音楽的功績や筐体の歴史を改めて振り返る

    1997年12月にコナミ(現・コナミアミューズメント)から発売され、社会現象を巻き起こした『beatmania』のブームも冷めやらぬ1998年9月28日、アーケード音楽ゲーム『ポップンミュージック』(pop’n music、ポップン)はリリースされた。 2023年9月28日の今日は、令和の今なお最新作のリリースが続けられ、音楽ゲームブランドBEMANIの他作品と共にエンターテインメントを提供し続ける同作が、25周年の節目を迎えた記念すべき日である。 稿では、『ポップンミュージック』という偉大なゲームが歩んできた四半世紀を振り返り、その魅力をあらためて整理したい。 アーケードゲームとしてのポップン 初代ポップンの収録曲の多くは最新機種でも遊べる アーケード版『ポップンミュージック』のリリースは、前述の通り1998年9月のこと。2016年に株式会社コナミアミューズメント(以下、コナミ)の代表

    祝・『ポップンミュージック』25周年! “渋谷系”との接続など、音楽的功績や筐体の歴史を改めて振り返る
  • 声優・礒部花凜は“可愛い”で満足しない 「みんなが“自慢の推し”だと思えるような、求心力のある言葉を」

    人気コンテンツ『アイドルマスター シャイニーカラーズ』の月岡恋鐘役や『ウマ娘 プリティーダービー』のダイイチルビー役などで知られる、声優/女優・礒部花凜の1st写真集『私めく』が9月19日に発売された。 大胆なシーンも満載の写真集『私めく』先行カット 大阪芸大在学中の2015年にTVアニメ『Go!プリンセスプリキュア』のオープニング主題歌担当に抜擢されて芸能活動を始め、ミュージカル『薄桜鬼』などの2.5次元舞台への出演を経て、2017年にTVアニメ『Just Because!』で声優デビュー。今春にはポルノグラフィティの新藤晴一が原案・作詞・作曲を手掛けたミュージカル「ヴァグラント」に出演するなど、声優・女優と様々なフィールドで活動し、「プライベートはほぼないです」と明るく笑う彼女の“表現”に対する熱すぎる思いを聞いた。(永堀アツオ) 【記事の最後に礒部花凜さんのサイン入りチェキプレゼント

    声優・礒部花凜は“可愛い”で満足しない 「みんなが“自慢の推し”だと思えるような、求心力のある言葉を」
  • キズナアイ、星街すいせい、花譜、HACHI、長瀬有花……3名の有識者が振り返る、バーチャル音楽シーン発展の歴史

    キズナアイ、星街すいせい、花譜、HACHI、長瀬有花……3名の有識者が振り返る、バーチャル音楽シーン発展の歴史 VTuberによる音楽活動やバーチャルアーティストの存在が、音楽シーンにおいて注目を集めるようになってきた昨今。2018年に9週連続リリースで音楽通を唸らせたキズナアイ、日武道館公演を成功させた花譜、地上波音楽番組や「THE FIRST TAKE」出演で注目を集める星街すいせいをはじめ、HACHIや長瀬有花など、オルタナティブな活動で国内外で徐々に認知を高めているアーティストも多数存在する。 今でこそジャンルレスな楽曲リリースが目立つが、黎明期はインターネットミュージックやクラブミュージックとの接点が強かったバーチャルアーティストシーン。その音楽の発展はどのように行われていったのか。 リアルサウンドでは、バーチャル分野の現在を多方面に発信しているライターの森山ド・ロ氏、イベント

    キズナアイ、星街すいせい、花譜、HACHI、長瀬有花……3名の有識者が振り返る、バーチャル音楽シーン発展の歴史
  • 『アリスとテレスのまぼろし工場』の内容を徹底考察 “人間を描く”という岡田麿里の意識

    アニメーション脚家として多くのキャリアを積み、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などの作品で知られている、岡田麿里。監督デビューを果たした『さよならの朝に約束の花をかざろう』(2018年)に続き、監督第2作であると同時に劇場版の監督としても第2作となったのが、この度公開された『アリスとテレスのまぼろし工場』だ。『進撃の巨人』や『呪術廻戦』のアニメーションで知られるMAPPAと組んだオリジナル作品である。 もちろん今回も自身が脚を書いた作品だが、その内容は現在の日のアニメーション作品としては珍しく、非常に作家性が強いものとなっている。さらに、何やら謎めいている物語や、思わせぶりな演出には、ある種のざわざわとした違和感すら覚え、能的に“問題作”だという印象すら与えられるのだ。この背筋をゆっくり撫でられるような異様な感覚は、どこからくるのか。ここでは、作『アリスとテレスのまぼ

