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ブックマーク / ji-sedai.jp (9)

  • 『「百合映画」完全ガイド』における表現につきまして - エディターズダイアリー | ジセダイ

    読者のみなさま 刊行直後より『「百合映画」完全ガイド』を多くの方に手にとっていただき、また、多くのご感想をお寄せいただき、まことにありがとうございます。 そのなかで、書第1刷の104ページに掲載の『バウンド』レビューに対するご指摘をいただきました。 当該レビューは下記のとおりとなっております。 ある空間にいる限りその隣室の様子を見ることはできない。隣室からセックスや拷問の声が聞こえても、見えるのは自室の壁紙とその模様だけ。だが映画にはカット割りが可能だ。次のカットが別の空間を写せば、見たかったものも可視化される。一方それは、前後のカットが「異空間」であることを確実に意識させる。近いようで遠い異空間である隣室。この距離感は作のヒロインらの心理関係を表象しているように思える。たった数晩肉体関係を持っただけの二人は、マフィアから大金を奪い取るなどという重大な共謀をするに足る信頼関係なのだろう

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  • 「天下統一だってカネのおかげだ!」 私たちが知らない経済史について話そう 三田紀房×藤野英人対談(前編) - ザ・ジセダイ教官 知は最高学府にある | ジセダイ

    中学生が投資する学園漫画『インベスターZ』を連載中の三田紀房さんと、「ひふみ投信」を運用するレオス・キャピタルワークスの藤野英人さん。「日人はお金が大好きなのに、心を隠している!」というのが2人の共通認識だ。私たちを取り巻く経済とお金について、目からウロコの対談をお送りする。 藤野英人(写真右) 藤野 『インベスターZ』の中で特に好きなのが、経済の歴史が出てくる場面です。第二次世界大戦中の株式市場の実態とか、日露戦争のファイナンスとか、すごく面白くて。 三田 実は経済史って学校の授業でほとんど習わないんですよ。一般的に語られる「歴史」は、武将の戦いと彼らが成功に至るプロセスといった、いわば政治の話が中心です。でも人間が昔から続けて来た営みの実態は、働いてべて生きていくこと。つまり経済活動です。経済があってこそ社会があり、政治があるのに、なぜ歴史では位置づけが逆なんだろうと思ってい

    「天下統一だってカネのおかげだ!」 私たちが知らない経済史について話そう 三田紀房×藤野英人対談(前編) - ザ・ジセダイ教官 知は最高学府にある | ジセダイ
  • HiGH&LOWを見ると思い出すマンガよもやま話 - 語らせてくれ『HiGH&LOW』! | ジセダイ

    これをご覧頂いている皆様におかれましては「HiGH&LOW」というコンテンツを耳にしておりますでしょうか? 何となく聞く機会があるけど、何なのかよく分からない、という方も幾らかの数は勿論いらっしゃいますでしょうし、当たり前だとも納得しております。 取りあえずもうディスク化もされておりますし、時間が取れたら何の気なしにご鑑賞ください。結局はそれで決まるだけの話です。むしろ誰それがハマっているからとか、そういう周囲に流される事なくご自分の感覚で是非を判断するのが最も正しいと思います。 「HiGH&LOW」というコンテンツは間違いなく面白いと断言しますが、当方の周囲にも何が面白いのか全く分からないという方もいますし、そもそも何それ? と存在すら認知していない方も多いです。 あの作品は言葉で紹介し誘導しようとするのがとても難しい作品です。俳優陣やそれぞれが演じる個々のキャラクターなども、ある程度断

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  • 第1回『ちはやふる 上の句/下の句』----風と光があなたに恵むように - ティーンムービーを見くびるな | ジセダイ

    クオリティの低いものも少なくなく、見くびられがちな「ティーンムービー」。しかしその中にも、演者・作り手双方の新たな才能のきらめきに立ち合ったかのような、ハッとする作品が存在します。また、そんな作品が増えてきています。連載では、「今、観るべきティーンムービー」を男女問わず、「映画館に年に数回以上行く」すべての観客層に向けてリコメンドしていきます。第1回の題材は、広瀬すず初主演で話題を呼んだ2016年のヒット映画『ちはやふる』です。書き手は、映画音楽ジャーナリストで『1998年の宇多田ヒカル』、『くるりのこと』の著者、宇野維正さん。鋭い分析にうなり、映画を観たくなることうけあいです。 前口上 映画批評の連載を始めます。作品の対象は、現在の日の「ティーンムービー」です。「ティーンムービー」とは何か? ここでは、主にコミックを原作とするティーン向けの恋愛映画のことを「ティーンムービー」と呼び

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  • オリンピックの熱狂と「転向」する文学者たち 2020年われわれは冷静でいられるか - ジセダイ総研 | ジセダイ

