コミュニティーづくりから実戦の場へ――世田谷ものづくり学校が描く新ビジョン:モノづくり×ベンチャー インタビュー(2)(1/4 ページ) IID 世田谷ものづくり学校(IID)は2014年秋から、個人のクリエイターや中小企業を巻き込んでモノづくりを産業として発展させる体制を整えている。廃校を再活用したモノづくり拠点として2004年から行ってきた取り組みを基に、今後はどのようなビジョンで活動を進めようとしているのだろうか。 廃校を再生活用して地域に根差したモノづくりを――東京都世田谷区にあるIID 世田谷ものづくり学校(IID)は、2004年3月に廃校となった旧池尻中学校を再生活用した施設だ。さまざまな分野のクリエイターや企業に、校内の教室をオフィスとして提供する他、モノづくりにまつわるワークショップやイベントを開催している。 これまで、作り手と受け手の境界を取り払った誰にでも開かれたオープ