タグ

ブックマーク / blog.goo.ne.jp/nekomaro28 (1)

  • 神の棄てた裸体――イスラームの夜を歩く - 日日抄録

    神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く (新潮文庫) きわめて封建的で宗教色の強い世界、という見方をされるイスラーム世界の当の姿を見よう、ということで、著者が各国を旅してその実態をレポートしたである。 特に、「性」――人間の逃れられない欲望にして、また一番大切な「生」にもつながる部分――に焦点を当てたところが、生々しくもあり、衝撃的でもあった。 スマトラ地域の紛争の中で孤児になり、ブローカーに買われてジャカルタで売春婦をやっているエパという娘の話。 兵士が民間人の、しかも子供を日常的に襲う世界。紛争地域では、それが当然のこととしてあるのだろう。思えば、これまでそうした事実と向き合うことを避けてきた。考えたところで、どうすることもできないからだ。それが目の前で、当事者の口から告げられたことで、動揺を隠せなかったのだ。 彼女は、ベッドの染みを爪でこすりながらつづける。 「実はね、わたし、自分

    神の棄てた裸体――イスラームの夜を歩く - 日日抄録
  • 1