    『アリスとテレスのまぼろし工場』の内容を徹底考察 “人間を描く”という岡田麿里の意識
  • 悪役令嬢モノ、なぜ人気? はめふら、わたおし、溺愛ルート……話題作から読み解く面白さ

    「悪役令嬢」というジャンルが人気だ。アニメ化されたりランキングの上位に名を連ねたりする作品が多く出て来ている。悪役令嬢として断罪される運命に挑む展開に、入り組んだパズルを解くような楽しさがあるからか。完璧無比なヒロインとは違う悪役令嬢の存在が、逆に人間味を感じさせるからか。最近の「悪役令嬢」の話題作から面白さの理由に迫ってみた。 「悪役令嬢」の人気を作ったと言える作品が、山口悟による『乙女ゲーム破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』(一迅社文庫アイリス)だ。わがまま放題に育っていた公爵家令嬢のカタリナ・クラエスが8歳になった時、自分の前世が女子高生で、交通事故に遭って死んでしまったことを思い出した。 そして、自身のカタリナという名前や、近くにいた王国の第三王子ジオルドの存在から、自分がよくプレイしていた乙女ゲーム『FORTUNE・LOVER』とそっくりな世界にいることに気づく。そ

    悪役令嬢モノ、なぜ人気? はめふら、わたおし、溺愛ルート……話題作から読み解く面白さ
  • DCPRG『構造と力』リリース20周年 菊地成孔が語る、オルタナティブなグルーヴの現在

    音楽家で現在は音楽ギルド・新音楽制作工房も運営する菊地成孔。彼が率いていたDC/PRG(Date Course Pentagon Royal Garden/当時はDCPRG)による2ndアルバム『構造と力(Structure et Force)』が、2003年9月25日の発売から20周年を迎える。 作の収録曲は前作『アイアンマウンテン報告』と比べ、さらにクロスリズムやポリリズムにフォーカスしており、当時としては律動的かつかなり先鋭的な内容だった。特に当時、4拍子と5拍子が同時に鳴るリズムを踊れる楽曲に落とし込んだのは驚嘆でしかない。 しかし執筆家でもある菊地が膨大なテクストを残した副作用なのか、雑誌カルチャーの衰退が原因なのか、音楽そのものを具体的に語ったインタビューはネット上にほとんどないのが実情だ。そこでリリース20周年を期に『構造と力』の音楽的な回想を依頼。 「5」という数字(ペン

    DCPRG『構造と力』リリース20周年 菊地成孔が語る、オルタナティブなグルーヴの現在
  • 早乙女太一×青崎有吾『ノッキンオン・ロックドドア』対談前編 魅惑のキャラクター“糸切美影”はいかにして生まれたのか

    衝撃の展開で話題を集め、9月23日(土)にいよいよ最終回を迎えるオシドラサタデー『ノッキンオン・ロックドドア』(テレビ朝日系)。『トリック』『ケイゾク』『SPEC』と、バディものを次々とヒットさせてきた堤幸彦、『絶対零度』シリーズでおなじみの脚家・浜田秀哉という盤石の布陣で待望の映像化となった作は、気鋭のミステリー作家・青崎有吾が書き上げた同名小説を原作としている。韓国中国でも翻訳が発売され、webtoon版も好評配信中のベストセラー作品だ。 『ノッキンオン・ロックドドア』は、不可能犯罪のトリック=【HOW】を解明するのが得意な御殿場倒理(松村北斗)と、動機や理由=【WHY】を読み解く専門の片無氷雨(西畑大吾)が、お互いの得意分野を活かしながら難事件を解決していく痛快ミステリー。探偵事務所の共同経営者として共に事件を解決していく相棒でありながら、最大のライバルでもある2人。いがみ合

    早乙女太一×青崎有吾『ノッキンオン・ロックドドア』対談前編 魅惑のキャラクター“糸切美影”はいかにして生まれたのか
  • 『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』#10ーー20日間の旅を終えた“ひろゆきなり”の豊川Dへの感謝「自分より下がいると笑顔になれた」