    文学者たちのあっけない「転向」 1964年10月の東京オリンピックは、「筆のオリンピック」とも呼ばれた。小説家や評論家など物書きの多くが、まるで競うようにオリンピックのことで筆を執ったからである。 当時はまだテレビタレントがいなかった時代。文学者は文化人の代表格であり、その観戦記は、今日のテレビ番組のレポートやコメントのように広く消費された。こうした文学者たちの文章は、同年12月刊行の『東京オリンピック 文学者の見た世紀の祭典』(講談社、2014年同学芸文庫で復刊)にまとめられている。 今日改めてこのを読むと、われわれは失笑を禁じえないだろう。というのも、名だたる文学者たちが、あまりにもあっけなく次々に「転向」してしまうからである。 文学者たちは、もともとオリンピック開催に対して批判的ないしは無関心だった。その辛辣な言葉の数々を少し引いてみよう。 「私もかなり批判的だった。たかがスポーツ

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  • ティラノサウルスに羽毛はあったのか? 史上最強恐竜にみる、科学の進歩と醍醐味 - ジセダイ総研 | ジセダイ

    ティラノサウルスはモフモフ? 筆者の生業はサイエンスライターである。とくに古生物学を軸としており、毎年、夏が近づくと、仕事量が増大する。仕事量が増えるにともなって、新たに多くの人々と出会うことになる。新たな出会いは、この仕事の魅力の一つだ。 さて、今にはじまったことではないが、それでも最近はとくに、出会った人々から次のような話を切り出されることが多い。 「恐竜の研究って、進んでいるんですね。最近(の復元)は、ティラノサウルスにも羽毛がモフモフでびっくりしました」 最初に書いておこう。 ティラノサウルスに羽毛があったかどうかは、よくわかっていない。 そこで、この記事では「よくわかっていない」理由について、くわしくみていくことにしよう。 全身羽毛のティラノサウルス。モフモフ感のある復元(服部雅人氏提供) 「久しぶりに恐竜に触れた」は、注意が必要 おそらく「子どもの頃から恐竜ファンで、ずっと恐竜

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  • 「家族が納得できる娯楽」としてのゲーム 『妖怪ウォッチ』成功の理由に迫る - ジセダイ総研 | ジセダイ

    ゲームを皮切りに、社会現象となっている「妖怪ウォッチ」。 「妖怪ウォッチ」は、なぜ社会現象になったのか? そこには、開発者側の緻密な計算があった。 「ポケモン」以来の「集めゲー」の伝統を受け継ぎつつ、「日常との地続き感」をより一層強化したものとなっている。また、ゲーム内に社会道徳の要素を盛り込むことで、親にとっても受け容れやすいものとなっているのだ。 「ゲームPTAの敵」と長らく言われてきた。「妖怪ウォッチ」は、ゲームとしての面白さを追求しつつ、「家族が納得できる娯楽」をつくりあげることで、同時にその壁も乗り越えたのだ。 発売一ヶ月で200万を突破 「妖怪ウォッチ」が話題である。 これはニンテンドー3DS用のゲームで、2013年にレベルファイブから発売された。以後、子供たちを中心にじわじわと支持を伸ばし、気付いてみれば関連グッズが品薄で全く手に入らなくなるほどの大ブームとなっていた。

    「家族が納得できる娯楽」としてのゲーム 『妖怪ウォッチ』成功の理由に迫る - ジセダイ総研 | ジセダイ
    akihiko810
    akihiko810 2014/08/29
    妖怪ウォッチのこの手の話は、「失敗した理由はわかるが、成功した理由はわからない」の典型なんだよなぁ
  • 「草食恐竜」なんていない? 古生物学から見る、科学報道の不確性 - ジセダイ総研 | ジセダイ

    先日、「世界最大の恐竜化石発見」のニュースが各メディアで一斉に報じられた。 しかし、この報道は根拠の非常に薄弱なものだった。 実は「草恐竜」や「毛の生えたティラノサウルスの復元図」など、古生物学に限って言っても、不正確な科学報道は多いのだ。 このような不正確な報道が相次ぐ背景には、ソースとなるべき通信社が配信した記事を、専門家ではない記者たちが、そのまま孫引きしていくという、マスメディアの構造的問題がある。 我々は、政治・社会に関する記事だけでなく、科学報道においても、必ずしも正確な事実が報じられているわけではないことを意識し、多角的な情報を摂取していく必要がある。 新聞各紙が報じたものの、ソースはプレスリリースのみ 夏である。子供たちの夏休みにあわせて、全国で恐竜関連の企画展が多くなり、あわせて関連ニュースも増える。 さて、2014年5月、各紙が一斉に報じた恐竜ニュースがある。それは「

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  • ジセダイ―星海社がおくる、ノンフィクション・教養・WEBエンタテインメント

    第1回 人工冬眠──冬眠技術で、未来に。 未来の姿をシミュレーションするSF小説ゲーム・キッズ〉シリーズを手がける小説家・渡辺浩弐が、「2030年「」を創造するテクノロジーの現場を取材… 続きを読む 円居挽のミステリ塾 第5回──ゲスト=麻耶雄嵩 円居挽さんと一緒に学ぶ「ミステリ塾」開講! 円居さんと新たな「ミステリのおもしろさ」を求めて5名の豪華ゲスト作家へインタビューを繰り広げた連続対… 続きを読む

    ジセダイ―星海社がおくる、ノンフィクション・教養・WEBエンタテインメント
    akihiko810
    akihiko810 2014/07/01
    人生を切り開いていこうとする次世代の人間に向けて、行動の機会を配るサイトです。読む→思考する→行動する
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