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  • 自由律俳句の近代 - Tedious Lecture

    「自由律俳句の近代」 (初出『鬼』2012/No.28) はじめに いわゆる自由律俳句の作家と言えば、尾崎放哉と種田山頭火が人気のツートップで、大手書店にいけばこの二人に関する書籍は何かが常に売られている。しかし、この二名の他は、俳人の間ですらほとんど作品を知られていないのではないだろうか。せいぜい、自由律の理論的支柱である荻原井泉水とか、最もはやく自由律を始めた天才肌の作家である中塚一碧楼、「陽へ病む」という最短句を詠んだ大橋裸木、高度成長後の夭折の自由律俳人である住宅顕信あたりが、多少作品を知っているとか、名前くらいは聞いたことがある、というところだろう。要は、ある時代に固まって自由律を詠んだ層がいて、ある時期において先の二人に興味が持たれて人気が定着したのであり、特に高度成長期以降に良く読まれ始めた山頭火は、作家の時代と読者の時代がかなりずれている。そして住宅顕信は山頭火の影響下に作

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