    実業家の西村博之(以下、ひろゆき)がアフリカ諸国を旅するABEMAの番組『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』が9月10日(日)最終回を迎えた。 ひろゆきアフリカに置き去りにすると?『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』 ナミビアの砂漠からスタートし、20日間。バスやヒッチハイクした車、フェリーなどを乗り継ぎ移動すること約4000km。前回、ひろゆきはゲストのToshi、そして10日間旅を帯同した東出昌大と別れ、豊川Dとともに遮るもののないところからインド洋を臨むこと、つまりゴールを目指すことを決断した。 そんなひろゆきにとって、最後の夜、彼が語ったのはアフリカでの最後の晩餐についてだった。18時間のフェリー移動で疲労困憊な様子は見せていたが、それ以外は何も変わらない。「いや〜最後ですよ」「この旅、どうでしたか?」なんて改めては語ったりしないのが、非常に彼らしかった。 そんな夜を過ごし、迎え

    『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』#10ーー20日間の旅を終えた“ひろゆきなり”の豊川Dへの感謝「自分より下がいると笑顔になれた」
  • 「番組のサビは『結論』じゃなくて『脱線』」 『奇奇怪怪』TaiTan×玉置周啓が語る“面白くてキモくないコンテンツの作り方”

    「番組のサビは『結論』じゃなくて『脱線』」 『奇奇怪怪』TaiTan×玉置周啓が語る“面白くてキモくないコンテンツの作り方” Dos Monosのラッパー・TaiTanと、MONO NO AWAREのフロントマン・玉置周啓によるポッドキャスト番組「奇奇怪怪明解事典」。「JAPAN PODCAST AWARDS 2020」Spotify NEXT クリエイター賞の受賞を皮切りに、書籍化、アニメ化、さらには地上波への進出と、その活動の幅を広げてきた。 2023年5月には番組名を『奇奇怪怪』とリニューアル。さらに8月には書籍化・第弐集『奇奇怪怪』を刊行。書籍内に掲載される広告をリスナーから公募するなど、ポッドキャスト発の書籍ならではのの作り方にも注目が集まっている。レッドオーシャン化が進むポッドキャストの世界において、ほかとは一線を画すコンテンツを送り出しつ続けるパーソナリティの2人は、ここか

    「番組のサビは『結論』じゃなくて『脱線』」 『奇奇怪怪』TaiTan×玉置周啓が語る“面白くてキモくないコンテンツの作り方”
    akihiko810
    akihiko810 2023/09/15
    Dos Monosのラッパー・TaiTanと、MONO NO AWAREのフロントマン・玉置周啓によるポッドキャスト番組「奇奇怪怪明解事典」
  • 『ガールズバンドクライ』に結集した東映アニメーションのCG技術 平山理志Pが狙いを語る

    東映アニメーションが9月12日、3DCGによるアニメ『ガールズバンドクライ』プロジェクト技術的な特徴を伝えるプレス向け説明会を開催した。『ラブライブ!サンシャイン!!』の酒井和男を監督に迎え、神奈川県川崎市を舞台にバンド活動を通して成長していくキャラクターたちの姿が描かれる作品だ。東映アニメーション独自の“イラストルック”というアニメーション表現を用いており、表情も豊かかつ仕草もスムーズな映像に仕上がっている。いったいどのような技術が駆使されているのか。東映アニメーションの平山理志プロデューサーに聞いた。 ©東映アニメーション 「手描きのようでもなければ、ピクサーのようなリアルルックのものでもない、日独自のCGアニメーションを目指しました」。東映アニメーションでアニメ『ガールズバンドクライ』プロジェクトを推進する平山プロデューサーは、この作品で用いられる“イラストルック”アニメーション

    『ガールズバンドクライ』に結集した東映アニメーションのCG技術 平山理志Pが狙いを語る
  • M-1芸人の配信番組も大反響ーー“お笑い芸人特化“のラジオアプリ『GERA』が今熱い理由とは

    コロナ禍の影響もあり、ここ1年でPodcastやインターネットラジオそして最近ではClubhouseなどの“音声”を軸としたサービスが増加し、ユーザー数を増やしている。そんな広がりを見せ始めた音声メディアや音声SNSについて、有識者に未来を予想し考察してもらう連載企画「声とテクノロジーで変革する“メディアの未来”」。 ラジオ番組のなかでもパーソナリティとリスナーの親密な関係性からコアなファンを生み出し続ける「深夜ラジオ」。“リトルトゥース"、“クソメン・クソガール"などのリスナーの呼び名や、番組のコーナーやリアクションメールで才能を発揮するハガキ職人の存在など、独自の文化が生まれ、音声市場が多極化するなかでも揺るぎない存在感を発揮している。そんな深夜ラジオから強い影響を受け「お笑い芸人に特化したPodcast」を立ち上げたのがファンコミュニケーションの恩田貴大だ。お笑いラジオアプリ『GER

    M-1芸人の配信番組も大反響ーー“お笑い芸人特化“のラジオアプリ『GERA』が今熱い理由とは
  • 吉住が“教祖”と担がれるラジオで大切にしていること 「本来の私が出てきただけ」

    お笑いラジオアプリ「GERA」。 数ある地上波ラジオや音声配信アプリの中でも珍しい、お笑い芸人に特化したラジオアプリとして2019年に始まり、終了した番組を含めれば100組を超える芸人が登場してきた。 『吉住の聞かん坊な煩悩ガール』(通称、『煩悩ガール』)を担当する吉住は、2020年に『THE W』で優勝した数ヶ月後から番組を開始した。 ただの「あるある」ではなく、ちょっと変わっていたり、クセのある人間を演じる一人コントを強みとする吉住は、その設定の独特さだけでなく、まるで誰かが憑依しているかのように見えるほどの抜群の演技力も魅力だ。 しかし、コントには緻密に練られた台がある。吉住は、台のないトークをしたり、自身の感情を出すことに苦手意識を持っていた。そんな彼女に解放のきっかけをもたらしたのが『煩悩ガール』だった。 吉住を解放へ導いたのは、番組のリスナーだけでなく、放送作家として伴走す

    吉住が“教祖”と担がれるラジオで大切にしていること 「本来の私が出てきただけ」
  • 千葉雅也 × 速水健朗が語る、テクノロジーと創作の共進化 「マルチウィンドウは再評価すべき」

    千葉雅也の三冊目となる小説『エレクトリック』(新潮社)は、1995年の栃木県宇都宮市を舞台に、高校二年生の主人公・達也が東京へ憧れながら、広告業を営む父と過ごした日々を描いた青春小説だ。黎明期のインターネットをはじめとした当時のメディア環境を細かに描き出しているのも特徴で、2023年7月に『1973年に生まれて 団塊ジュニア世代の半世紀』(東京書籍)を著したライターの速水健朗も大きな感銘を受けたという。 1995年はどのような時代で、地方都市で暮らしていた少年たちは何を夢みていたのか。そして、メディアやテクノロジーの発展は創作にどんな変化をもたらすのか。千葉雅也と速水健朗の対談をお届けする。(編集部) メディアの変化と新しい時代への期待があった1995年 千葉雅也『エレクトリック』(新潮社) 速水:『エレクトリック』は1995年の栃木県宇都宮市を舞台にした小説です。真空管オーディオとCD、

    千葉雅也 × 速水健朗が語る、テクノロジーと創作の共進化 「マルチウィンドウは再評価すべき」
  • 漫画家と男の娘VTuberが辿ってきた“独自のルート” 佃煮のりお/犬山たまきが語り尽くす「のりプロ」のこれまでとこれから

    漫画家と男の娘VTuberが辿ってきた“独自のルート” 佃煮のりお/犬山たまきが語り尽くす「のりプロ」のこれまでとこれから バーチャルYouTuber(VTuber)をはじめとする、“バーチャルタレント”シーンを様々な視点から見ているクリエイター・文化人に話を聞く連載『Talk About Virtual Talent』。今回は『双葉さん家の姉弟』やアニメ化も果たした『ひめゴト』などで知られる漫画家・佃煮のりおがプロデュースするVTuberプロダクション「のりプロ」について、佃煮のりおと彼女が産んだ男の娘VTuber・犬山たまきへインタビュー。 多くの個性的なタレントが所属し、さらにはモデラーや動画師を自前で抱える「のりプロ」。今回は“ふたり”がVTuberとして走り始めたころから同事務所を立ち上げて現在に至るまでの軌跡を振り返ってもらった。 佃煮のりおのプロデュース手腕、犬山たまきの苦悩

    漫画家と男の娘VTuberが辿ってきた“独自のルート” 佃煮のりお/犬山たまきが語り尽くす「のりプロ」のこれまでとこれから